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赤ちゃんの成長に、 睡眠って関係あるの?

赤ちゃんの成長に、 睡眠って関係あるの?

赤ちゃんは眠っているときにも学んでる?

睡眠中も脳は大忙し
おだやかな満ち足りた表情で眠っている赤ちゃんは、見ていて本当にかわいいものです。「赤ちゃんが眠っている間に自分自身も眠れるんだ!」という点から も、ついにっこりしてしまうでしょう。 赤ちゃんが生まれて以来というもの、お母さんやお父さんは眠れるということは本当にありがたいものだと、しみじみ実感しているのではないでしょうか。そ う、睡眠時間を奪われてみると睡眠の大切さに改めて気づくのです。


でも育ち盛りの赤ちゃんにとっては、睡眠は大人よりももっと大切なものです。赤ちゃんは単に疲れたら眠って体を休め、その間脳はスイッチを切っていると考えているかもしれませんが、実は全く違うのです!よく眠っている赤ちゃんでも、脳の中では忙しく「学んで」います。睡眠中の脳の活動についての研究によると、脳のある領域は、睡眠中が一番活動的だったということです。赤ちゃんの脳は、目覚めているときには出来ないけれども、赤ちゃんが健やかに育つためには欠かせない大切な仕事を、身体の活動や意識が低下している睡眠中にしているのです。


赤ちゃんのまぶたは眠りへのサイン

赤ちゃんの目や耳は睡眠中お休みしています。眠っている間は外界から新しい情報は入ってきません。だからその間に、脳は新しく学んだことを、睡眠中の目や耳が休んでいる間に整理し記憶を確かなものにする、という大切な仕事を集中することができるのです。

このことをもう少し詳しく説明してみましょう。赤ちゃんの脳は目覚めているあいだ、目や耳や皮膚や行動など多方面からのあらゆる刺激に絶え間なくさらされ ます。この世に生まれたばかりの赤ちゃんの脳が受け取るのは新しい情報だらけです。そこで、脳は受け取った情報を整理して後から取り出せるようにしておく 必要があるのです。これは、大人が一日の仕事の終わりにファイル整理をするようなものす。人間の脳、とりわけ低月齢の赤ちゃんの場合、「ファイル整理」と は脳の神経細胞同士を接続する作業を伴います。脳は巨大な電子回路で、何かを学ぶたびに神経細胞間に新たな配線がされるわけですが、びっくりすることに、 脳の配線の大半は眠っている間につくられているということです。あなたの赤ちゃんのまぶたが下がってきたら、「そろそろ夜勤体制に入ってきた」のですね。


鳥のヒナの研究が赤ちゃんの眠りのヒントに!?

睡眠中も脳は大忙し
興味深いことに、脳の発達における睡眠の役割を解明する手がかりを与えてくれたのは、鳥のヒナを使った研究でした。研究者たちが実験に使ったのは、歌(さ えずり)習得の初期段階のヒナです。自然界においては鳥のヒナは母鳥の歌を聴いて真似することによって歌を練習しますが、この実験では母鳥の歌を録音した テープを使用しました。対象のヒナを2グループに分け、それぞれのグループに母鳥のテープを聞かせる「歌の練習」時間と、テープを聞かせない「休憩」時間 を与え、それを何回か繰り返すという実験です。片方のグループには歌の練習の合間の休憩時間にも目を覚ましたままにしておくようにしむけ、もう片方のグ ループには休憩時間に眠気をもよおすようにしむけました。

すると驚くべき発見がありました。歌の練習の合間に眠っていたヒナは、眠らなかったヒナと比較して、次回の練習の時にはより正確に歌をさえずることができ たのです。実は研究者たちは実験の際にヒナの脳の活動性も測定していました。母鳥の歌を真似しているときはどちらのグループのヒナの脳も活発に活動したと いうことです。しかし、「休憩」時間の脳の活動性は2グループで全く異なりました。眠らなかったヒナの脳の活動は「休憩」時間になると急速に減少していま した。それとは対照的に、眠っているヒナでは「休憩」時間でも脳の活動性はあるレベルに保たれていて、それはあたかも心のなかでもさえずっているか、母鳥 の歌をまだ聴いているかのようだったというのです。言い換えると、眠ったグループのヒナは、今しがた学んだことを復習して歌の微妙な部分まで覚えようと、 眠っている間も一生懸命だったのですが、眠らなかったグループのヒナはそれが出来なかったために、歌を覚えるのが遅かったのです。 次に鳥のさえずりに出会ったときは、睡眠のおかげでこんなに美しい歌になったんだと思い出してくださいね。


結論、赤ちゃんには眠ることは最も重要なこと

眠っている間も学んでいる 
鳥を使った研究で眠りと学習の関連が分かると、研究者たちの興味はヒトの睡眠へと向かいました。彼らは異なる睡眠の状態が脳内の接続をつくるのにどのよう な役割を担っているのかも理解したいとも考えました。ヒトの睡眠には、「静睡眠(ノンレム睡眠)」と「動睡眠(レム睡眠)」があります。静睡眠のときには 身体はあまり動かさず、ちょっとのことでは目を覚ましません。動睡眠の時には夢を見ており、頻繁に寝返りを打ったり、身体をぴくつかせたりしています。睡眠中の脳の様子を詳細に調べてみると、動睡眠のときと、静睡眠のときでは脳の働きは全く異なっていることが分かっています。 脳の大半が活発に活動しているのが動睡眠ですので、睡眠時のうち脳は働いているのは動睡眠のときのみ、と結論しそうになるかもしれませんがそうではありま せん。詳細に調べてみると、静睡眠のときにも、脳の活動は全体として抑えられてはいますが、特定の脳の部位においては忙しく活動していることがわかりま す。

現在は、各睡眠状態や睡眠状態の変わり目がそれぞれ、どのようにして脳に関与して学習への経路を作りだすのに関与しているのかを知りたい、という研究段階 に入っています。赤ちゃんの閉じられた目の裏ではいったい何が起こっているのか?脳内により複雑な経路を作り出すために、脳のそれぞれの領域がどのように 調整されているのか?眠りが奪われると、成長にどんな影響があるのか? 答えが何であれ明らかなのは、あなたの赤ちゃんの健やかな成長にとって、眠ることはとっても大切だということです。眠ることができなければ、 脳は日中に受け取った多くの情報を整理して長期記憶として自分のものにするという作業を効率的に行うことができません。赤ちゃんにとって、学んだことを整理することは学ぶこと自体と同じくらいに大切なことなのです。
赤ちゃんは昼間、あらゆる物体に触れ、さまざまな音を聞き、周りの世界を見まわしています。何か目新しい物体を見つけると、手で触れて感触や形を確かめ、 振り回して音をだし、口に入れてみたりしますが、ひとつの物体に対するそれぞれの行為から得られる感覚は別々の楽しい情報の断片として脳に送られていきま す。けれども目覚めているときの赤ちゃんには、それぞれの情報を一緒にまとめて、ひとつの物体の姿として理解するだけの時間がなかなかありません。なるほ ど日々新しい経験に満ちている赤ちゃんが、多くの睡眠を必要とするわけです。
今夜、眠っている赤ちゃんにそっとキスをしてあげながら、この可愛い閉じたまぶたの裏でなされていることに想像をめぐらせてみてください。赤ちゃんの脳は眠っている間も、昼間のワクワクするような発見を理解するために、せっせと働いているのです。

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