妊娠15週目について知っておきたいこと

この時期の赤ちゃんの大きさは

グレープフルーツ

ママは妊娠15週目に入りました。妊娠初期の最後の週です。次の週からは、安定期と呼ばれる妊娠中期に入ります。妊娠15週目に知っておきたいことをまとめました。

妊娠15週目に知っておきたい大切なポイントは?

おなかの中の赤ちゃんは毎日、成長しています。妊娠15週目のママのおなかや妊娠中に感じる症状も変わっていきます。妊娠15週目に知っておきたいポイントをまとめました。

  • 赤ちゃんの髪の毛が一部生え始めてきます。

  • 赤ちゃんはますます活発になり、動くようになりますが、まだ胎動を感じることはありません。

  • これまで感じていた妊娠中の症状が治まってきます。症状が楽になるので、元気が出てきます。

  • 妊娠15週目には、ママのおなかの膨らみが目立つようになります。

妊娠15週目:赤ちゃんの発達

もちろん、赤ちゃんによって成長のスピードは違います。妊娠15週目によく見られる赤ちゃんの発達についてまとめました。

  • 赤ちゃんの顔の器官が、本来あるべき位置にさらに移動していきます。耳は頭の両側の低い位置まで移動します。

  • 髪の毛が生え始めます。

  • フサフサの毛が生えた状態で生まれる赤ちゃんもいれば、生まれて数ヵ月は髪の毛が生えてこない赤ちゃんもいます。胎毛と呼ばれる柔らかくてフワフワした産毛が生え始め、やがて体全体を覆っていきます。

  • 薄く半透明の皮膚が血管を覆っていきます。赤ちゃんの心臓が動きだし、1日に47リットルほどの血が血管を流れています。

  • ママはまだ胎動を感じないですが、おなかの中の赤ちゃんはまるで体操選手のように羊膜嚢の中で活発に動いたり、向きを変えたり、回転したりしています。

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妊娠15週目は妊娠何ヵ月目になるの?

ママの妊娠期間を妊娠週で伝えるか、妊娠月で伝えるかは、お医者さんによって違いますが、妊娠週で数えるのが一般的です。では、妊娠15週目は何ヵ月目になるのでしょう?妊娠15週目は妊娠初期の最後の月、妊娠4ヵ月目の最後の週です。 ママのおなかの膨らみが目立ち始め、他の妊娠中の症状が出てきます。

妊娠15週目のママは、出産予定日はいつ?と疑問に思うのではないでしょうか。赤ちゃんに会える日を考えるだけでワクワクしますね。お医者さんがママの出産予定日を計算して教えてくれますが、パンパースの出産予定日計算ツール も是非、試してみましょう。

妊娠15週目の赤ちゃんの大きさは?

妊娠15週目の赤ちゃんの大きさは、10センチ程度のグレープフルーツくらいです

妊娠15週目の赤ちゃんの様子は?

下のイラストは、妊娠15週目のおなかの中の赤ちゃんの様子を表しています。ママのおなかの中での赤ちゃんの状態を確認しておきましょう。

妊娠15週目のママの体の症状は?

ママによって妊娠中の状況は変わります。妊娠12~15週目にはママのおなかの膨らみが目立ち始めて、ママのおなかは、知らない人が見ても「妊娠かな?」と思うぐらいに少しふっくらしてきます。

おなかが目立ち始めてきたら、そろそろ妊娠の報告を、と考えるママもいるかもしれません。まだ、秘密にしておきたいママは、ゆったりとしたおなかをすっぽりと覆うような服を着て、おなかの膨らみが判らないようにしてもいいでしょう。

次の週、妊娠16週目からは妊娠中期に入ります。妊娠中期には、疲れにくくなってきます。安定期に入って元気が出てくるので、体に負担のかからない運動を始めてもいいですね。出産準備クラスや同じように妊娠しているママ友のグループを探したり、赤ちゃんの部屋のレイアウトを考えたりし始めましょう。ただ、無理をしないで、休める時には体をゆっくりと休めるようにしてくださいね。

妊娠15週目:ママの症状

妊娠はママによって違います。ママが妊娠中に経験する症状が、他のママには出ないことももちろんあります。妊娠15週目のママがよく経験する症状をまとめました。どのような症状を経験するのか予め知っていると安心ですね。

  • 足のむくみ:妊娠中によく見られる症状の1つにむくみ(浮腫)があります。足や足首に症状が出ることが多いですが、手や腕に出てくることもあります。むくみの原因はおなかの中の赤ちゃんの成長に伴い血液量が増えて、ママの体の中に水分が溜まってしまうためと考えられています。足のむくみはリラキシンと呼ばれるホルモンが原因だと考えられています。リラキシンの分泌により足の靱帯が緩まり、骨が拡張していきます。むくみの解消法としては冷たい水に足を浸したり、足を高い位置にあげるのがいいと言われています。

  • 歯茎の腫れや出血:妊娠中に知覚過敏になったり、歯茎から出血したりする症状を経験するママもいます。妊娠中のホルモン の影響で炎症、歯周病や歯肉炎が発生しやすくなるためと言われています。これらの歯茎の病気は早産のリスクを高めることもあるので気をつけたいですね。食塩水でうがいをしたり、毛先の柔らかい歯ブラシでブラッシングをすると不快な症状が和らぐと言われています。心配な症状がある時には、歯医者さんの意見も聞いてみましょう。規則的な歯のケアを心がけ、半年ごとに歯の検診を受けるようにしましょう。

  • 鼻づまり:いつも鼻がつまっている気がする、鼻血がよく出るなどの症状がありますか?このような症状も妊娠ホルモンが影響している可能性があります。妊娠ホルモンの影響で妊娠中のママの鼻の粘膜が腫れたり乾燥したりすることが原因だと考えられています。水分を十分に取り、生理食塩水で鼻うがいなどをしてみましょう。

  • 背中の下部の痛み:妊娠15週目に背中の下部の痛みを感じるのはママだけではありません。多くの妊娠中のママが同じような症状を経験しています。良い姿勢を保つことで、痛みが和らぐと言われています。ローヒールのパンプスなどを履くのもおススメです。また、背中の筋肉を強くする軽度な運動は、背中の下部の痛みを予防したり、和らげたりしてくれます。

  • 体重増加嬉しいことに、妊娠15週目ぐらいにはつわりの症状が治まってきます。食欲が戻り、体重が増えてしまうことも。赤ちゃんは成長を続けるので、妊娠15週目のママのおなかの膨らみはより目立つようになります。

  • “妊娠による脳の働きの低下”:物忘れがひどくなったように感じる?寝不足やストレスなどの症状もホルモンの変化による影響と考えられています。妊娠することが妊娠中のママの記憶力や頭の働きに実際にどのような影響があるのかははっきりと分かっていませんが、ママが普段よりも注意力散漫になっていると感じるのであれば、他の妊娠中のママもおそらく同じような経験をしているでしょう。タブレット端末やスマートフォンの機能を使って、スケジュールやto do管理をしてはどうでしょう?妊娠中に脳の働きが低下するのが事実であってもなくても、ママはやるべきことを把握しておくことが重要です。

  • クモの巣状静脈瘤:妊娠すると血液の循環に変化が起こり、血液の量も増えていきます。血管が顔や足の皮膚表面に浮いて見えるのに気がついた妊娠中のママもいるでしょう。規則正しい運動や足を高く上げることが血液の循環によく、クモの巣状静脈瘤を予防すると言われています。通常、この症状は出産後には自然に消えていきます。

  • 尿路感染症:妊娠すると尿路感染症にかかりやすいと言われています。排尿時の痛みや非常に強い頻尿の症状、発熱や背中の痛みの症状が現れた時には、お医者さんにすぐに診てもらいましょう。 腎臓や膀胱の感染症が悪化しないよう、お医者さんは抗生物質を処方してくれるでしょう。

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妊娠15週目:ママのおなかの大きさは?

ママによって妊娠の状況は違います。おなかの膨らみもママによって違います。通常、妊娠12~15週目にはママのおなかの膨らみが目立ち始めるので、15週目にははっきりと判るママもいるかもしれません。子宮が大きくなってくると、恥骨から外へ出てきておへその下あたりまで上がってきます。ママのおなかは、知らない人が見ても「妊娠しているかな?」と思うぐらいに目立つようになってきます。

妊娠15週目になると、胎動をいつから感じるの? 疑問に思うママもいるでしょう。赤ちゃんはママのおなかの中で元気に動いていますが、赤ちゃんはまだ小さいので、妊娠15週目ではまだ赤ちゃんの動きを感じることはないでしょう。通常、初めての妊娠では妊娠20週目、過去に出産の経験のあるママでは、妊娠18~20週目頃から胎動を感じることが多いです。なお、胎動を感じる時期は、ママによって個人差があります。

妊娠15週目:ママの様子は?

妊娠15週目は妊娠4ヵ月目 []の最後の週です。妊娠15週目のママのおなかはどのような感じなのでしょう?下のイラストを参考にしてみましょう。

妊娠15週目:ママのやること・気をつけること

妊娠15週目だけではなく、妊娠期間中を通じてママに気をつけてもらいたいことはたくさんあります。出産場所について考えるなど、妊娠15週目のママにやってもらいたいポイントや知っておいてもらいたいことをまとめました。

  • 出産は体力勝負です。妊娠期間中に体力を持続するためや筋肉を鍛えるためには、ウォーキング、水泳やヨガなど軽いエクササイズを試してみましょう。まずはお医者さんにこれらの運動をしてもよいかどうかを確認してみてくださいね。ウォーキングは負担が少なく散歩がてらに家族やお友達とも一緒にできる運動なので、おススメです。毎日の運動量を管理し、記録してくれるフィットネスアプリを使うのもいい方法でしょう。メリットがいっぱいの妊娠中の運動 についてご紹介します。

  • どこで出産をするのか、もうすでに考えていますか? 産婦人科と言っても種類や特色は様々ですね。安全の観点から病院や認可を受けた助産院での出産を専門家は勧めていますが、かかりつけのお医者さんにどのような選択肢があるのかをきいてみましょう。ママが出産をする場所を決めたら、出産前に病院や助産院を一度見学できるか、問い合わせてみましょう。 また、分娩方法や分娩スタイルも妊娠中期に決めておきたいですね。例えば、ママが望むスタイルで出産が可能なのか、出産時に家族の立会いが可能なのかも併せて調べておきましょう。

  • もう少ししたら、赤ちゃんの耳が聞こえるようになりますよ。赤ちゃんに話しかけてママの声を聞かせたり、音楽を聞かせたりしましょう。ママのお気に入りの音楽を聴くことで、ママがリラックスして、ストレスが少なくなると言う嬉しいメリットもありますね。

パパへのアドバイス

妊娠中のママに元気が戻ってきます。ママと2人で楽しめることを考えてみませんか?一緒にヨガ教室に通ったり、水泳に行ったりすることで、出産に向けての体力作りができますね。気分転換に近場へ旅行に行くのもいいですね。

 

妊娠15週目:お医者さんに聞いてみましょう

妊娠15週目のママには色んな疑問が出てきます。妊婦健診の機会を利用して、お医者さんに聞いてみましょう。妊娠15週目のママが疑問に思うことを下に書き出しました。

  • 時々めまいを感じるけど、問題ない?対処法はあるの?

  • 妊娠中期に出生前診断を受けるメリットやデメリットは?

  • 歯医者さんでレントゲン検査を受けても大丈夫?

  • 妊娠中のストレスの対処法は?

よくある質問

妊娠15週目は妊娠初期の最後の週です。赤ちゃんが大きくなるので、ママの子宮は骨盤から出てきて、おへその下あたりまで上がってきます。

妊娠15週目のチェックリスト

ママは妊娠15週目に入りました。妊娠初期の最後の週です。次の週からは安定期と呼ばれる妊娠中期に入ります。妊娠15週目のママにやってもらいたいことをまとめました。

  • 赤ちゃんの部屋 に必要なものを考え始めましょう。また、アメリカで大人気のベビーシャワー(出産前パーティ)を計画中のママは、準備しましょう。ベビーシャワーについては、ベビーシャワーの究極ガイド を参考にしてください。

  • お医者さんに出産場所の決め方を相談してみましょう。自宅からの距離、先輩ママの評判、分娩方法に関するポリシー、家族の立会いが可能か、決めるポイントはたくさんありますね。

  • 仕事をしている妊娠中のママは、産休・育休制度 について調べ始めましょう。まだ出産まで時間はありますが、早いうちに調べておきましょう。

  • 次の週からはママは妊娠中期 に入ります。妊娠中期にはどのようなことが起こるのでしょう?確認しておきましょう。

本記事の内容について 本記事に掲載されている情報は、信頼のおける医療機関や政府機関からの情報にもとづいたものです。 参考及び参照のリンクにつきましては、以下をご参照ください。また、掲載された内容につきましては十分な注意を致しておりますが、医療従事者などの専門的な意見に取って代わるものではありませんので、ご注意ください。 診断や治療法につきましては、必ず 医療従事者などの専門的な意見を聞いていただきますよう、お願い申し上げます。2