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ママ、おねしょしちゃった!

ママ、おねしょしちゃった!

おねしょはめずらしいことではありませんが、ストレスに感じたり気まずく思ったりすることもあります。


ペニー・ドブソン
【遺尿症に関する情報センター(ERIC)長。子ども、若者、親および専門家に対して、おねしょやおしっこ・うんちのおもらしについてのアドバイスや情報を与えるイギリスの団体。】
(監訳:橋本武夫先生)

おねしょ(夜尿症)は、子どもや家族に大きなストレスや困惑を与える小児期によくある問題です。しかし、対策としてできることはあるのです。
ここでは、子どもが膀胱をうまくコントロールして、おねしょをしなくなるよう、両親ができる手助けの方法を紹介します。 

問題の程度

イギリスでは、5歳から16歳の子どもの50万人以上が定期的におねしょをすると推定されています。12歳までは男の子より女の子のほうがおねしょをする 回数が多いのですが、年齢が高い層(12歳16歳)では、逆に男の子のほうが多くなります。自分だけがこのような問題を抱えているのだ、と子どもは考え がちで、友達に打ち明けて秘密を分かち合う、というようなことはなかなかできることではありません。7歳9歳の30人クラスなら、少なくとも自分の他に もう1人はおねしょをしている子どもがいる可能性が高いことを知れば、その子どもにとって少しは慰めになるかもしれません。

膀胱の感覚

子どもは大きくなるにつれ徐々に、膀胱に尿がたまった、という感覚がわかるようになっていき、トイレやおまるが見つかるまで「我慢」し始めます。ほとんど の子どもが3歳になるまでに昼間のコントロールができるようになりますが、夜間にコントロールできるようになるにはもう少し時間が必要です。女の子はたい ていの場合、男の子より早くコントロールできるようになります。子どもが4歳になってもまだおねしょをするのは極めて普通なことであり、何年もの間、時々 おねしょをすることがあるかもしれません。

おねしょの原因になり得るもの

夜間に膀胱のコントロールができるようになるのが、他の子どもより遅い理由を特定するのは、必ずしも簡単なことではありません。しかし決して、子どもが怠惰であるとか、やる気が足りない、ということが理由ではありません。
私たちは現在、以下の中のどれか1つ、または2つ以上が合わさって、おねしょの原因となっているのではないかと考えています。 


・夜間、尿の生産を遅くする体のシステムがまだ正常に機能していないということ(この機能はホルモン、すなわち腎臓に作用するバソプレシンと呼ばれ る化学伝達物質によって制御されています)。従ってこのような子どもは、夜間でも昼間レベルの尿に対処しなければならないことになるのです。

・「尿がたまった」という信号を出す前に膀胱にためることのできる尿の量が、通常より少ないこと。(このような子どものほとんどが昼間にも少量の尿を漏らすことが多いのです。)
膀胱が「過活動」(神経因性膀胱あるいは不安定膀胱と呼ばれることもあります)で、いっぱいになる前に空にしなさい、という緊急信号を出しているのかもしれません。
膀胱が過活動なのかどうかは、通常昼間の状態で分かります。 


・「起きなさい」とか「我慢しなさい」など夜間に膀胱に伝えられる脳からの信号が伝わらない、つまり意識的な制御下にないということ。

・弟や妹が生まれた、親しい友達や親戚が亡くなった、あるいは新しい学校に通うことになったなど、子どもの生活の中の心配事によって、膀胱をコントロール できるようになるのが遅くなったり、またそのような心配事が、おねしょをしなかった子どもがおねしょをする「引き金」になることもあります。
また、母親か父親、あるいは両親が5歳になってもおねしょをしていた場合、その子どももおねしょをしなくなる時期が遅れるということも分かっています。

トイレトレーニング

親がトイレトレーニングについてゆったりと構えているほど、子どもは膀胱をコントロールできるようになりやすい傾向にあります。おまるに子どもを座らせ て、遊んだり物語を読んだりしながら穏やかな時間を過ごしましょう。おまるを使うことを褒めることは、子どもの膀胱コントロール習得に役立ち、罰を与える ことは子どもに緊張や不安をもたらし、逆効果になることがあります。トイレトレーニングは1歳半より前に始めた方がよいという根拠はありません。一般的に 言えることは、あなたのお子さんは自分のペースで膀胱のコントロールができるようになるのであり、親は案内役となり、励ますことで子どもを助けることがで きるということです。 

おねしょをしなくなるための最初のステップ

あなたのお子さんが3歳か4歳で、何ヶ月間も昼間おもらしをしないのであれば、寝るときはおむつを外したいかどうか、お子さんに確かめてみましょう。子ど もが興味を示せば(多くの子どもが濡れた布団やおむつについて話すことでそのヒントをくれます)、普通のパンツをはかせ、部屋の明かりを点けたままにし、 おまるをベッドのそばに置きましょう。吸水性のある使い捨てのベッドマットや掛け布団、マットレス用の丸洗いできる保護シートなど、おねしょ対策をするこ とを考えてもよいでしょう。

夜にほとんどおねしょをしなくなっても、励まし続けましょう。子どもがおねしょをしなくなるスピードは様々 です。たいていの場合、週に1〜2度おねしょをしない夜があるという状態から始まり、数ヵ月間かかってゆっくりと進んでいきます。ですから、あなたのお子 さんが例えば3週間もの間、毎日おねしょをしたとしても(洗濯も大変でしょうが)、落胆した様子を見せないよう努力しましょう。あなたのお子さんは多分、 まだ準備ができていないのかもしれません。このような段階では、おむつに戻すより、吸水パッド付きの夜用パンツをはかせることを考えたほうが良いかもしれ ません。そして34ヵ月後にまた試してみましょう。

5歳を過ぎた子どものおねしょ対策

5歳になってもおねしょをしてしまう子どもでも、ほとんどの場合、泌尿器系に身体的な欠陥はありません。ただし、中には「過活動」膀胱や尿路感染などの問題がある場合もあります。


尿が魚のような臭いがしたり、尿が出にくかったり、排尿時に痛みを伴ったり、しきりにのどが渇いたり、夜だけでなく昼も頻繁におもらしするような場合には、かかりつけの医師に相談するほうが良いでしょう。

眠っている間おしっこを「我慢」したり、尿がたまった膀胱の感覚で起きて、おまるやトイレに行けるようになっていない子ども(5〜7歳)に対する提案を以下に示します

1.お子さんは容易にトイレに行くことができますか?
・トイレが階下や少し遠い場所にある場合には、ベッドの近くにおまるを置くとよいでしょう。
・2段ベッドなら上段ではなく下段を使わせましょう。
・お子さんが暗闇を怖がるようなら、部屋の明かりやベッド近くの電気スタンドを点けたままにしましょう。

2.飲食について
・お子さんには1日中適度な量(6〜8杯、学校に行く日は2〜3杯)の水分を摂るように促しましょう。水分を制限することは助けにはなりません。膀胱は少 ない水分量に順応する傾向があるので、膀胱に尿がたまったという感覚が起こる前に、ためることのできる尿の量が少なくなるのです。


しかし、炭酸飲料やコーヒー・紅茶には注意が必要です。特に夜に飲ませることは絶対に避けましょう。これらの飲み物は腎臓に通常の量より多い量の尿を作るように促すからです。


・就寝前には確実にトイレに行かせるようにしましょう。
・できるだけ便秘にならないようにしましょう。便秘は夜に膀胱を「刺激」し、さらに頻繁に排尿することになります。全粒パン、ブラン・シリアル、冷凍や缶詰のエンドウ豆あるいは焼豆など食物繊維の多い食事がおすすめです。

3.褒めること
おねしょをしなかった時や夜自分で起きてトイレに行った時にはお子さんを褒めてあげましょう。そして、お子さんがおねしょをしても失望を見せないようにしましょう。たとえ失望を感じたとしても、ですよ!

4.起こす(あるいは「抱き上げる」)
ベッドにシミを作る回数が減ったり、シミが小さくなるという効果はありますが、無理やり起こしてもお子さんが、膀胱に尿がたまったという感覚に反応して起 きたり、「我慢」したりできるようになる手助けにはなりません。お子さんを「抱き上げる」のであれば、できる範囲で次のことを実行しましょう。


・お子さんが完全に目覚めていることを確かめましょう。
・毎日異なる時刻に起こしましょう。
・たとえ既にベッドが濡れていても、トイレに行かせましょう。

5.グラフを作る
日中たくさん水分を摂ることができたこと、就寝前にトイレに行ったこと、ベッドが濡れた時にあなたに知らせベッドメイキングのお手伝いしたことなどをグラフにするとよいでしょう。お子さんはご褒美は何がいいのか自分で決めるかもしれませんね。


ご褒美はグラフに貼るシールや好きなものの絵でよいでしょう。褒めることや励ますことは重要ですが、お子さんがおねしょをした時には、「事実をありのままに伝える」ようにしましょう。しかったり、罰を与えたりしてはいけません。

6.サプライズバッグ
お子さんの大好きなおもちゃの絵を点で描いて、何かを達成する度に点と点を結んでいきます。点は5つごとに大きくしておき、そこに到達すれば「サプライズ バッグ」、すなわち小さなご褒美を何かあげることにします。これがプレゼントである必要はありません。親と過ごす時間、ゲームをする時間あるいは物語を読 んでもらう時間であってもよいのです。おもちゃの絵が完成すれば、もっと大きなご褒美をあげるとよいでしょう。おもちゃそのものでも良いかもしれません。

7.専門家の助けを求める
失望感や怒りが頂点に達して、親や子どもが「手詰まり」状況に陥ることはよくあることです。専門家と話すことで、安心感が得られ、問題に取り組むための 「新たなスタート」を切ることができるでしょう。また、最適の対処法が選べるようになり、お子さんがおねしょをしなくなるように前進する手助けとなるで しょう。

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