育児ストレスとは?子育てストレスの解消法を教えて!

可愛い赤ちゃんや子どものお世話をしているのに、なぜか疲れやストレスで悩んでしまうことがあります。今、子育てをしているママパパの多くが、何らかの育児ストレスを経験しているのではないでしょうか?育児ストレスの原因を知り、効果的な育児ストレスの解消方法を探していきましょう!

育児ストレスとは?

子どもが小さいうちは、子どもの健康状態や成長に関する心配事が多く、ママは心身ともに子育ての負担が大きいでしょう。最近はそれに追い打ちをかけるように、新型コロナの影響で幼稚園や学校が閉鎖になったり、仕事がリモートワークになったりして、お友だちや同僚とのコミュニケーションが減ってしまいました。うまく事が進まなかった時にイライラしたり、ちょっとしたことで落ち込んで子供に怒鳴ってしまったり、子育てに関する問題が増えています。

赤ちゃんや子どもが健やかに育つためには、ママパパが心身ともに健康でいることが大切です。育児ストレスの原因を探り、育児ストレスをどう解消したらいいのか、育児ストレスを減らす方法について考えていきましょう。

育児ストレスの原因と解消法は?

ママが育児ストレスを感じてしまう原因は何なのでしょう?考えられる原因を下にまとめました。

  • 子どもが全く言うことを聞かない

お昼寝やお風呂に入る時に「イヤイヤ」を連発する。思い通りにいかない時、大声でわめいたり、ギャン泣きをしたり、のたうち回ったり。これは自我が芽生え始め、順調に成長をしているという証ですが、これが毎日続くとなると、ママはストレスが溜まりますね。子どもについつらく当たったり、怒鳴ったりしてしまうこともあるかもしれません。

(育児ストレス解消法は?)

子どもは親の思い通りには行動しないものです。だからと言って、ママパパの育て方が悪いわけではありません。子どもは褒められることで、認められたと思い、やる気を出します。何事にも完璧を目指さず、焦らないで、心にゆとりをもって子育てをしましょう。ママはなんでも一人で抱え込まず、パパや周りの家族、ママ友や専門家に相談しながら、みんなで子育てができるといいですね。叱ってばかりでは、子どもの健全な成長に良いことはありません。思い通りに行動しないのが当たり前と大きく構えて、子どもと関わっていきましょう。できたことはしっかり褒め、うまくいかなくても辛抱強く見守ってあげましょう。

  • 自分の時間がない、全く集中できない

育児中に全く自分の時間がない、と感じているママは多いのではないでしょうか。生まれて間もない赤ちゃんは、2~3時間おきの授乳やおむつ替え が必要です。ようやく授乳間隔が空いてきたと思ったら、今度は起きている時間が長くなり、やがて動きまわるようになります。ハイハイやつかまり立ち、伝い歩き、そしてよちよち歩きで色々なものを触ったり、椅子や机に登ったり、と行動範囲が広くなって、ママは目を離すことができませんね。育児の合間に、離乳食を手作りしているママもいるでしょう。

しばらくすると、今度はイヤイヤ期が始まります。こうなると、ますます自分の時間がなくなり、ママはストレスが溜まります。これらは赤ちゃんや子どもが成長している証拠なので、喜ぶべきことですが、しばらくこの生活が続くと考えると、育児ストレスが溜まってしまいますね。

(育児ストレス解消法は?)

パパにも協力してもらい、ひとりになってリフレッシュする時間を作りましょう。パパに家事や育児を協力してもらい、空いた時間で自分だけの時間を作ること がストレス解消に繋がります。パパにも子育ての大変さや日ごろのママの負担を知ってもらういい機会ですね。また、自分の時間を過ごしたい時は、言葉が十分に通じないと思う小さな年齢でも、子どもにきちんと説明することが大事です。「ママは今から〇〇をするから、悪いけどひとりで遊んでいてね」「少しの間、こっちの部屋にいるからね」など、丁寧に説明しましょう。そして、子どもがそっとママを一人にしてくれたら、「ありがとうね」と褒めてあげてください。子どもはママが喜んでいることが分かり、ママは安心して自分だけの時間が作れるでしょう。

  • 育児と家事、仕事の両立

働きながら子育てをしているママは、育児に家事に仕事、どれも大変です。新型コロナウイルスの感染が拡大したことで、小さな子どもがいる家族の生活は大きく変化しました。保育園や幼稚園が休園となり、子どもから離れられない日々を過ごし、自分の時間を持つことができませんでした。ワーキングママは子どもと同じ空間で仕事をしなければならず、本当に大変だったことでしょう。子どもが家にいると、仕事の間にかまってあげたり、食事を作ったりもしなければなりませんね。さらにパパがリモートワークになり、パパの分の食事まで用意しなければならなくなった、そんなママは多かったのではないでしょうか?全部を完璧にこなそうと頑張り、ストレスを感じたママも多かったでしょう。家事や育児、仕事が思い通りに進まないと、ストレスでキーッとなってしまうこともありますね。でも、うまくできない自分を責めないでください。ママは子育てと言う本当に大変な仕事をしています。まずは、そんな自分をしっかりと認めてあげてください。「私、こんなに頑張ってやってるから、休もう」「なんでも完璧にできないのは当たり前。悪いのは私はではないもん」と開き直っても大丈夫ですよ。

(育児ストレス解消法は?)

完璧主義をやめましょう。「育児も家事も仕事も、全部、完璧にこなさなければ」などと思い込んではいないでしょうか。子育てに疲れてしまう人ほど、真面目で責任感が強く、完璧主義になりがち。周囲に助けを求めることがなかなかできず、自分1人で解決しようと考えがちです。でも、育児は決して完璧にできるものではありません。また、完璧である必要もありません。手を抜きましょう。「やらなくてもいいこと」を決めることで、ママの心にゆとりが生まれます。大切な子どものためにも、完璧主義とはおさらばです。おおらかな育児を心がけてみましょう。

  • パパの協力が得られず、ワンオペ状態に

独身時代は自分のことだけ考えていればよかったのです。食事や家事などを適当に済ますこともできました。でも、パパや子どもがいるとそうはいきません。パパに協力をお願いしても、「仕事が忙しい」と言われる、手伝ってくれても、ママが満足できるレベルでないこともあるでしょう。そうなると、結局ママがひとりで全てをやることとなり、「どうして私ばっかり」とストレスが溜まってしまいます。

(育児ストレス解消法は?)

まずは、パパに「今、こういう状況なので、これをやって助けてほしい」と具体的に説明してみましょう。男性は自分から察するのが苦手だといいます。ママの大変さに気づいていない可能性もあります。

「〇〇してくれると助かる」など、まずは簡単なことから、パパにして欲しいことを具体的に伝えましょう。これからも手伝ってもらえるよう、手伝ってもらった後は、「ありがとう!とても助かった。パパ、大好き!」と感謝の言葉を忘れずに伝えましょう。

  • 一緒に住む同居家族が子育てに口を出してくる

子どもや赤ちゃんの体調が急に悪くなった時、ママパパが残業しなければならない時など、子どもの看病やお世話の手伝いなど、一緒に住む同居家族は働くママパパにとって本当にありがたい存在です。一方で家族のサポートに頼りすぎてしまうと、育児方法に口を出されることもあります。育児には親の考えがあるのに、同居家族が横から育児について口を出してくることに不満を感じているママは多いようです。

(育児ストレス解消法は?) 子育てに対する考え方は人によってさまざまです。異なる考えの中で育つことは、子どもにとってはいい事ではないでしょうか。それでも親としての育児方針を具体的に伝え、ある程度は妥協することも必要です。同居家族に協力してもらえることに感謝して、一緒に子どもの成長を楽しめるのが理想ですね。祖父母の時代の子育てと今の子育ては違います。お孫さん講座に参加してもらってはどうでしょうか。

  • いつも子供と一緒で、社会から取り残された感じがある

出産を機に育児休暇に入ったり、退職をしたりすると、社会から離れてしまった不安や孤立感を感じるママもいます。子育ても立派な仕事の1つであることは明らかですが、周りからの評価や報酬がないため、育児に価値を見出せないママもいます。

(育児ストレス解消法は?)

永遠に続くように思える育児にも終わりがあります。気づくと子どもは成長し、少しずつ親の手から離れていくものです。確かに今は大変な時期で、先が見えないように感じるかもしれませんが、2年、3年もすると、子ども同士で遊ぶようになり、状況も変わっています。

子育て中は、子ども中心の生活になり、肉体的にも精神的にも疲労の多い時期です。親の期待通りに子どもは成長しませんが、子どもの成長を通して、親自身も学ぶことが多くあります。子育てという素晴らしい経験ができるには限られた時間だけと納得すれば、気持ちが少し楽になるのではないでしょうか?

また、たまにはお友達や自分の親兄弟姉妹と会って、話や愚痴を聞いてもらいましょう。話を聞いてもらうだけで、ストレス解消になりますね。自分の悩みに共感してくれる人が周囲にいると思うだけで、心が落ち着いてくるものですよ。コミュニケーションを取るのに、SNSをうまく活用しているパパやママもいます。親子広場やサロンなどに外出してみることもお勧めします。

パパも積極的に子育てに参加しよう

イクメンと言う言葉ができてから久しいです。パパが子育てに関わることで、下のような多くのメリットがあります。

  • 子どもがパパとママの愛情を受けて育ちます。

  • ママが育児のストレスを一人で抱え込まなくてもよくなります。

  • ママの負担が減り、ママの笑顔が多くなります。

  • ママにもパパにもお互いへの感謝の気持ちが生まれ、夫婦関係が良くなります。

  • 子育てを通して世界が広がり、仕事でも新たなアイデアが出てくるかも?

パパが積極的に子育てに参加することで、これだけのメリットがあります。パパも仕事と子育ての両立を目指しましょう。

子育てにストレスを感じた時の相談先は?

子育て中に心身ともに疲れてしまったら、どこに相談したらいいのでしょう?第三者に話を聞いてもらったり、アドバイスを受けたりできれば、気持ちが軽くなりますね。主な相談先や支援機関をご紹介します。

  • 子ども家庭支援センター

  • 子育て世代包括支援センター

  • 産科・小児科など かかりつけのクリニック

  • 助産院

  • 各都道府県の助産師会の無料電話相談など

  • 保健所や市町村の保健センターで行っている育児相談や子育てアドバイザー

イライラがたまり、子どもにつらくあたってしまいそうな時には、どこに相談すればいいのでしょう?

電話相談ダイヤル「189」 :住んでいる地域の児童相談所につながり、子育ての不安や悩みの相談を受け付けています。子育てでイライラしてどうしようもない時、ひとりで悩まずに利用してみましょう。 厚生労働省ホームページ「赤ちゃんが泣きやまない」 厚生労働省のホームページでは心の悩みを相談できる窓口を紹介しています。 厚生労働省ホームページ「まもろうよ こころ」

よくある質問

子どもはママの思う通りには育たないもの、と心にゆとりをもって子どもと接しましょう。完璧主義はやめ、家事は手を抜いても大丈夫です。パパはもちろんのこと、周囲の人たちを巻き込んで、みんなで子育てしましょう。パパに協力してもらい、ママだけの一人の時間を持つこともとても大切です。

おわりに

ママが育児ストレスを感じるのは子育てを一生懸命に頑張っている証拠です。でも、育児ストレスをできるだけ解消することは、とても大事です。

育児に完璧を求めず、周りの人にサポートしてもらうことを心がけましょう。ママ友やアドバイザーなどママの気持ちに寄り添いながら、話を聞いてくれる相手と話をする事は、育児ストレス解消に大切です。

イライラした時、つい叫んでしまいそうになることもあるでしょう。手を上げてしまうこともあるかもしれません。そんな時には赤ちゃんや子どもを安全な場所に置いて、少しその場を離れてみませんか。1人で静かなところで深呼吸しながら10を数えてみてください。心が少しは落ち着きますよ。

本記事の内容について

本記事に掲載されている情報は、信頼のおける医療機関や政府機関からの情報にもとづいたものです。 参考及び参照のリンクにつきましては、以下をご参照ください。また、掲載された内容につきましては十分な注意を致しておりますが、医療従事者などの専門的な意見に取って代わるものではありませんので、ご注意ください。 診断や治療法につきましては、必ず 医療従事者などの専門的な意見を聞いていただきますよう、お願い申し上げます。

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