妊娠16週目

この時期の赤ちゃんの大きさは

りんご

妊娠16週目にはつわりも落ちつき、ママの体調は比較的安定してきます。妊娠安定期と呼ばれる時期に入り、ママの妊娠中の症状が少しラクになって、元気が出てくる時期です。ママのおなかの膨らみが目立つようになり、赤ちゃんの胎動を感じることもあります。赤ちゃんの発達や成長、ママが感じる妊娠中の症状など、妊娠16週目についてご紹介します。

妊娠16週目に知っておきたい大切なポイントは

妊娠16週目にはどのようなことが起こるのでしょう?下にまとめました。

  • おなかの中の赤ちゃんの手足の動きが活発になってきます。

  • 妊娠16週目の赤ちゃんの大きさはリンゴぐらいです。

  • 妊娠中期 は妊娠期間中の不快な症状が軽減され、体調が安定してくる時期です。妊娠中のママにとっては比較的ラクな時期で、元気も出てきます。

  • 妊娠中のほてりを聞いたことはありますか?この時期、ママの顔がほてって赤くなることがあります。

  • 妊娠16週目で赤ちゃんの性別が判るの?通常、妊娠14週目頃から赤ちゃんの性別が判るようになります。おなかの赤ちゃんの性別が判るまであと少しです。

妊娠16週目の赤ちゃんの発達

妊娠16週目になると、赤ちゃんの小さな筋肉がさらに強くなります。妊娠16週目の赤ちゃんにはどのような変化が起こるのでしょう?下にまとめました。

  • 頭が真っすぐに立つようになります。

  • 目がゆっくりと動き出します。

  • 協調性を持った手足の動きが始まります。

  • 赤ちゃんの耳が本来あるべき位置までさらに近づいていきます。妊娠16週目、または次の週には耳が聞こえるようになるとも言われています。妊娠中のママは恥ずかしがらずにおなかの中にいる赤ちゃんに話しかけたり、歌ってあげたりしましょう。

  • 妊娠16週目に超音波検査(エコー検査) を受けるママは、赤ちゃんの外性器が見えて性別が判るかもしれません。超音波検査ではっきりと見えなくても、数週間後の妊婦健診 ではお医者さんが赤ちゃんの性別を教えてくれるでしょう。もちろん赤ちゃんが産まれるまで性別を知りたくないママ・パパもいますね。産まれてくる赤ちゃんの性別を教えてもらうかどうかはママ・パパ次第です!

ママは妊娠16週目に入りました。親戚やお友だちへの妊娠の報告について考え始めていますか?仕事をしているママは会社や同僚にいつ、どんなタイミングで伝えればいいのか悩んでしまいますね。通常、妊娠中期に入ってから報告をする人が多いようです。SNSを使って報告をする人も多いかもしれません。思い出に残る妊娠報告の方法を考えましょう。

妊娠16週目は妊娠何ヵ月目になるの?

ママの妊娠期間を妊娠週で伝えるか、妊娠月で伝えるかは、お医者さんによって違います。妊娠16週目は妊娠5ヵ月目の最初の週に当たります。妊娠5ヵ月(妊娠16週)〜7ヵ月(妊娠27週)を妊娠中期と呼びます。

妊娠16週目の赤ちゃんの大きさは?

妊娠16週目のおなかの中の赤ちゃんの大きさはリンゴぐらいです。赤ちゃんの頭からお尻までの平均身長は10センチほど、平均体重は113グラムほどです。

妊娠16週目の赤ちゃんの様子は?

下のイラストは、妊娠16週目のおなかの中の赤ちゃんの様子を表しています。

妊娠16週目のママの体の症状は ?

あと4週間もすれば、妊娠期間は折り返し地点に入ります。ママは十分に眠れているでしょうか?妊娠中、専門家達は横向き寝で眠る姿勢を勧めています。

どうして横向き寝がおススメなのでしょう?この理由を見ていきましょう。 妊娠16週目でうつ伏せ寝をするとママのおなかが圧迫されて苦しくなってしまいますね。では、仰向けに眠った場合はどうでしょう?仰向けに寝ると、血液を心臓に戻す働きをする静脈を強く圧迫すると専門家は考えます。

一方、左側を下にして横向きで眠ると、血液の循環がよくなると考えられています。横向きで寝ることで、おなかの中の赤ちゃんや、ママの子宮や腎臓への血流を妨げることもありません。両足の間に枕やクッションを挟む方法もあります。枕やクッションをもう1つ用意し、ママの腹部を支えながらリラックスできるように調整してみてください。妊娠中に快適に眠れる姿勢 が見つからない時には、お医者さんに聞いてみましょう。

赤ちゃんが動いているのを感じたママもいるのでは?妊娠16~20週目あたりに、おなかの赤ちゃんが動いているのを感じ始める ようになります。これがいわゆる胎動と呼ばれるものです。でも、胎動を感じないからと言って心配することは全くありません。赤ちゃんはまだとても小さいですし、妊娠中の症状もママによって違います。

妊娠16週目の赤ちゃんの動きはまだ弱いので、ママが感じているものがただ単におなかがゴロゴロと言っているのか、おなかが空いているのか、おなかにガスが溜まっているのか、胎動なのかを見極めるのは難しいかもしれませんね。

妊娠16週目によく見られる妊娠中の症状は?

妊娠はママによって違います。ママが妊娠中に経験する症状が別の妊娠中のママには出ないことももちろんあります。妊娠16週目のママによく見られる妊娠中の症状をまとめているので、参考にしてくださいね。妊娠中にどのような症状があるのかを知っておくと、安心ですね。

  • 妊娠中の肌の変化:妊娠中のほてりについて聞いたことがありますか? ママが経験する可能性もあるので、このような症状があることを知っておいてくださいね。静脈を流れる血液の量が増え、妊娠ホルモンが原因で皮脂の分泌が増えるので、肌が赤くなったりテカったりしているように見えることがあります。ほとんどのママは、妊娠中の肌の状態に不満を持っているわけではないと思いますが、妊娠中には妊娠黒皮症と呼ばれるシミやニキビに悩まされることがあります。この妊娠黒皮症は出産後には自然に消えていきますので、心配しないでくださいね。1日に2回、肌にやさしい洗顔フォームとぬるま湯で洗顔することで、妊娠中の肌のトラブルを予防することができますよ。妊娠中にも安心して使えるスキンケア製品を、かかりつけのお医者さんや皮膚科の先生に聞いてみましょう。

  • 鼻血が出る:妊娠16週目に鼻血に悩まされる妊娠中のママもいます。妊娠中の鼻血は、血液量の増加と女性ホルモンの増加が原因だと考えられています。妊娠中に鼻血が出るのは珍しいことではないですが、心配になりますね。部屋で加湿器を使って空気の乾燥を最小限に抑えたり、鼻孔の両側にワセリンなどを塗って保湿したり、鼻をかむ代わりに優しく鼻の掃除をしたりすることで、妊娠中の鼻血を予防することができます。

  • 背中の下部の痛み:妊娠16週目だけではなく、妊娠中期や後期にほとんどの妊娠中のママが経験する症状です。妊娠中の背中や腰の痛みを和らげる方法 を知っておきましょう。温かいお風呂やシャワー、負担がかかる背中の筋肉をリラックスさせるための規則的なストレッチ運動、正しい姿勢を心がけてかかとの低いパンプスなどを履くのが不快な症状を和らげるのに良いとされています。運動も背中や腰の痛みには良いと言われています。妊娠中におススメの運動 を参考にしてくださいね。

  • めまいや立ちくらみ:めまいや立ちくらみで、部屋がクルクル回っているように感じることがありますか? めまいも妊娠中のママによくある症状です。妊娠中のホルモンの変化による血の巡りに及ぼす副作用が原因だと考えられています。水分補給を十分に行い、長時間立ったままでいることは控えましょう。めまいを感じた時には横向きの姿勢で横になりましょう。運動中にめまいを感じた時は、お医者さんに相談するようにしましょう。

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妊娠16週目のママのおなかの大きさは?

妊娠中の状況はママによって異なりますが、妊娠16週目になるとママのおなかの膨らみが目立ち始めます。妊娠16週目になると赤ちゃんはおなかのどの辺にいるのかしら?疑問に思うママもいるでしょう。妊娠中期になると、ママの子宮はおへその上の方に上がってきます。また、子宮が大きくなり、骨盤からはみ出してくるので、骨盤に痛みを感じたり、不快な症状を感じたりすることもあります。

ママのおなかが大きくなり始めたら、ゆったりした着心地のマタニティウェアを着るようにしましょう。

妊娠16週目のママのおなかの様子は?

妊娠16週目は妊娠5ヵ月目の最初の週です。妊娠16週目のママのおなかはどのような感じなのでしょう?下のイラストを参考にしてみましょう。

妊娠16週目のママのやること・気をつけること

妊娠安定期に入り、ママの妊娠初期の症状が少しおさまってきました。体調が比較的にラクになり、ママは元気が出てきたのでは?おなかが膨らんできたママが心地よく眠れる姿勢を見つけたり、安定期に入ったら行きたい旅行先を探したりするなど、妊娠中期にもママにやって欲しいことや気をつけて欲しいことが幾つかあります。

  • 妊娠中でも、この時期は楽しいことでいっぱいですね。妊娠16週目になると、ママを悩ませていた妊娠初期の症状が消えて、体力が戻ってきます。マタニティヨガ 、ウォーキングや水泳など、体に負担の少ない運動を楽しんでみましょう。

  • 妊娠16週目にマタニティウェアを用意しておくと、より快適に過ごせるかもしれません。妊娠中はおなかだけではなくママのおっぱいも大きくなるので、マタニティーブラも必要になります。ストラップ部分の幅が広くて後ろのホックを調整できる、しっかりとママのおっぱいを支えてくれるタイプを選びましょう。妊娠中はおっぱいの大きさが変わってきます。妊娠週数が進むにつれて、ママの体形は変わってきます。運動をするママは、体形に合った着け心地の良い大き目サイズのスポーツブラを使ってみましょう。

  • ママは快適に眠れていますか? 楽に眠る姿勢が見つからない?こんな時にはクッションや枕が強い味方。両膝の間やおなかの下にクッションを挟み、横向きに寝てみましょう。妊娠中のママ向けの抱き枕なども販売されています。どのようなものがあるかをチェックしてみましょう。

  • 妊娠が安定する妊娠中期にパパと二人での旅行計画を立ててみませんか。赤ちゃんが産まれたら、旅行に行くのも簡単ではなくなりますよ。週末を利用して近場へ、休みが取れるなら、リラックスできる少し長めの旅行を。旅行先でママの体調が急変する可能性もあります。かかりつけのお医者さんに相談し、予め旅行先の医療機関などを調べておきましょう。飛行機で旅行をする場合は、必ず航空会社に確認をしておきましょう。

  • 過去に出産の経験があるママは、今回の妊娠と前回の妊娠がどのように違うのか興味がありますね。1人目と2人目の妊娠中の症状の違い を参考にしてくださいね。

 

 

パパへのアドバイス

妊娠16週目のママは、大きくなったおなかや腰の痛み、鼻づまりで快適に眠ることが難しくなります。ママがゆっくりと快適に眠ることができるよう、部屋を静かにする、枕・クッションや加湿器を購入する、ホワイトノイズマシンを使う等、ママがリラックスして眠ることができる環境を作ってあげてくださいね。

 

妊娠16週目にお医者さんに聞いてみましょう

妊娠期間中、お医者さんはママとおなかの中の赤ちゃんの様子を診ています。妊娠16週目のママが妊娠中の状態や妊娠中期について、疑問に思ったり不安に感じたりしていることがあれば、お医者さんにどんどん聞いてみましょう。妊娠16週目のママの多くが疑問に思うことをまとめました。

  • 妊娠16週目のママの体重増加は理想的 ? 妊娠前のママのBMI 指数が標準(18.5以上~25.0未満)の区分であれば、今後出産までの期間に1週間に450グラムほど体重を増やしていきましょう。妊娠中の理想的な体重増加のために何を食べていいか判らない時は、お医者さんに相談しましょう。栄養士に相談するように勧められることもあるでしょう。

  • 母体血清マーカーテスト(MSAFPテスト)と言う言葉を聞いたことがありますか?妊娠16~18週目にかけて実施されるダウン症や 二分脊椎などの赤ちゃんの先天性異常を発見することを目的とする血液検査です。全ての妊娠中のママにこのスクリーニング検査が勧められますが、保険適用外となりますし、必ずしも受けなければならないものではありません。スクリーニング検査を受けるかどうかはお医者さんと相談して決めましょう。

  • 羊水検査を受けるべき?

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よくある質問

妊娠中の症状はママによって違います。妊娠中のママがみんな感じるわけではないですが、妊娠16週目によく見られる症状は以下のものがあります。

  • よく眠れなくなる
  • 肌の状態の変化
  • 鼻血が出る
  • 背中の下部や腰の痛み
  • めまい

妊娠16週目のチェックリスト

ママは妊娠16週目。妊娠中期の最初の妊娠月に入りました。妊娠16週目のママにやってもらいたいことをまとめました。

  • 生まれた赤ちゃんを何らかの理由で預けなければならない時もあるでしょう。万が一のために、保育サービスやベビーシッターなどの選択肢や料金などを調べておきましょう。出産後は自宅で赤ちゃんのお世話をするママ・パパもいれば、保育園を利用する、または在宅での保育サービスを希望するママもいます。

  • 今のうちに歯科検診を受けておきましょう。過去6ヵ月間に歯科検診を受けていなければ、念のために受けるようにしておきましょう。

  • パパと二人きりでの旅行の計画を立ててみませんか?赤ちゃんが産まれたら、旅行に行くのも難しくなります。旅行前の妊娠16週目の妊婦健診でお医者さんが問題ないと判断したら、 パパと二人きりのリラックスできる時間を計画してみましょう。

  • 妊娠の報告を周りの人にいつどのようにするか、考えていますか?仕事をしているママは会社や同僚にいつ、どんなタイミングで伝えればいいのか悩んでしまいますね。通常、妊娠中期に入ってから報告をする人が多いようです。今の時代、ソーシャルメディアを使って報告をする手もありますね!思い出に残る妊娠報告の方法を考えましょう。

本記事の内容について 本記事に掲載されている情報は、信頼のおける医療機関や政府機関からの情報にもとづいたものです。 参考及び参照のリンクにつきましては、以下をご参照ください。また、掲載された内容につきましては十分な注意を致しておりますが、医療従事者などの専門的な意見に取って代わるものではありませんので、ご注意ください。 診断や治療法につきましては、必ず 医療従事者などの専門的な意見を聞いていただきますよう、お願い申し上げます。