妊娠8週目

この時期の赤ちゃんの大きさは

ラズベリー

妊娠8週目になると、ママの妊娠はさらに進んでいきます。また、妊娠8週目には、つわり、軽いけいれん、少量の出血などの妊娠中によく見られる症状が出てくるようになります。ただ、妊娠中の症状はママによって違うので、妊娠中8週目に妊娠中の症状が出ていなくても問題ありません。妊娠8週目のママの症状や赤ちゃんの成長などをご紹介します。

妊娠8週目に知っておきたい大切なポイントは?

妊娠8週目のママに知っておいてほしいポイントが幾つかあります。

  • 妊娠8週目には、赤ちゃんの手や足に小さな指やつま先が出てきます。

  • 妊娠8週目頃に最初の妊婦健診 があるかもしれません。妊婦健診の時には、日ごろ疑問に思っていることなどを積極的に聞いてみましょう。

  • 妊娠の報告をいつ、どのようにするかを考え始めましょう。通常、多くのママは妊娠初期の終わりに報告するようです。

  • 背中の下の方に痛みを感じ始めるママも。ママの大きくなる子宮を支えるために筋肉が頑張っています。

妊娠8週目の妊娠判定

妊娠8週目頃に妊娠検査薬で調べると、ほとんどの場合陽性反応が出るでしょう。受精卵からママの尿中に分泌されるヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)と呼ばれるホルモンがあり、赤ちゃんが着床すると尿中に出てきます。hCGは受精卵が着床して間もないころから増え始め、1週間ほどすればかなり増えてきます。妊娠検査薬 は、この尿中のhCGホルモンを検知して反応するので、妊娠初期だとhCGの出方が少ないこともあり、陽性反応が出ないこともあります。妊娠8週目でも、hCGホルモンの濃度が薄いと、妊娠検査薬で偽陰性が出ることもあり得るので、その場合は少し時間を置いてから、もう一度妊娠検査薬で検査をしてみましょう。妊娠検査薬で陽性反応が出たら、必ず産婦人科のお医者さんに診てもらいましょう。 “今、妊娠8週目と言うことは、出産予定日はいつ?” 妊娠が判ったら、次に気になるのは出産予定日。妊娠期間中、ママのことをしっかりと見守ってくれるのは産婦人科のお医者さん。ママの出産予定日もしっかりと計算してくれますよ。まだ産婦人科のお医者さんに聞いていないママは、パンパースの妊娠計算ツールで出産予定日を調べてみましょう

妊娠8週目は妊娠何ヵ月なの?

大抵、お医者さんはママの妊娠期間を妊娠週で伝えますが、妊娠月で伝えるお医者さんもいます。妊娠期間は通常、10ヵ月(妊娠40週0日)を目安とします。月経周期を28日とし、これを1ヵ月として計算していくので、ちょっと複雑になります。ママに妊娠の症状が出ておらずお腹が膨らんでいなくても、妊娠8週目のママは妊娠3ヵ月目の最初の月となります。

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妊娠8週目:赤ちゃんの発達

妊娠8週目になると、赤ちゃんの発達のために大切な変化が起こります。妊娠8週目の赤ちゃんの発達についてまとめました。

妊娠8週目の赤ちゃんの体には、手足を含め臓器や外部に重要な変化が現れます。

  • 頭や体の部分が区別され、小さな芽のようだった手足から、小さな指が形成され始めます。肘や腕を曲げることができるようになります。

  • 目に色がつき始めて生殖器も形成されていきますが、赤ちゃんの性別が判るのはもう少し後になります。

  • 外から見えるこれらの部位や器官だけでなく、赤ちゃんの臓器も同時に発達しています。腸が形成され始めますが、赤ちゃんのお腹の中にはまだ十分なスペースがないので、へその緒の中へ移動してきます。赤ちゃんの成長はまだ初期段階ですが、腸は体の中でできた老廃物を外に出すためにすでに働いているのです。

妊娠8週目:赤ちゃんの大きさは?

お腹の中の赤ちゃんは、これからさらに急激に変化していきますよ! 大きさは頭からお尻まで1.2~1.5センチメートルで、ラスベリーぐらいの大きさです。

妊娠8週目の赤ちゃんの様子は?

下は、ママの子宮の中で、妊娠8週目の赤ちゃんのイラストです。安全なママのお腹の中で、赤ちゃんは成長していきます。

妊娠8週目:ママの体は?

妊娠8週目になると、妊娠中の症状 に悩まされるママが多くなります。服がきつくなってきていませんか?これまでに出ていなかった妊娠の症状も出てくるようにもなります。でも、嬉しいこともあります。それは、お腹の中の赤ちゃんの心音を聞けるかもしれないということ。ママは初めての妊娠ですか?すでに出産の経験があるママは、最初の妊娠と2回目の妊娠の違い が気になるかもしれません。参考にしてくださいね。

妊娠8週目: ママに出る症状は?

妊娠8週目のママにはどのような症状が出るのでしょうか?妊娠はママによって違うので、妊娠8週目にはこの症状が現れているはず、と言うようなものはありません。妊娠8週目のママに出てくる一般的な症状をご紹介します。

  • つわりの症状:妊娠8週目には、胃のムカムカや吐き気を感じたり、または実際に嘔吐してしまうママもいます。嬉しいことに、つわりの症状 は、妊娠中期 には治まってきます。ママが妊娠中期に入るのはもうすぐなので、もう少しの辛抱です! つわりの症状を抑える良い方法はあるのでしょうか?朝、目が覚めたら起き上がる前にクラッカーを齧ってみる、1日の食事を3回ではなく、5~6回に分けて少量ずつ食べるように工夫するのも良いでしょう。

  • 食べ物の嗜好の変化:これまでに何とも感じなかった味やにおいが、鼻についたり不快に感じたりすることがあります。これは妊娠によるホルモンバランスの変化が妊娠中のママの味覚や嗅覚に影響し、ママの胃がまるでジェットコースターに乗っているかのように感じるためと考えられています。何を食べても吐き気を催したり、症状が改善しない時には、お医者さんに相談しましょう。

  • 下痢の症状妊娠中のママの消化器官は、さらに敏感になってきます。下痢、便秘、胃の痛みは妊娠8週目によく見られる症状です。健康的な食生活 と十分な水分補給ができているか、もう一度確認してくださいね。下痢の症状が24時間以上も続く、さらに他の症状も出てきた場合は、お医者さんに相談しましょう。お医者さんに診てもらう前にむやみに市販の下痢止めの薬などは飲まないでください。

  • 頻尿の症状妊娠8週目になると、ママがトイレに行く回数が増えてきます。妊娠期間中、出たと思ったら消える症状がありますが、頻尿は妊娠期間中にずっと出てくる症状です。お腹の赤ちゃんが大きくなるにつれて、ママの子宮がさらに広がり膀胱を圧迫していくので、頻尿の症状は妊娠後期や出産まで続くと考えておきましょう。

  • 下腹部のけいれん:下腹部のけいれんも妊娠8週目によく出てくる症状です。この軽いけいれんや生理が来たような感じの症状は、ママの子宮が大きくなっていくことと関係があると考えられています。けいれんが辛いようであれば、お医者さんに対応策を聞いてみましょう。

  • 背中や腰の痛み:妊娠8週目に、背中の下部や腰に痛みを感じるママもいるでしょう。ママの大きくなる子宮を支えようとして、背中の筋肉にいつもより負担がかかっているためです。さらにママの体の重心が変わることや、妊娠ホルモンがママの骨盤の関節部分の靱帯を緩ませることも、不快な背中や腰の痛み の原因だと言われています。

  • 少量の出血やおりもの:トイレの後で拭いた時に紙につく少量の出血やおりものは、妊娠8週目によく見られる症状です。ただ、大量に出血したり、ママが心配な時はすぐにお医者さんに診てもらいましょう。

  • 疲れやすくなる妊娠中のママの体の中ではプロゲステロンと呼ばれるホルモンレベルが上昇し、普段よりも疲れやすくなります。そんな時は、さあ、お昼寝でもしてみましょうか。疲れたと感じたら、ママの体に耳を傾けて無理しないようにしましょう。

  • 眠れなくなる:ホルモンの変化、妊娠の不快な症状、トイレが近くなることで眠りが浅くなってしまう妊娠中のママもいることでしょう。眠れなくてどうしようもない時は、気持ちが落ち着く音楽を聴いたり、本を読んだりするのもいいですね。眠る前に温かいミルクを飲んだり、温かいお風呂に入ったりするのも効果があると言われています。左を下にして眠ると、血液の循環がよくなって寝やすくなったと言う妊娠中のママもいます。膝の間に枕を挟んで眠るのも効果があると言われています。

妊娠8週目:ママのお腹の大きさは?

妊娠8週目のママのお腹の大きさは?妊娠の症状はママによって違いますが、妊娠8週目の時期はたとえママが双子を妊娠してたとしても、お腹の膨らみはまだ目立たないでしょう。妊娠8週目の赤ちゃんの大きさは、ラズベリーぐらい。妊娠初期の症状でお腹にガスが溜まり、下腹部に膨満感があったとしても、ママのお腹は妊娠していると判るほど大きくはありません。ママのお腹の膨らみが目立つようになるのは、子宮が大きくなって前にせり出してくる妊娠12~16週目ぐらいからです。

妊娠8週目 :ママの様子は?

妊娠8週目のママのお腹はどんな感じなのでしょう?妊娠8週目のママのお腹は下のイラストのような感じです。

妊娠8週目: ママのやること・気をつけること

ママは妊娠8週目、妊娠3ヵ月目に入りました。妊娠8週目のママには、妊娠の症状のおさらいや赤ちゃんの名前など、やることや考えることがたくさんあります。下のリストを確認しておきましょう。

  • どんどん大きくなる妊娠中のママのお腹。ママの体に合う伸縮性のある服を何枚か購入しましょう。妊娠8週目になると妊娠前に着ていた服が窮屈になり、ピッタリとしたズボンなどは履きたくないと思う時期かもしれません。妊娠中のママのおっぱいもこれからどんどん大きくなります。おっぱいのサイズに合ったブラジャーを着けるようにしましょう。

  • 体を動かしましょう。ママが妊娠前にやっていた運動が安全に楽しめるものなら、妊娠してからも続けましょう。もちろん、運動を始める前に念のためお医者さんに確認してくださいね。

  • これから出産まで、妊娠中のママと赤ちゃんの健康や発達状態を定期的にしっかりと確認してもらうことが大切です。ママはお医者さんや助産師さんをすでに決めましたか?まだ決めていなければ、この時期に決めるようにしましょう。例えば家から近いとかお医者さん選びのポイントはいくつかありますが、お医者さんとママの相性や妊娠や出産に対する考え方が合うかも大切なポイントですね。

  • 妊娠8週目になったら、上司に妊娠の報告をするべき?家族や友達には?妊娠の報告をいつするかは、よく議論されていますね。家族や親しい友達にはすぐに伝える人もいれば、流産のリスクが下がる妊娠初期 を過ぎて安定期に入ってから伝える人もいます。いつ報告するかは、ママ次第です!

  • 少し時間があるママは、この時期に妊娠中の気をつけたい症状を読んでおきましょう。妊娠中に何か心配があった時に、これは問題のある症状、これは気をつけないといけない症状、と慌てなくてすみますね。いずれにしても、ママが心配な時や不安な時は、いつでも専門知識の豊富なお医者さんにすぐに相談するようにしましょう。

  • まだお腹の中の赤ちゃんの性別は判りませんが、赤ちゃんの名前を考え始めましょう。妊娠中のアルバムを作っているママは、候補となる赤ちゃんの名前をアルバムに書き出してみましょう。赤ちゃんが生まれるのはまだまだ先のことですが、名前に色々な思いや願いを込めて、パパと一緒に素敵な名前を考え始めましょう。

  • 出産予定日が近いママ友を作りましょう。妊娠中だけでなく、赤ちゃんが生まれてからも一緒にお話しできるママ友は強い味方です。地域のマガジンやソーシャルメディアでママ友や先輩ママを探してみましょう。

パパへのアドバイス

妊娠8週目のママにはストレスが多く、疲れやすくなっています。また、妊娠8週目になると背中の下部が痛んだりすることも。温かいお風呂を準備してあげたり、優しくマッサージをしてあげたりすることで、ママはリラックスできます。ママの背中、肩や足など、ママの体を優しくマッサージしてあげましょう。

 

妊娠8週目: お医者さんに聞いてみましょう

妊娠8週目頃に1回目の妊婦健診を受けるママは多いです。妊娠23週目 までは4週間に1回の頻度ですが、妊娠週数が進むにつれて、妊婦健診の回数や頻度は増えていきます。妊婦健診は、妊娠中のママが普段から疑問に思っていることをお医者さんに聞くいい機会ですね。妊娠8週目のママはどんなことを疑問に思っているのでしょう?下に書き出してみました。

  • よく眠るにはどうしたらいいの?

  • 妊娠中にたくさん夢を見ます。これってよくあること?

  • 妊娠中に旅行 に行っても問題ないの?妊娠中、どの時期に旅行に行くのがベスト?

  • 次の妊婦健診まで時間がある。心配や不安がある時は、いつ、どのようにお医者さんや病院に連絡したらいいの?

  • 妊婦健診の時期や検査内容について教えて。

よくある質問

妊娠8週目になっても妊娠の症状が出てこないママもいます。疲れやすい、腹部の膨満感、気分の浮き沈み、吐き気などが妊娠8週目によく見られる症状です。

妊娠8週目のチェックリスト

妊娠8週目にも赤ちゃんにはたくさんの変化が起こります。心配や不安がいっぱいの妊娠8週目には以下のことをチェックしておきましょう。

  • ママと相性が合い、信頼できるお医者さんや病院、看護師さんや助産師さんを探しましょう。

  • お医者さんに次の妊婦健診の日を確認しましょう。パンパースの妊娠お役立ちガイド をダウンロードしましょう。ママの妊娠や赤ちゃんの成長についてなど、役に立つ情報が満載のとっても便利なガイドです。

  • 家族やお友達にいつ妊娠の報告をするのか。考え始めましょう。

  • 妊娠すると虫歯や歯周病になりやすいと言われています。つわりが落ち着いた妊娠4~5ヵ月頃に歯科健診を受けましょう。

  • 妊娠8週目、何か楽しいことを見つけて、ママは息抜きをしましょう!これから出産まで、息抜きをする時間を定期的に作っていきましょう。

本記事の内容について 本記事に掲載されている情報は、信頼のおける医療機関や政府機関からの情報にもとづいたものです。 参考及び参照のリンクにつきましては、以下をご参照ください。また、掲載された内容につきましては十分な注意を致しておりますが、医療従事者などの専門的な意見に取って代わるものではありませんので、ご注意ください。 診断や治療法につきましては、必ず 医療従事者などの専門的な意見を聞いていただきますよう、お願い申し上げます。