イヤイヤ期を上手に乗りきる10つの方法は?

子どもが2歳に近づいてきましたか?「魔の2歳児」とも呼ばれる「イヤイヤ期」に突入するのももうすぐですね。これまで大人しく言うことを聞いてくれていた子どもが、ダダをこねたり、突然にギャン泣きしたり、癇癪(かんしゃく)を起こしたり、自己主張をしたりして、手に負えなくなります。ママパパにとってはストレスがたまる大変な時期ですが、子どもに自我が芽生え、自立をしていく大事な時期なのです。 魔の2歳児と呼ばれるイヤイヤ期が始まる理由、イヤイヤ期がいつまで続くのか、魔の2歳児との接し方についてご紹介します。

魔の2歳児、イヤイヤ期が始まる理由は?

2歳 頃になると、子どもは何でも自分でやりたがるようになり、ママパパの言うことを聞かずに自己主張をするようになります。反抗的になったり、癇癪を起こして大泣きしたり、何を言っても「イヤ」と言ったりするようになります。

叱っても、お願いしても状況は変わらず、ママパパはもう、お手上げ状態。ずっとくっついてきて甘えん坊のようにしているかと思えば、次の瞬間には足を踏み鳴らし、癇癪を起こして大声で泣き叫ぶ始末。

子どもは自分の気持ちや感情を上手に表現する方法をまだよく判っていません。これが、子どもが癇癪を起こす理由です。イヤイヤ期、魔の2歳児と呼ばれる時期の始まりですね。

でも、2歳児にとって、イヤイヤ期は健全な成長のためにとても大切な時期なのです。ママパパの言う通りにではなく、自分がやりたいことを押し通そうとして、癇癪を起こします。

なぜ?どうして?ママパパはどうしていいか途方にくれてしまいますが、それは子どもにとっても同じことです。自分の意思を通そうとママパパに反抗はするものの、通らなかった時の気持ちの受け止め方がまだよく分からないのです。

イヤイヤ期に見られる行動は、子どもの知能や情緒が発達して、社会性が育ってきた証です。そう考えると、ママパパも少しはラクになり、魔の2歳児と呼ばれる行動を応援してあげたくなりますね。ママパパにとってしばらく大変な時期が続きますが、子どもの自立したいと言う気持ちを大切にして、温かく寄り添ってあげたいですね。

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イヤイヤ期はいつまで続くの?

イヤイヤ期はいつまで続くのでしょう?通常、イヤイヤ期は2歳前後から始まり、3~4歳頃まで続きます。言葉が上手になり、自制心が育ってく ると、このような行動は自然となくなっていきます。

まずは、イヤイヤ期は子どもの成長にとって大切な時期であると理解し、温かく見守ってあげましょう。子どもは自分の意思がどこまで受け止められるかを試しています。ママパパがここでどのように反応するか、が大切なポイントです。「ここまではやってもいい。」「ここからは危ないから、ダメ。」と、はっきりと冷静に線引きをすることが大事です。

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イヤイヤ期が始まったと言うサインは?

イヤイヤ期が始まったと言う具体的なサインはあるのでしょうか?イヤイヤ期に見られる具体的な行動の例を以下にまとめました。

  • 何を言っても「イヤ」という言葉が出る。

  • べったりと甘えてくるかと思えば、すぐに自分の意見を主張して押し通す。

  • 他の子どもと関わらなくなる。叩く、引っ掻く、蹴る、物を投げるなどの乱暴な行動が見られる。

  • すぐに機嫌が悪くなる。

  • すぐに癇癪を起す。

  • 機嫌がコロコロ変わる。

  • わざと悪いことをして、大人の反応を試している。

  • 床に寝そべって、泣き叫ぶ。叩いたり、物を投げたりする。

イヤイヤ期が始まる原因は?

イヤイヤ期にはどうしてこのような行動が出てくるのでしょう?イヤイヤ期の行動をよりよく理解するために、2歳の子どもに見られる成長や発達をご紹介します。

  • 理解力や知能の発達:子どもの言語能力が発達しますが、まだ自分を上手に表現することができません。自分の意見や気持ちが伝わらないことで、泣き叫んだり、激しい癇癪を起こしたり、反抗的な態度を取ったりすることがあります。

  • 社会性の変化:ママパパだけではなく、他の子どもとの関わりの中でも身勝手な行動を取ったり、他の子どもが遊んでいるおもちゃを取ったりします。他の子どものおもちゃを取るのは悪いことという概念をこの時期の子どもは持ち合わせていないので、これは成長の過程でよく見られる当たり前のことです。また、お友だちが傷つくことも理解できないので、おもちゃをひったくったり、叩いたりします。

  • 情緒の変化:べったりと甘えてくるかと思えば、急に癇癪を起こす。魔の2歳児は態度がころころと変わり、非常に気まぐれです。この時期の子どもは情緒が発達している途中で、行動や感情を抑制する練習をしているところです。ママパパに対して反抗的な態度を取ったかと思えば、すぐにスキンシップを求めて甘えてくることもあります。ママパパから見ると、大したことではないのに暴力的になったり、癇癪を起こしたりしていると思ってしまいますが、これは感情を上手に抑制できないことが原因なのです。

魔の2歳児と上手に付き合う方法は?

イヤイヤ期の子どもに付き合うのはとても大変ですね。イラっとしたり、逃げ出したくなることもあるでしょう。心の余裕がなくなって子どもをきつく叱ってしまい、自分を責めてしまうかもしれません。まずは、子どもの反抗的な態度を自分に対するものだと考えず、癇癪を起こしても子どもが悪いとは考えないことが大切です。子どもは色々な変化を経験している途中です。ママパパと同様、ストレスを感じたり、戸惑ったりしています。

イヤイヤ期の子どもと上手に付き合う方法をまとめました。参考にしてくださいね。

  1. 一貫して毅然な態度で:子どもの行動に対して、反応してあげましょう。良いことをしたら褒めてあげる悪いことをしたら間違っていると伝えましょう。ママパパが一貫した態度を取ることで、子どもはどのようなことをしたら、どのような反応が返ってくるのかを学びます。一貫した毅然な態度を取ることで、自分に対して自信を持ち自尊心が育つので、良くない行動を抑えることができるようになります

  2. シンプルに率直に伝えよう:2歳の子どもにクドクドと理由を説明しても、理解してはくれません。ママパパが話す理想と現実の世界を結びつけるのは難しいし、理解できないでしょう。何度もクドクドと言い続けるのではなく、シンプルかつ率直に「これは危ないから、してはダメ。」と伝えましょう。ただし、子どもの行動やルールに関することは、しっかりと繰り返し言い聞かせましょう。

  3. 気をそらせる:子どもが癇癪を起こしたら、それとは関係ない楽しいことを提案して気をそらせましょう。上手くいかなければ、そのまま泣かせておいても大丈夫。癇癪を起こしたことを叱ることやなだめようと説得することは効果がなくて、さらにひどい結果になることもあります。

  4. 簡単なルールを作ろう:やってもいいことと、叩く・押すなどのやってはいけないこと、月齢に応じた判りやすいルールを作りましょう。押しつけがましくならず、NG事項を多くしすぎないことが大切です。1つのことができるようになれば、また、増やしていけばいいのです。子どもが混乱してしまうので、ルールは簡単に変えないようにしましょう。

  5. 愛情を伝える:愛情を伝え、スキンシップをすることは子供の成長に大切です。抱っこやキスをしてあげることで、安心感が得られて自尊心が高まります

  6. いつも見ていることを伝え、気持ちに寄り添ってあげよう:イヤイヤ期の子どもはママパパを怒らせることで自分に注意を向け、反応を楽しんでいることもあります。子どもが言おうとしていることに耳を傾けて、しっかりと受け止めてあげましょう。ママパパがこのような態度でじっくりと話を聞いてあげることは子どもにとって良い見本となり、信頼関係を深めることにもつながります。ママパパが話をしっかり聞いてくれると子どもが学べば、大人を試すような行動や癇癪は減っていくでしょう。

  7. 気持ちを代弁してあげよう:たくさん話をして、気持ちを言語化できるようにサポートをしてあげましょう。ママが「xxちゃんが遠くに走っていっちゃったから、すごく心配した。」などと、子どもの気持ちを理解して、言語化して例を示してあげるのもいい方法です。

  8. 代替案を出してあげましょう:「今日はどの服を着る?」の代わりに「青と赤のシャツのどっちにする?」「○○はできないけど、△△か□□ならできるよ。」などいくつかの代替案や選択肢を出して、子どもに選ばせましょう。

  9. やっていいこと、悪いことの線引きを明確に:「ここまではいいよ。」「ここからはだめだよ。」はっきりと線引きをしておきましょう。一貫して毅然とした態度で、上手にできた時や良いことをした時には大げさなぐらいに褒めてあげてください。悪いことをしたらダメなものはダメ、と伝えましょう。お友達のおもちゃを取ろうとしたら、「取ったらダメ。」とシンプルに伝えます。取ってしまった場合、おもちゃを子どもから取り戻して、取られた子どもに返しましょう。返す時にママパパが子どもに謝って、見本となる姿を見せてもいいですね。子どもにも「遊びたかったね。でも、もう少し我慢しようね。」と気持ちに共感してあげてくださいね。こんなことが何度も続くと、ママパパは疲れ果てて、手をあげたくなることがあるかもしれません。そんな時には大きく深呼吸して、その場から離れて心を落ち着けてくださいね。

  10. タイムアウト法を使おう:子どもが癇癪を起こしている時、子どもの気持ちを落ち着かせるために有効な方法です。「タイムアウト法」はアメリカで行われているしつけの方法です。子どもが望ましくない行動を取ったら理由を伝えて、止めるように伝えます。ママパパが注意しても聞き入れずにまた同じことをしたら、「タイムアウト」にして「決められた場所」で、気持ちを落ち着けるための時間を過ごさせます。アメリカでは特定の場所に椅子を置いて、そこに座らせることもあるようです。時間の目安はおおよそ子供の年齢×分。3歳なら3分、4歳なら4分が目安です。タイムアウトの後にママパパが伝えた通りの行動できたら、思いっきり抱きしめて褒めてあげます。

子どもが癇癪を起こしたら?

子どもが癇癪 を起こす。何を言っても「イヤ」と自己主張をするようになり言うことを聞かない。これは子どもがワガママになったのではなく、順調に成長していてイヤイヤ期と呼ばれる第一反抗期に入ったと言うこと。では、イヤイヤ期に入ったとどうやったらわかるのでしょう?お腹が空いていたり、寂しく思っていたり、悲しかったり、疲れていたりすると、普段よりもイライラしたり、「イヤイヤ」と言って自己主張をするようになります。

では、子どもが癇癪を起こさないようにする方法はあるのでしょうか?まずは、子どもの様子をよく見て、癇癪を起こすような状況に陥らないようにしましょう。例えば、 遊んでいる最中やおやつを食べている時には買い物に連れ出すようなことはやめましょう。

子どもが物を投げたり、泣き叫ぶなどの乱暴な行動をさせないような良い方法はあるのでしょうか?以下にまとめました。

  • 子どもが癇癪を起こしている理由はなんでしょう?理由が判ったら、「一緒に絵を描こう。」「一緒にお散歩に出かけよう。」「別の公園に行ってみよう!」と別の提案をして、上手に気をそらせましょう。

  • 気をそらすことができなければ、少し放っておき、泣かせておいていいでしょう。あまりにも気を遣いすぎると、さらに癇癪が続くこともあります。

  • 癇癪がひどくなると、叩いたり、噛んだりしてくることも。こんな時には冷静に毅然とした態度で、「そんなことをしてはダメ。」と伝えて、タイムアウト法を使うことがおススメです。どうしていけないのかとクドクドと説明しても、理解してくれないこともあります。

  • 公共の場で癇癪を起こしたら?毅然とした態度で「みんなに迷惑がかかるから、やめようね。」と伝え、心を落ち着かせるすことができるように車やトイレなどに連れて行きましょう。家の外と中では状況が違うと、小さい頃からきちんと教えることが大切ですね。

イヤイヤ期のこのような行動は、言葉が発達して自制心が育ってくる3~4歳頃まで続きます。3~4歳を過ぎても癇癪が続く、対応の仕方に困る場合には、お医者さんに相談しましょう。

よくある質問

イヤイヤ期に見られる行動は、成長するためのステップです。ママパパが嫌いだから、とわざとやっているわけではないので、自分に対する行為とは受け取らないようにしましょう。子供は成長とともに自分に意思や感情があることに気づき、主張するようになります。まだ上手にこれらを伝えることができず、抑制することできません。やっていいことといけないことの線引きを明確にしておきましょう。良いことをしたら思い切り褒めて、悪いことをしたらしっかりといけないことだと伝えましょう。

おわりに

魔の2歳児と呼ばれるイヤイヤ期は、ママパパにとって本当に大変な時期です。でも、この状態がいつまでも続くわけではありません。ママパパは感情を抑制する方法や正しい行動について子どもに教え、良いことをしたら思い切り褒めてあげましょう。こうすることで、イヤイヤ期と呼ばれる時期が、子どももママパパも少しラクになるかもしれません。

イヤイヤ期は3~4歳頃まで続きます。第一反抗期と呼ばれるこの時期が早く過ぎて、リラックスしたいですね。と言っても、思春期である第二反抗期がやって来るのも案外、あっという間です。第二反抗期が来る頃には、幼児だった子どもがどんなに天使のようだったか、イヤイヤ期にどんなことをしていたのかを懐かしく思い出し、それほどひどい時期でもなかったな、と思うかもしれませんね。

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