赤ちゃんを優しく包むおくるみ
生後間もない時期から使えるおくるみ。赤ちゃんをおくるみで巻くことで、嬉しい効果がたくさんあると言われています。おくるみの巻き方、巻き方のコツ、おくるみを使うメリット、おくるみはいつまで使うことができるの?おくるみについてご紹介していきます。
おくるみとは?
おくるみは赤ちゃんを包む大きな布のことです。おくるみに包まれることで、赤ちゃんは安心して、ぐっすり眠ってくれると言うメリットもあります。おくるみの巻き方はとっても簡単です。一緒に学びましょう。
おくるみのメリットは?
まずは、おくるみを使うメリットをご紹介しましょう。
体温調整が苦手な赤ちゃん。おくるみは寝ている赤ちゃんを暖かく包んでくれます。
おくるみは寝ている赤ちゃんの手足を優しく包みます。刺激に対して手足をビクッとさせたり、両手を大きく広げたりするような動作、モロー反射(原始反射)が起こりにくくなるので、赤ちゃんの寝かしつけにも便利なアイテムです。
ママの子宮の中にいるような、居心地の良い安心できる環境なので、赤ちゃんを落ち着かせてくれます。
コリック泣きの赤ちゃんにも効果があると言われています。
予防接種を打つ時など、赤ちゃんが嫌がる時や不快な時に赤ちゃんを落ち着かせる効果があります。
おくるみの巻き方は?
赤ちゃんを包む安全な方法は?パンパースがおくるみの巻き方をご紹介します。
おくるみの基本的な巻き方をご紹介します。
ベッド、床、おむつ交換台などの平らな場所におくるみを広げます。ひし形になるように、上の角を中心くらいまで内側に折ります。
赤ちゃんと向かい合うようにして、おくるみに仰向けに寝かせます。頭がおくるみの折り曲げた部分にくるように赤ちゃんを寝かせましょう。
赤ちゃんの右の腕が体の横に真っすぐになるようにして、おくるみの右の角を赤ちゃんに巻き付けます。 おくるみの端っこを背中の下に入れ込みましょう。
おくるみの下の角部分を足の上まで持ってきます。
次に赤ちゃんの左の腕が体の横に真っすぐになるようにして、おくるみの左の角を赤ちゃんに巻き付けます。おくるみからは赤ちゃんの頭と首だけが出ている状態です。
おくるみがきつすぎないか、お尻や足を締め付けていないか、足を動かすことのできる状態なのか、確認しましょう。あまり強く締めすぎると、股関節形成不全や股関節脱臼を起こすこともあります。
おくるみを選ぶ時に気をつけることは?
おくるみは素材によって保温性や通気性が違います。季節に合った素材のおくるみを使うようにしましょう。コットン100%の「パイル」や「モスリン」生地で作られたおくるみは、1年中を通じて使うことができます。夏の暑い日には、吸水性や通気性の良いガーゼ生地のおくるみが汗っかきの赤ちゃんにはおススメです。冬には保温性の高いもの、フリース素材、ボアやキルティングなどを用意しておきましょう。おくるみにはフード付きのものや、手足のカバー付きのものなど種類もたくさんあります。生まれたばかりの赤ちゃん を病院からお家に連れて帰る時に使うこともできます。汚れてしまった時のことも考えて、季節ごとに何枚か揃えておきましょう。
おくるみはいつから使えるの?
夜眠る時やお昼寝の時、コリックで激しく泣いている赤ちゃんをなだめる時など、おくるみはいろんな場面で使うことができます。おくるみで巻かれることで、赤ちゃんは暖かくなり、安心して、落ち着いてくれると言う嬉しい効果があります。また、おくるみを使うことで、赤ちゃんがぐっすり眠ると言う嬉しい効果があると言われています。
おくるみはいつからいつまで使えるの?
おくるみは生れてすぐに使うことができます。では、どれぐらいまで使うことができるのでしょう?寝返りを始める 頃や手足をバタバタさせる時期になると、おくるみは卒業したほうが良いとも言われています。個人差があるものの、生後3~4ヶ月で寝返りをする赤ちゃんもいます。
おくるみで巻いた時の赤ちゃんの手の位置は?
赤ちゃんをおくるみで巻く 時には、基本的には赤ちゃんの手は身体の横にしてあげましょう。胸の上やお腹の上に置くこともできます。バンザイのように手がおくるみの上から出てこないように気をつけましょう。
おくるみを使わなくても問題ないの?
おくるみを絶対に使わなければならない、と言うことはありません。また、おくるみを使う必要がないと言う専門家もいます。おくるみを使うことについて疑問があれば、お医者さんや地域の保健センターに相談してみましょう。 おくるみの使い方が判らない時には、お医者さんや助産師さんに聞いてみましょう。
おくるみを使う時に気をつけたいことは?
赤ちゃんにとって多くのメリットがあるおくるみ。安心しておくるみを使うために、気をつけたいことをまとめました。
赤ちゃんがおくるみに巻かれている時も、必ずベッドにいれ、必ず仰向けに寝かせるようにしましょう。仰向けに寝かせることで、 SIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクが低くなると言われています。また、ベッドには毛布、ぬいぐるみ、枕などを置かないようにしましょう。 おくるみに包まれて眠っていれば、赤ちゃんは安心して気持ちよく眠ってくれるので、毛布などはいらないですね。
おくるみに巻かれて眠っていると、心地が良くてつい寝すぎてしまうことも。眠りすぎないように気をつけましょう。また、おくるみを使うことで、SIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクが高まると言う報告もあります。おくるみで眠る時には、うつぶせや横向きには寝かせないようにし、寝返りができるようになったら使うのをやめましょう。
おくるみで巻く時には、強く締め過ぎないように気をつけましょう。下半身をきつく巻くと、「股関節脱臼」を起こす可能性があります。自由に足や腰を動かせるよう、赤ちゃんの胸とおくるみの間に指が2~3本入るぐらいの余裕を持たせて、おくるみに巻いてあげましょう。
おくるみの中にいる時に、熱くなり過ぎないように気をつけましょう。赤ちゃんが汗をかいている、顔が赤い、あせも のようなものができている、呼吸がおかしいなどの症状が見られたら、服を着させ過ぎのこともあります。
おわりに
おくるみには、赤ちゃんの寝つきが良くなるなど、たくさんのメリットがあります。でも、同時に気をつけたいこともあります。おくるみを使っていいのか迷う時には、お医者さんに相談してみましょう。 おくるみを使ってみようと思ったら、パンパースがご紹介するおくるみの巻き方を参考にしてみてくださいね。また、助産師さんや保健センターに聞いてみてもいいでしょう。おくるみの巻き方は難しくはありません。すぐにプロの様にラッピングできるようになりますよ!
本記事に掲載されている情報は、信頼のおける医療機関や政府機関からの情報にもとづいたものです。 参考及び参照のリンクにつきましては、以下をご参照ください。また、掲載された内容につきましては十分な注意を致しておりますが、医療従事者などの専門的な意見に取って代わるものではありませんので、ご注意ください。 診断や治療法につきましては、必ず 医療従事者などの専門的な意見を聞いていただきますよう、お願い申し上げます。
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