保活や保育園探しについて知っておきたいこと

育休を終えて復職する時のために保育園探しを始めなくては、と考えている妊娠中のママや出産間近のママはたくさんいるでしょう。これから保育園探しを始めるママに、保活のポイントや開始時期、保育園選びについてご紹介します。

保育園はどういうところ?

保育園は、両親が働いていたり、病気のため家庭で子どもを十分に保育できなかったりする場合に、親(保護者)からの申し出により、家庭に替わり子どもを保育するための、児童福祉法に位置付けられた児童福祉施設です。子どもの成長を支え適切な運営がなされるように、国の法律や通知等により設置基準が定められています。基準を満たし都道府県知事の認可を受けた施設が認可保育園です。認可を受けずに運営している認可外・無認可の保育園もあります。これらは地方自治体に届け出をしています。この他、認可こども園、認証保育園と呼ばれる施設もあります。

保育園には何歳から入れるの?何歳から行かせるのがいいの?

0歳から5歳(就学前)が対象です。何歳から保育園に行かせるかは家庭の事情によりますが、0歳児は比較的入りやすく1歳児は競争率が高いと言われています。というのも、1クラスの定員が決まっている上、クラスは持ち上がりになるので、0歳児で定員の半分が埋まっていると、1歳児は残りの半分を争うことになるからです。 また一般的に企業の育児休暇 は1年間と定められていることが多く、子どもが1歳になると同時に復職をしたいママがたくさんいることも影響しています。

保活とは?

保活とは、保護者が子どもを保育園に入れるために行う活動のこと。昔に比べて今は共働きの家庭は多くなり、保育園の需要は高まっています。でも、保育施設が少ないのに利用希望者が多い地域、その逆の地域など状況が異なり、待機児童(入園を希望している児童)の数は、全国で1万人を超えています。 一般的に、まずは認可保育園から入園する施設を探します。でも、認可保育園を利用するには、「保育の必要性の認定」を受ける必要があります。なお、認可保育園の申し込み時期は地域によって異なるので、事前に確認しておきましょう。多くのママが妊娠中~新生児と一緒に保活をすることになります。保育園の見学などは、余裕を持ったスケジュールを組むのが大事ですね。認可保育園には定員があるので、誰もが希望の園に入れるわけではなく、自治体が審査を行います。保護者の状況に応じて点数がつけられ、この点数が高い家庭ほど保育が必要とされ、希望の園が優先的に割り当てられる仕組みとなっています。

保育園選びのポイント

何と言っても、保育園の立地や周辺環境は重要です。自宅の近く、自宅と職場の中間地点、職場の近くなどが理想的ですね。保育園のために職場と真逆の方向に30分も行く、なんてことは避けたいですよね。また、保育時間や延長保育、休日・夜間保育の有無も調べておきましょう。仕事の都合で早出・残業・休日出勤が発生する可能性があるママやパパには必須です。また、保育園を見学に行った際には、保育室内の清潔度や安全性、子どもの安全は守られているか、保育士さんの子どもへの接し方、感染症対策などのチェックを忘れずに行いましょう。毎日どんなことをしながら過ごすのか、外遊びはあるのか、季節のイベントがあるかなども質問してみましょう。ママやパパの大切な子どもが長時間を過ごす場所です。子どもと保育士さん、子ども同士の相性も大切になってきます。先生や子どもたちの雰囲気を感じてみてください。また、その園に通っている子どもの保護者に話を聞いてみるのも1つの手です。

プレ幼稚園はどういうところ?

プレ幼稚園とは幼稚園入園前の体験期間のことをいいます。「未就園児クラス」とか「プレ保育」などとも呼ばれています。幼稚園には2年保育と3年保育があり、本入園の年齢に達する1年前から始まります。2年保育なら4歳になる年の4月、3年保育なら3歳になる年の4月です。ただし、幼稚園ならどこでも実施しているというわけではありません。 プレ幼稚園は事前に申し込む必要があります。応募受付は年末年始あたりと言われていますが、余裕をもって情報収集をしておきましょう。幼稚園と同じく4月が入園時期ですが、追加で入園できる幼稚園もあるので、途中から入りたい場合は確認してみてください。 プレ幼稚園は、子どもに入園前から幼稚園の生活を体験させたり、雰囲気や環境に慣れさせたりする他、子育て支援の場所としても利用されています。

プレ幼稚園に行かせるメリットは?

プレ幼稚園に行かせるメリットはたくさんあります。入園前に幼稚園生活を体験できるので、入園後もすんなり生活パターンが作れます。また家庭では体験できない様々なイベントや活動を、早めに体験させてあげることもできます。そして集団生活を経験することにより、協調性が小さい頃から身に付きやすいです。ママやパパにとっては、ママ友やパパ友ができるのもメリットですね。

幼稚園はどういうところ?

幼稚園は満3歳~就学前の子供が通う教育機関です。小学校や中学校と同じ「学校」として扱われ、全国どこでも同じ教育課程の基準(幼稚園教育要領)に基づいた教育を受けることができます。 幼稚園の教育は、「遊び」が中心です。この時期にたくさん思い切り遊ぶことにより、これから先の学習や創造性が豊かになると言われており、幼稚園では学校とは違って教科書を使って何かを学ぶのではなく、「遊び」を中心とした活動を行っています。この時期の「遊び 」はこの後の「国語」「算数」「理科」「社会」などと同じくらい大切なのです。

幼稚園と保育園の違いは?

幼稚園と保育園のおおまかな違いを以下にまとめました。参考にしてみましょう。

 保育園幼稚園
法令児童福祉法学校教育法
所管厚生労働省文部科学省
目的親(保護者)の申し出により、乳幼児を保育する幼児を保育し適当な環境を与えて、心身の発達を助ける
対象年齢0歳から就学までの乳幼児満3歳の春から就学までの幼児
保育時間7時半~18時頃まで
標準8時間
※時間外・夜間・休日保育がある園もある
9時~14時頃まで
標準4時間
給食の有無義務任意
先生の資格保育士資格幼稚園教諭資格
保育料保護者の所得状況により自治体が設定私立は設置者が設定
公立は自治体が設定

 

保育園は、親が働いている、病気しているといった、子どもを保育できない場合に利用する施設ですが、幼稚園は、決められた年齢になれば入園できます。保育時間が保育園と比べて短く長期休暇もあるので、共働きの家庭は保育園を選ぶケースが多いでしょう。ただ、最近では幼稚園でも延長保育があったり、長期休暇中も預かり保育を実施したりする園もあるので、共働きで幼稚園という選択肢もできつつあります。

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保育園は、親が働いている、病気しているといった、子どもを保育できない場合に利用する施設、幼稚園は、決められた年齢になれば入園できる教育機関です。管轄官庁や法令、保育時間、保育料などが異なるので、家庭の事情に合わせて選びましょう。

おわりに

最近よく耳にする言葉「保活」。生まれてくる子どもを保育園に入れるために行う活動のことですね。最近は働くママが多く、保育園のみならず子どもを預ける施設やサービスは充実してきているはず。それでも、待機児童の数は全国で1万人以上。地域によって保育園の数と希望者がマッチしないことが原因です。ママがスムーズに復職するためには、とにかく早めの情報収集と余裕をもったスケジュールで動くことが大事です。子どもが1歳になったら復職したいと思っているママ、1歳での入園は激戦と言われるので、場合によっては復職を前・後ろ倒しにする必要があるかもしれません。周囲の先輩ママにも質問して、新しい情報をたくさん仕入れておきましょう。

本記事の内容について
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