ごっこ遊びのメリットとママやパパの関わり方について

赤ちゃんや子どもの成長に大切な要素である遊び。ひとり遊び、ごっこ遊びの土台となる生活再現遊び、見立て遊びやつもり遊び、お友だちと一緒に遊ぶごっこ遊び。子どもの成長に合わせて、遊びの内容や種類は変わっていきます。ごっこ遊びは、特に幼児期の子どもの成長に重要な意味を持つと考えられています。ママやパパは、ごっこ遊びが持つ不思議な力にすでに気がついているかもしれません。ルールを作る、守ると言う社会性、言葉や想像力の発達、情緒的な発達や問題解決力の育みなど、ごっこ遊びは子どもの成長を促す要素が盛たくさんです。ごっこ遊びとは、ごっこ遊びをするメリット、子どもたちがごっこ遊びを最大限に楽しめるようにママやパパができることは?一緒に調べていきましょう。

ごっこ遊びとは?

子どもが想像の世界に浸って遊ぶのを、たくさんのママとパパが見たことがあると思います。きれいなドレスを選んでお姫様になったり、スーパーヒーローになってブーンと飛んでみたり。くまのぬいぐるみと一緒にお茶をしたり、探検隊になって裏庭で宝探しをしたり。これらの遊びは全てごっこ遊びです。これこそがごっこ遊び、と言うような細かい定義はなく、遊びの中で使われる言葉や行動、想像の世界やストーリーを自ら作り出し、なりきったりすることから、ごっこ遊びは象徴遊びと呼ばれることもあります。その他にもごっこ遊びは以下のように呼ばれることもあります。

  • 創作遊び

  • 創造的遊び

  • ごっこ遊び

  • ファンタジー遊び

ごっこ遊びは色々な名前で呼ばれていますね。名前がどうであれ、この遊びを通じて、子どもは周りの日常の世界を学び、身体的な成長を遂げ、理解力を身につけていきます。遊びの中で、子どもが普段、大人がやっている動作や家事を真似していることに気がつくでしょう。ごっこ遊びは日常生活の中の社会性を身につけることに役立つ遊びとも言えます。もちろん、ごっこ遊びは成長を促すだけではなく、楽しいこともいっぱいです。

ごっこ遊びはいつからやるの?

2歳 ~ 3 歳ごろからごっこ遊びを始めるようになります。ごっこ遊びを始める頃には、身近にあるものの用途を理解するようになっています。おもちゃの電話で話したり、おもちゃの消防車を押しながらサイレンの音を出したり、お人形にご飯をあげたりするようになります。

小学校に入る頃になると、役割を決めて遊んだり、想像力を使ったり、ある役割になりきって体を使ったりなど、想像力を使ったごっこ遊びに変化を遂げていきます。子ども達の創造力は尽きることがありません。毛布がマントになったり、粘土で豪華なご馳走を作ったり。身の回りにある身近なものが、子ども達の想像力で大きく変身します。

まとめ

ごっこ遊びは象徴機能を使った遊びなので、象徴遊びとも呼ばれます。何かになりきったり、目の前にある物をそれ以外の物に見立て、何かの「ふり」をして遊びます。「お医者さんごっこ」や「お店屋さんごっこ」などもごっこ遊びですね。ごっこ遊びを通じて、言葉が発達し、他者との関りを通じて社会性を身に着け、想像力を高めていきます。2~3歳のなると身近にあるものの用途を理解し始め、ある物を何かに見立てて遊び始めるようになります。学校へ入学前になるとごっこ遊びは、集団での遊びに変化します。役割を決めたり、ルールを作ったりして、さらに創造力を使って遊ぶようになります。  

 

ごっこ遊びのメリットは?

子どもたちがごっこ遊びを楽しんでいるのを見るのは嬉しいですね。ごっこ遊びを通じて、何かのふりをする想像力、何かになりきる表現力、言葉や社会性などを身につけていきます。ごっこ遊びが子どもの成長にもたらす嬉しいメリットを以下にまとめました。

  • 言葉の発達子どもが大人を真似したり、何かの「ふり」をしたりして遊ぶ時、周りの大人が使う言葉やフレーズを真似して遊びます。言葉の理解や表現力を身につけるのに役立ちます。

  • 情緒や心理的な発達を促す : 友だちと一緒に遊ぶことで、他人の心の動きを理解したり、喜びや悲しみの気持ちを共有したり、友だちとの対話を通じて、相手に分かるように話したり、相手の言うことや気持ちを理解したりできるようになります。例えば、お人形やクマのぬいぐるみと遊ぶことで、自分がやってもらうと嬉しいことなどをやってあげることができるようになり、思いやりの心を育んでいきます。もちろんクマさんとお人形が喧嘩することもありますが、喧嘩をして後で仲直りするといった心理的な変化もごっこ遊びを通じて学ぶことができます。

  • 豊かな創造力を育む:カッコいい服を着て悪者と戦うこともあるでしょう。そこにいる悪者を想像したり、別の用途のものを何かに見立てたり、自分ではないヒーローのふりをしなければできません。お医者さんごっこやおままごともしかり。ごっこ遊びは想像力を使う、知的な遊びですね。

  • 思考力を育てる:ごっこ遊びは、問題解決などの思考力を育てます。悪者を退治するためには、どのように戦えばいいのでしょう。作戦会議で思考力を育てましょう。

ごっこ遊びを積極的に取り入れる5つの方法

嬉しいメリットがいっぱいのごっこ遊び。積極的にごっこ遊びを取り入れたいですね。ごっこ遊びは子どもだけに任せるのではなく、ママやパパなど大人のサポートがかかせません。では、どんなサポートをしたらいいのでしょうか?子どものごっこ遊びにママとパパがどうサポートするか、ポイントを紹介します。

1. 想像力が膨らむよう、サポートしましょう

子どもは自分なりになりたいもののイメージをもって、ごっこ遊びをやっています。ママやパパにしたらおかしな設定であっても、子どもが考えた空想の世界を壊さないようにしてあげましょう。空想の世界を周りの大人が認めてあげることで、子どもは自分が認められたという安心感を得ることができます。子どもがヒーローごっこをしていたら、「どうして戦うの?」「今日は誰を助けたの?」など、子どもの想像力がさらに膨らむような声かけや質問をしてあげましょう。言葉の発達に繋がることも間違いなしです。

2. ごっこ遊びを楽しめるように道具や服を用意しましょう

想像の世界をつくるごっこ遊びには、色々な道具が必要になります。高価なおもちゃを買う必要はありません。例えば、ママが昔着ていた服や帽子などの小物を使ってお店屋さんごっこをしたり、おもちゃやいらなくなった段ボールの空き箱で海賊船を作って海を渡ったり。ロケットを作ってビューンと月まで飛んでいってしまうかも?いずれにしても、ママやパパが想像もしないような遊びができるかもしれません。ごっこ遊びを通じて、子どもの自由な発想や表現力を応援してあげましょう。

3. 創造力を高めよう

積み木やブロックに限らず、身の回りにある身近のものからでも、子どもたちは想像力を働かせ何かを創り出そうとします。創造力やイメージする力を使って、高いタワーや魔法の島、動物や乗り物などワクワクするものを作るのが大好きです。紙で指人形を作ったり、子どもが思わず夢中になるような、色々な素材を使った手作りおもちゃのアイデアを考えましょう。このような遊びはイメージを膨らませたり、思考力を養うだけではなく、目と手の協調性の向上にも役立ちます。高いタワーを作ってみて!とかお人形さんのお家を作って!と赤ちゃんにお願いしてみましょう。

4. 絵本を読み聞かせましょう

絵本の読み聞かせもごっこ遊びや想像力の育み、言葉の発達に役立ちます。また、絵本の世界や登場人物をイメージするようになります。図書館や公民館にはたくさんの素敵な絵本があります。子どもにおススメの本 が紹介されていることもあります。これらを参考にして、多くの本を読んであげましょう。本を読むときには、「次には何が起こると思う?」「自分が主人公だったら、どうする?」などのコミュニケーションを取りながら、読んであげましょう。お気に入りの本があれば、絵本の中のお気に入りの登場人物になり、ごっこ遊びをすることもできます。お友だちと一緒に絵本の再現遊びをしていることもありますよ。

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5. テレビやスマホなどの使い過ぎに注意を

テレビなどのデジタル機器、スマホやタブレットなどのインターネット接続機器の普及が目覚ましい現代。ネット上以外での交流やごっこ遊びは、子どもの成長に欠かせません。子どもが1日に何時間くらいデジタル機器を使っているか注意しましょう。また、スマホの使い過ぎが子どもの成長に与える影響についても知っておきましょう。

2~5歳の子どもがテレビを見たり、タブレットやスマホなどのデジタル機器を使う時間を最大でも1日に1時間に制限するべき、と提案する専門家もいます。子どもにデジタル機器を見せる時には、1人で見せるのではなく、一緒に見るようにしましょう。 年齢に応じて知的好奇心を伸ばすような、子ども向けのコンテンツなどもあります。時には一緒にお菓子を食べながら映画鑑賞もおススメです。

まとめ

子どものごっこ遊びを応援したり、子どもの想像力を高めるために、ごっこ遊びを楽しめるような道具や小物を用意しましょう。もう着なくなった服、いらなくなった段ボール箱、台所用品、クラフト用品や粘土、積み木、ブロックやぬいぐるみや本など。ママやパパが参加して、子どもと一緒にごっこ遊びをやっても楽しいですね。テレビやスマホなどのデジタル機器は、1日に最大でも1時間ぐらいに制限しましょう。 

 

よくある質問

ごっこ遊びには以下のものがあります。

  • お医者さんごっこやお店屋さんごっこ
  • お世話遊び
  • ぬいぐるみと一緒にお茶をするなどの再 現遊び
  • ままごと遊び
  • 普段使うおもちゃや道具でイメージしたものを作る (段ボール箱でロケットを作るなど)

おわりに

子どもの成長に大切なごっこ遊びが始まるこの時期を最大限に活用しましょう。 子ども達の世界が広がるこの時期。ごっこ遊びは子どもの成長に非常に重要な意味があります。楽しいだけではなく、言葉の発達、情緒や心理的な発達、思考力を育み、想像力を高めてくれるごっこ遊び。子どもの想像力やアイデアを妨げないように見守り、想像やイメージしたことを実現できる道具を準備するなど、環境を整えてあげましょう。パンパースの超吸収スリムパンツは薄いのに驚きの吸収力で、たくさん遊ぶ子供たちのさらさらお肌を実現します!パンパースのすくすくギフトポイントプログラム への登録はお済みですか?赤ちゃんやママ・パパに嬉しいギフトをご用意しています。会員限定の抽選ギフトもお見逃しなく!

本記事の内容について
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