二語文を話し始めるのはいつから?

通常、2歳前後から二語文を話すようになります。でも、言葉の発達やスピードには個人差があります。子どもは、様々な楽しい体験を通して、単語や文章を使う力が育っていきます。二語文についてご紹介します。

二語文とは?

二語文は、2つの単語からなる文です。赤ちゃんはまず単語から話すようになります。 例えば、「まんま」「ワンワン」などの発語です。成長するにつれて、2つの単語を組み合わせて話すようになっていきます。

「まんま たべる」「おおきい ワンワン」などが二語文の例です。単語をくっつけて話ができるようになると、子どもはさらに多くの情報を伝えられるようになりますね。

二語文の例をさらに紹介します。

名詞+「ちょうだい」「とって」「いや」:「リンゴちょうだい」「ジュースとって」「だっこ いや」 名詞+「いた、あった」:「ママ いた」「これ あった」 名詞+「できた」:「しーしー(おしっこ)できた」 名詞+動詞:「まんま たべる」 形容詞+名詞:「白い ねこ」 行き先+「行く」:「トイレ いく」 乗り物+「乗る」:「ブーブー のる」 人の名前+動詞:「xxちゃん たべる」「パパ ねんね」 人の名前+「やる・やって」:「ママやって」「xx ちゃんやる」 人の名前+所有物:「ママのくつ」 これ+名詞:「これ リンゴ」 動詞+「する」:「ねんね する」     など 

二語文にはたくさんの組み合わせがあります。子どもが小さいうちはまだ助詞(「が」「に」「を」など)を上手に使うことができないので、これらを省略することが多いです。

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よくある質問:赤ちゃんが話し始めるのはいつから?

二語文を話し始めるのはいつ頃?

子どもの言葉の発達には個人差がありますが、目安としては、2歳前後から二語文を話すようになります。指さしをしながら「なに?」「なぜ?」と聞いてくるのも2歳~2歳半頃からです。何度も聞いてくるので、うんざりするママパパもいるかもしれません。子どもの好奇心が芽生えてきた、言葉を話せるようになったと言う証拠です。ママパパはイライラせず、会話をする楽しさを子どもに教えてあげましょう。

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子どもの言葉の発達をサポートする方法は?

楽しい体験を通して、単語や文章を使って話す能力が育っていきます。ママパパは毎日の暮らしの中で、言葉を引き出しやすい環境を作り、言葉のやりとりを増やしていきましょう。

知っている単語は増えているのにまだ二語文が出てこない、という場合は、知っている単語の種類が少ないことも。偏った名詞ばかりを覚えていて、動詞や形容詞の語彙の数が少ない、という可能性も考えられます。まずは子どもが普段から話している言葉に注目してみましょう。ママパパは足りない言葉を見つけて、それらを増やしていってあげましょう。

子どもと同じものを見て話そう:子どもがご飯を見て「まんま」と言ったら、ママパパは「まんま たべる?」「まんま おいしいね」などと追加で話してあげましょう。「わんわん」と言ったら、「わんわん ねんね」「わんわん さんぽ」など、二語文を使うのをサポートする機会はたくさんありますよ。大人と子どもが同じものを見ている時に声をかけることが大切です。子どもが何かに関心を持っていている、何かの行動をしている場面を見つけて、話しかけてあげましょう。

言葉や体験を真似させてみよう:部分的に大人の真似をさせて子どもに言葉を繰り返し言わせ、使った言葉で体験をさせましょう。以下を試してみましょう。

子どもの目の前にバナナを置きます。 ママパパ:「なに たべる?」 子ども:「バナナ たべる」

子ども「ちょうだい」 ママパパ「なにを?バナナ?」

このやりとりのあとにバナナを手渡しで食べることで、言葉と体験が結びついて「てわたす」「たべる」という単語の意味を理解できるようになりますね。

「なに たべる?」と尋ねて、「バナナ」とだけ答えたとしたら、「バナナ どうするの?」と聞いてみましょう。「ちょうだい」「たべる」という動詞が出てきたらガッツポーズですね!子どももママパパが自分の言っていることを理解してくれていると判るので、喜んでさらに話をするようになります。

ただ、思い通りの単語が出てこないからと何度も繰り返すと、子どもはうんざりしてしまいます。子どもの様子を見ながら、無理強いはしないでくださいね。

絵本を活用しよう: お気に入りの絵本も強い味方です。何度も繰り返し読んでいる絵本だと、すでに話を知っていますね。話のパターンを知っているので、二語文を促しやすくなります。

絵を見ながら、 「わんわん どうする?」 「わんわん はしる!」 「わんわん はしるの はやいね」

このように、絵本を読みながら子どもが発する言葉をまねて返すことで、子どもは自分の言葉が伝わったと感じることができます。ママパパは別の単語を付け加えながら、言葉の練習をしていきましょう。

子どもの言葉の発達が遅いかも?どうしたらいいの?

3歳を過ぎても単語だけで言葉が増えてこない、話す単語が少ない場合は、お医者さんや住んでいる地域の保健師さんに相談してみましょう。

よくある質問

子どもの言葉の発達には個人差がありますが、目安として、2歳前後から二語文を話すようになります。

おわりに

言葉の発達やスピードは子どもの性格や生活環境によって個人差があります。2歳頃から二語文を話し始めますが、話さなくても焦らないで大丈夫です。ママパパが何らかの方法で言葉の発達 をサポートしたい場合には、上の記事を参考にしてくださいね。焦らないで、楽しく練習することが大切です。二語文を話し始めたら、次は機関銃のように三語文を話し始めますよ。

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