クーイングとは?クーイング、喃語やバブリングの違いは?
赤ちゃんは、クーイング、喃語(なんご)、意味を持つ単語の順で言葉を獲得していきます。言葉の発達のスピードには個人差がありますが、通常、この順番で単語を増やしながら、2語文や3語文を作るコミュニケーション能力を身につけていきます。赤ちゃんの言葉の発達について理解し、赤ちゃんとのコミュニケーションを深めていきましょう!
クーイングとは?
泣いたりぐずったりするだけだった赤ちゃんが、個人差はあるものの生後2~3ヵ月頃に「あー」「うー」「くー」などの母音を可愛らしい声で発するようになってきます。赤ちゃんの機嫌が良くて、リラックスしている時にこのような声が出やすいと言われています。これは、赤ちゃんが舌を使わないで簡単な母音を発する意味のない言葉で、クーイングと呼ばれています。クーイングは、喉や口が発達したと言う証拠です。
喃語やバブリングとは?
喃語やバブリングは、まだ言葉を話さない赤ちゃんが、自分の意思で発する意味のない言葉です。生後4~7ヵ月の間に話し始めます。「あー」などの母音から始まり、生後6~7ヵ月頃からは、舌を使って色々な音が出せるようになります。これをバブリングと言い、舌やくちびるを使った子音も発声できるようになります。それから、「ぷー」「ばー」などの子音、「あぁ」「だぁだぁ」「ばぶ」「あうあう」「ばぶばぶ」「まんまんまん」「あうあうあう」など母音と母音、母音と子音をつなげて喃語を発するようになります。これは赤ちゃんの聴覚やのどの筋肉、運動機能が発達してきたと言う証拠。喃語は言葉の土台となる大切なものです。赤ちゃんは大人の口を見ながら、どうやって舌や喉、口の筋肉を動かせば音が出るのかを試しながら、喃語を発しています。赤ちゃんの言葉の発達のために、たくさんお話をしてあげましょう。
クーイングと喃語、バブリングの違いは?
クーイングは唇や舌を使わない発声ですが、喃語やバブリングは唇や舌を使って音を出す、より複雑な発声です。クーイングは簡単な単音で、喃語やバブリングは2つ以上の音で発声されるものもあります。「ま」や「ば」といった発音を含む喃語は、声を出す時に一度唇を閉じる必要があるので、クーイングの段階では出すことができません。
クーイングやバブリングの役割は?
クーイングやバブリングに対して大人が「あー」「うー」と真似をして返すことによって、赤ちゃんは「自分の声にママとパパが反応してくれた」と理解します。口の形を変える、唇を震わせる、舌や喉を使う、口や舌の動きを調節するなどを、周りの大人たちとのコミュニケーションを通じて学んでいきます。喃語で言葉を発することで、赤ちゃんは自分の気持ちや意志を伝える能力や、コミュニケーション能力を高めていきます。ママやパパはしっかり応えてあげましょう。
クーイングや喃語はいつから始まるの?
個人差がありますが、生後1~2ヵ月頃になると、クーイングが始まります。「あ〜」 「う〜」「く~」といった声を機嫌の良い時に発するようになります。生後 4ヵ月頃には声を出して笑うようになり、意味のない ことば「喃語」が出始めます。始めは「あー」などの母音 の音から始まり、「ぷー」「ばー」などの子音、「まんまんまん」などのようにつなげる音へと発達していきます。生後6〜7ヵ月になるとバブリングが始まります。 舌やくちびるを使った子音も発声できるようになります。
よくある質問
赤ちゃんによって個人差があります。クーイングは早ければ生後1ヵ月頃からですが、一般的には生後2~3ヵ月頃からとと言われています。
本記事の内容について
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