赤ちゃんや子どもが蚊に刺されたら?刺された時の対処法と蚊に刺されないための予防法は?

天気が良くなってきたら、お出かけの機会や外遊びの機会が増えてきますね。住む場所にもよりますが、たいてい夏になると肌の露出が多くなり、蚊や虫に刺されてしまいます。虫刺されは、夏だけに限ったことではありません。赤ちゃんや小さな子どもも虫や蚊に刺されると、刺された部分が赤く腫れたり、かゆくなったり、虫の種類によっては痛みが出てくることがあります。でも、ほとんどの場合、お家で対処するだけで治るケースがほとんどです。赤ちゃんや子どもを虫刺されから守る方法やお医者さんに診てもらいたい症状などをご紹介します。

蚊に刺された時の症状は?

小さな子どもや赤ちゃんが虫や蚊に刺されるのはよくあることです。虫に刺された時と蚊に刺された時はどのように違うのでしょうか?蚊に刺された場合には、どのような症状が現れるのでしょう?個人の体質や刺される頻度で個人差がありますが、通常、刺された時には刺激を皮膚に感じます。その後、刺された部分が赤くなったり、ぷくっと腫れたりしてかゆみを伴います。

蚊は口の先についている針のようなものを人の皮膚に刺して血を吸いますが、血を吸いやすくするために、唾液を人の皮膚に注入します。この時に、蚊が持つ唾液物質でアレルギー反応が起こります。蚊の唾液にはヒスタミンなどのかゆみの原因物質が含まれているので、アレルギー反応が出て赤くなったり、かゆくなったり、腫れたりするのは自然な反応です。アレルギー反応の度合いは人によって違いますが、強い反応が出ることもあります。 特に赤ちゃんはまだ抗体をもっていないので、蚊に刺されただけで症状が悪化することがあります。

蚊に刺された時のその他の症状は?

  • ひどい腫れと赤み

  • じんましんのようにかゆくなる

  • 微熱

  • 体の痛み

  • リンパ腺の腫れ

赤ちゃんや子どもの顔が蚊に刺されると、目の周りが腫れてしまうことがあります。通常、顔を刺された時は、他の体の部分と比較して腫れることが多いです。上のような症状が出てきたら、早めにお医者さんに診てもらいましょう。

まとめ

赤ちゃんや子どもが蚊に刺されたら、刺された部分が腫れたり、赤くなったり、かゆくなったりします。蚊に刺された時の症状は人によって違いますが、微熱やじんましんのような症状が出たり、目の周りやリンパ腺が腫れたりすることもあります。このような症状が現れたら、お医者さんに診てもらいましょう。

 

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赤ちゃんが蚊に刺されるのは良くないこと?

赤ちゃんや子どもが蚊に刺されたら?心配しないといけない?蚊に刺されるとかゆいし、搔きむしることで血が出たり、跡が残ったりしてやっかいですね。これ以外に別の症状が出てくることが大人でも小さな赤ちゃんでもあります。非常に稀なケースですが、蚊に刺されることでアナフィラキシーショックを起こすこともあります。

  • 皮膚が非常に腫れる

  • 口や舌が腫れる

  • 呼吸ができない

  • ゼーゼーと喘ぐ

  • ぐったりとしている、意識がない

これらのアナフィラキシー反応が出たら、ショック状態になることもあり、注意が必要です。すぐにお医者さんに診てもらいましょう。

チクングニア熱、デング熱、ジカ熱やマラリアなど、蚊に刺されることで感染する感染症もあります。アジア、アフリカ、中南米等の熱帯・亜熱帯地域では流行しており、流行地域から帰国した後に日本国内で発症する症例も報告されています。このような感染症が流行している地域へ子どもと一緒に行く場合、お医者さんの意見を聞いたり、下の項目を参考にしたりして、蚊に刺されないための対策を行いましょう。

まとめ

赤ちゃんが蚊に刺されるのは良くないことなのでしょうか?赤ちゃんや子どもが蚊に刺されることはよくあることで、通常、かゆくなったり、赤く腫れたりすることがほとんどです。ただ、蚊に刺された時のアレルギー反応には十分に注意し、蚊による感染症が流行っているような国へ行く時には、前もってお医者さんに対策を聞いておきましょう。

 

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赤ちゃんや子どもが蚊に刺されないための予防法は?

赤ちゃんや子どもが蚊に刺されないようにするために、積極的な予防対策を取ることも大切です。蚊や虫の習慣を知り、蚊や虫に刺されないための対策をたてましょう。赤ちゃんや子どもだけでなく、ママやパパにも試してほしい、蚊に刺されないための予防法をご紹介します。

  • 虫よけネットや網戸で蚊をシャットアウト:網戸を取り付けて、家の中に虫が入ってこないようにすることが基本です。網戸に穴が開いていたら、虫よけの意味がありません。きちんと修理しましょう。キャンプなど屋外で眠る場合、蚊取り線香やメッシュシェルターを使いましょう。

  • 肌を露出しない:服の上からでは蚊もなかなか刺すことができません。 屋外にいる時には長袖や長ズボン、靴下や帽子を身に付け、サンダル履きは避けましょう。

  • 明るい色の服は避けましょう:虫の種類にもよりますが、明るい色や花柄に寄ってきやすいので、これらは避けて落ち着いた色や柄を身に付けましょう。

  • 香水など香りのあるものを避ける:蚊や虫は甘い香りに寄ってきます。香水などに含まれる花の香りなどは蚊を引き付けてしまうことも。無臭の制汗スプレーや石鹸を使うようにしましょう。

  • 体温を上げない:汗をかいた時に蚊に刺されることが多いようです。 体臭で集まってくると言われています。子ども達が汗をかいたらこまめに体を拭いたり着替えたりして、体を清潔に保ちましょう。

  • 暗くなってきたら、屋外や水辺での遊びを避けましょう:暗くなってきたら、蚊や虫が出てきます。野外や水辺で遊ぶのは、明るいうちにしましょう。

  • お家の周りや庭に水をためない:蚊が発生する状況を作らないようにしましょう。放置されたバケツや古タイヤ、植木鉢、鳥の水飲み場、空き缶などに水がたまっていませんか?水が溜まりやすいものは、放置せずに片付けておきましょう。蚊が潜む場所を無くすことも大切です。草や木、茂みなどは伐採しておきましょう。

まとめ

蚊は日中も活動していますが、暗闇の方が好みで夕方や夜になると、活発に活動します。蚊は水たまりから発生するので、家の周りに水たまりを作らないことが大切です。外にいる時には、肌を露出させない、長袖や長ズボン、靴下や帽子を身に付け、サンダル履きは避けましょう。体温を上げないようにし、汗をかいたらこまめに拭き、無臭の石鹸などで体の臭いがしないようにしましょう。家の中に蚊が侵入してこないように、網戸を取り付けて、暗くなってきたら外や水辺には行かないようにしましょう。

 

赤ちゃんに虫除けスプレーを使っても大丈夫なの?

虫除けスプレーを使用することで、蚊に刺されるのを防ぐことができます。虫除けスプレーは使用上の注意を守り、過度に使用するのは避けましょう。赤ちゃんに虫除けスプレーを使っても大丈夫なの、と疑問に思うママパパもいるでしょう。虫よけスプレーの主な成分には、ディートやイカリジンなどが含まれています。 ディートには神経毒性があるので、ディートを含む虫よけスプレーは、生後6 ヵ月 未満の赤ちゃんへの使用が禁止されています。生後 6ヵ月以降の赤ちゃんに使う場合でも、1日に使用できる回数に制限があります。子どもの虫刺されは悪化しやすいです。まずはしっかりと予防しましょう。

  • ディートを含む虫よけスプレーは生後6ヵ月未満の赤ちゃんへの使用は禁止されています。

  • ディートを含む虫除けスプレーは年齢によって使用回数が決められています。生後6ヵ月以降で2歳未満は1日1回、2歳以上で12歳未満は1日1~3回の使用を必ず守りましょう。

  • 虫除けスプレーを使用する部分に気をつけて:目に入ったり、なめたりしないよう、使用部分には気をつけましょう。顔や手、日焼けした部分への使用は避けましょう。吹き出物や傷のある部分への使用も避けて、万が一、目に入った時にはすぐに洗い流しましょう。

  • 家に戻ったら、虫除けスプレーを石鹸や水で洗い流しましょう。

子どもの年齢によって、かかりやすい病気や対処法は変わってきます。パンパースの赤ちゃんの成長曲線チャートを使って、成長やかかりやすい病気を確認しましょう。

赤ちゃんや子どもが蚊に刺されてしまったら?

どれだけ蚊に刺されることのないように気をつけていても、子どもが蚊に刺されてしまうことはあるものです。蚊に刺された時にかゆみや痛み、腫れなどの症状を和らげるにはどうしたらいいのでしょう?

  • 赤ちゃんや子どもが蚊に刺されたら、何を塗るの?

  • 赤ちゃんや子どもが蚊に刺された時のかゆみを止める方法は?

  • 赤ちゃんや子どもが蚊に刺された跡はどうしたらいいの?

赤ちゃんや子どもが蚊に刺されたら?お家でできる対処法は?

  1. 虫刺され用の軟膏やクリームを塗りましょう:刺された部分を清潔にして、できるだけ早いうちに薬を塗りましょう。症状が酷くなる前に炎症を抑えられるので、早く治ります。市販のものを購入する場合、薬剤師に子どもの年齢を伝えましょう。

  2. 刺された部分を冷やしましょう:蚊に刺されたら、かゆみや痛みが徐々に広がってきます。また、赤く腫れることもあります。刺された部分を冷やすことで炎症を抑え、かゆみや痛み、腫れなどの症状を和らげることができます。

  3. 刺された部分をかきむしらないように注意しましょう:蚊に刺されたらかゆくなります。かゆいとかいてしまうのは仕方のないことですが、かきむしると傷口からばい菌が入り、腫れが強くなって化膿したり、悪化したり、跡が残ってしまうことも。爪は短く切り、虫さされ用パッチを貼って刺された部分を保護してもいいですね。

蚊に刺された部分を悪化させないためには、刺された部分を清潔にして、かゆみ止めの薬を早めに塗ることがポイントです。かゆみ止めの薬を塗ることで、刺された部分の炎症が抑えられ、かゆみや痛み、腫れなどの症状が和らぎます。頭や顔に塗ることもできますが、目や口の近くに塗る時は気をつけましょう。通常、市販のかゆみ止め薬で良くなりますが、赤みやかゆみが強い場合は、小児科や皮膚科のお医者さんに診てもらうようにしましょう。

蚊や虫に刺されることはよくあります。お医者さんから使ってもいいと言われた薬は、赤ちゃん用の救急箱 に入れておきましょう!

大きな子どもが蚊に刺された場合、かゆみを抑える軟膏やクリーム、飲み薬を出されることもあります。症状が強い時には、抗アレルギー薬(抗ヒスタミン薬)を出されることも。家にある薬を自己判断で使ったりせず、お医者さんが勧める薬を使うようにしましょう。

まとめ

赤ちゃんや小さな子どもが蚊に刺されたら、お医者さんの指示に従って、お家で対処するようにしましょう。お医者さんは皮膚の炎症を和らげるカラミンローションや市販のかゆみ止めの薬を勧めてくれるはず。また、刺された部分を冷やすことで、かゆみや炎症を抑えることも可能です。

 

よくある質問

蚊に刺されてかゆがっていれば、お医者さんが炎症を抑える作用のあるヒドロコルチゾンを含む塗り薬や、カラミンローションなどのかゆみを和らげるローションを勧めてくれるでしょう。刺された部分を冷やすのも効果的です。

おわりに

天気が良くなってきたら、外出や外遊びの機会が増えます。そうなると、虫や蚊に刺されてしまうこともあるでしょう。赤ちゃんや小さな子どもが虫に刺されてしまったら?上に書いた記事を参考にして、落ち着いて対処しましょう。虫や蚊に刺されたくないからと言って、子どもをずっと家の中に閉じ込めておく必要はありません。虫や蚊に刺されないような対策を取り、思いっきり外で遊びましょう。

本記事の内容について 本記事に掲載されている情報は、信頼のおける医療機関や政府機関からの情報にもとづいたものです。 参考及び参照のリンクにつきましては、以下をご参照ください。また、掲載された内容につきましては十分な注意を致しておりますが、医療従事者などの専門的な意見に取って代わるものではありませんので、ご注意ください。 診断や治療法につきましては、必ず 医療従事者などの専門的な意見を聞いていただきますよう、お願い申し上げます

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