胎便:赤ちゃんの初めてのうんち

待ちに待った赤ちゃんが生まれました!生まれた赤ちゃんを抱っこしたり、ずっと見つめたりして、ママやパパは夢のような日々を過ごしていることでしょう。

もちろん、ずっとこんなのどかで夢のような日ばかりが続くわけではありません。親になると言うことは、いつも楽しく素敵なことばかりではなく大変なこともあります。そう、うんち です。うんちの処理はまず間違いなくこのカテゴリーに入るでしょう。そうは言っても、うんちの処理はママやパパが体験する親としての重要なことの1つなのです。

胎便とは何なのか、どうやってできたのか、どのように対応すればいいのか、一緒に調べていきましょう。

胎便とは?

胎便、と言う言葉を聞いたことがあるでしょうか?生まれたばかりの赤ちゃんが出す、臭いのない、黒と緑色の混じった、ネバネバとしたうんちのことです。通常、生まれて24時間以内に胎便が出てきます。胎便は、見た目もにおいもこれから赤ちゃんが出す通常のうんち とは違うことを覚えておきましょう。

胎便は何からできているの?

お腹の中ではおっぱいも飲んでいなかったはずなのに、どうして生まれてすぐにうんちが出てくるの?そんな疑問を持つママやパパもいることでしょう。

そんな疑問にお答えしましょう。 妊娠13週目 位の早い時期から、赤ちゃんは自分のいる子宮の中の羊水や栄養分を飲んでいます。

これらの飲むと言う行動は、生まれた後の赤ちゃんの消化器官の発達に役立っているのです。

赤ちゃんは飲み込んだ羊水をおしっことして外に出しているのですが、飲み込んだ皮膚の細胞、赤ちゃんを守る産毛、その他の羊水に含まれる分泌物がある程度、赤ちゃんの腸の中に残ります。これらの物質が混じりあい、ネバネバとした胎便となり、おむつの中に出てくるのです。

胎便が出たらどうすればいいの?

胎便は通常、赤ちゃんが生まれて24時間以内に出てきます。赤ちゃんは初めてのおむつをつけていたでしょうか?胎便が出るのは、赤ちゃんの最初の排便のタイミングによります。思っていたよりも近くで実際に胎便を見ることができるかもしれませんよ。

肌にやさしいおしりふき を使って、赤ちゃんのお尻を優しくふいてあげましょう。 その後はお肌にやさしく抜群の吸収力のおむつをつけて、はい、おむつ交換は出来上がりです!

胎便は通常、ネバネバとしています。どんなに注意していても、ママやパパの服や赤ちゃんのベビーウェアについてしまうことがあります。特にまだおむつ交換のやり方 のコツを掴んでいない時期であれば、なおさらですね。

もう少ししたら、多くのママとパパは恐怖のうんちモレ を体験するでしょう。

うんちモレを防ぐには、正しいサイズのおむつをつけることが大切です。赤ちゃんにピッタリのおむつサイズが判らない時は、パンパースの月齢別おむつサイズチャートを参考にしてみてくださいね。

これから赤ちゃんの成長に伴って、多くのおむつを使っていきます。すくすくギフトポイントアプリ をダウンロードして、毎日使うパンパースでポイントをためていきましょう。赤ちゃんやママ・パパに嬉しいギフトをたくさんご用意しています!

赤ちゃんはいつからうんちをするようになるの?

赤ちゃんの体の中の消化器官を通って胎便が出切るまでには、数日かかります。胎便が出た後は、緑や黄色のうんちに変わっていきます。

母乳を飲む赤ちゃん のうんちは、明るい粒入りマスタードのような色をしています。水分が多くゆるくてドロッとしているのが特徴です。ミルクを飲む赤ちゃん のうんちは、濃い黄色から小麦色まで異なります。やや固めなのが特徴です。

このうんちは大丈夫?お医者さんに相談するべき?

うんちは赤ちゃんの健康状態を知るバロメーター。おむつ交換の度にしっかりとチェックしておきたいですね。赤ちゃんが生まれてすぐに出てくる黒褐色や深緑色の胎便は、全く心配のないうんちです。でも、すぐにお医者さんに相談したほうがいいようなうんちの色もあります。

  • 生後24時間以内に赤ちゃんが最初のうんちをしない場合、胎便栓と呼ばれる赤ちゃんの結腸が閉鎖した状態が原因の可能性があります。また、胎便が小腸や大腸につまり、腸が閉塞した状態となるになる胎便性イレウスの可能性もあるので、このような症状が見られたら、すぐにかかりつけのお医者さんに連絡をするようにしましょう。

  • 赤色のうんちが出た場合、うんちの中に血が混じっている可能性があります。赤ちゃんが分娩の際に血を飲んでしまった、ママの乳首が切れていて、おっぱいを飲んだ時に血も一緒に飲んでしまったなどの可能性が考えられます。それでも心配な時は、かかりつけのお医者さんに診てもらうようにしましょう。

  • 白色やクリーム色のうんちが出ることは非常にまれですが、赤ちゃんのうんちがこのような色の時は、治療を必要とする病気のこともありますので、お医者さんに連絡をするようにしましょう。

胎便吸引症候群とは?

分娩の最中や妊娠最後の週にママのお腹の中でうんちを出す赤ちゃんもいます。このような場合、羊水の中に胎便が混じっている状態となり、羊水が胎便染色された状態になっています。

非常にまれなケースなのですが、まだお腹の中にいる赤ちゃんが羊水を飲み込むことで、汚染された羊水が赤ちゃんの肺の中に入り込み、気管支が閉塞され、呼吸障害を起こすことがあります。肺が破れたり、肺炎になったりしてしまい、赤ちゃんの呼吸が苦しくなってしまいます。この症状は胎便吸引症候群(MAS)と呼ばれ、生まれたばかりの赤ちゃんに呼吸障害などのこのような症状が見られた時には、お医者さんがすぐに治療を始めてくれるでしょう。

具体的な症状としては、多呼吸、低酸素血症、発熱、などがあります。臍や爪、皮膚などが、 胎便と同じ色である深い緑色に染まっていることもあります。治療方法としては、薬での治療、酸素投与、人工呼吸器、などがあり、肺が破れた場合は、針を刺して空気を抜くこともあります。さらに、重症の場合には人工心肺が必要になったり、最悪の場合には死に至る可能性もあります。

よくある質問

ママのお腹の中で飲み込んだ羊水などが腸にたまり、胎便として出てきます。

まだママが妊娠していなかった頃、まさかうんちのことでこれほどドキドキするとは考えてもいなかったことでしょう。最初の数日間におむつの中に出てくる胎便は、赤ちゃんの消化器官が発達している証拠。ママやパパがこれから体験する小さな「はじめて」。たとえそれがドロドロしたものでも大切な宝物として覚えておきたいですね!

本記事の内容について:
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