赤ちゃんの成長曲線の読み方:生後24か月まで

赤ちゃんの成長パターンやスピードには、個人差があります。 乳幼児健診では、お医者さんが成長曲線グラフに体重や身長を記入し、赤ちゃんの成長の様子を確認していきます。 成長曲線に沿っているかを見ることで、赤ちゃんの発育をしっかりと把握できます。 成長曲線をつけていると、赤ちゃんの成長の経過を見守れるのは嬉しいですね。 最初のうちは成長曲線を理解するのは難しく思うかもしれません。 でも、身長の伸びや体重の増加の様子をなど、赤ちゃんの成長パターンを理解するのにとても役立ちます。今回は赤ちゃんの成長曲線の見方、数字の意味などをご紹介します。

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男の子と女の子の成長チャート

赤ちゃん成長チャート

赤ちゃんの身長、体重、頭囲を測って、このツールで平均的な成長を確認してください。

赤ちゃんの詳細を記入してください*:
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*赤ちゃんの最近の測定値を入力**: **出典:世界保健機関

赤ちゃんの成長曲線の読み方

成長曲線のグラフを見たら、数字や線が並んでいて、少し混乱するかもしれません。 でも、お医者さんや保健師さんが成長曲線の見方を教えてくれるので、心配することはありません。 この記事では、成長曲線のチャートを簡単に理解するためのガイドをお届けします。 成長曲線には男の子用と女の子用のチャートがあります。男の子には男の子用、女の子には女の子用の成長曲線を使いましょう。

年齢別体重パーセンタイル

年齢別体重のパーセンタイルチャートは、最初は複雑に見えるかもしれません。 でも、記入方法を覚えれば、簡単に使えるようになります。 成長曲線に記入することで、同じ年齢の子どもと比較した場合の赤ちゃんの体重を確認することができます。以下のステップをマスターしましょう。

  1. 縦軸で赤ちゃんの体重を取ります。(Kg)

  2. 横軸で測定した年齢を取ります。

  3. 両方の数値から線を引き、交点に印をつけます。

  4. その曲線をたどって、パーセンタイルが表示される場所まで行きます。

成長曲線とは、性別や月齢別に、身長、体重の平均値やばらつきの幅を表した曲線です。 厚生労働省が10年ごとに乳幼児の身体発育を調査して、身体発育曲線を作成しています。 この成長曲線図には、3、10、25、50、75、90、97という数字を示す基準線があり、この線の帯のなかに各月齢の94%の子の値が入ります。 この数字をパーセンタイル(百分位)と呼びます。 パーセンタイルは⼩さい⽅から何パーセント⽬にあたるかの順位を表すものです。 3パーセンタイルの線は、100人中3番目に位置することを意味します。 50パーセンタイルは、ちょうど真ん中、つまり50番目に位置する子どもの成長を示しています。発育曲線の特徴は、年齢ごと、子どもの体重や身長が、全体の中でどの位置にいるかを示す目安となっています。

ママとパパへのアドバイス

上の例を見てみましょう。 生後12ヵ月の男の子の体重が10Kgちょっとです。 成長曲線ではこの男の子は75パーセンタイルに位置しています。これは1歳の男の子の75%がこの子より軽く、25%が重いことを表しています。

年齢別長さパーセンタイル

次は、赤ちゃんの身長パーセンタイルを確認してみましょう。

  1. 縦軸に、身長の測定値を取ります。(cm)

  2. 横軸で測定した年齢を取ります。

  3. 両方の数値から線を引き、交点に印をつけます。

  4. その曲線をたどって、パーセンタイルが表示される場所まで行きます。

ママとパパへのアドバイス

上の例を見てみましょう。 1歳半の女の子の身長が77cmです。 成長曲線によると、女の子の身長は10パーセンタイルに位置します。同年齢の子どもの10%がこの女の子よりも低く、90%はこの女の子より高いことを意味します。

頭のパーセンタイル

次に、頭囲のパーセンタイルです。

  1. 横軸で測定した年齢を取ります。

  2. 縦軸に頭囲の測定値を取ります。

  3. 両方の数値から線を引き、交点に印をつけます。

  4. 曲線をたどって、頭囲のパーセンタイルを確認しましょう。

ママとパパへのアドバイス

生後3ヵ月の女の子の頭囲が39cmの場合を考えてみましょう。 この女の子の頭囲は50パーセンタイルに位置しています。つまり、生後3ヵ月の女の子の中で、半数の子の頭囲がこの女の子より大きく、もう半数の子の頭囲がこの女の子より小さいことを示しています。

体重のパーセンタイル

最後に、赤ちゃんの体重パーセンタイルを確認して、同じ身長の他の子どもと比較してみましょう。

  1. 横軸で測定した年齢を取ります。

  2. 縦軸で体重(Kg)と身長(cm)を取ります。

  3. 両方の数値から線を引き、交点に印をつけます。

  4. 曲線をたどって、体重パーセンタイルを確認します。

このパーセンタイルは、同じ身長の子どもと比べて、赤ちゃんの体重がどの位置にあるかを示します。

ママとパパへのアドバイス

4. 5Kgで53cmの男の赤ちゃんのケースを見てみましょう。 この赤ちゃんの成長曲線は90パーセンタイルに位置しています。つまり、同じ身長の男の子の中で90%がこの子より軽く、10%がこの子より重いということを表しています。

赤ちゃんの成長曲線

赤ちゃんの成長曲線は、お医者さんや親が赤ちゃんの健康と発達を観察するための大切なツールです。 成長曲線を使うことで、各年齢での自分の子どもの体重や身長が、全体の中でどのぐらいに位置するのかを簡単に把握することができます。 成長曲線から大きく外れた結果が出た場合、何らかの病気が原因のこともあります。 例えば、成長ホルモンや甲状腺ホルモンの異常、脳腫瘍などの病気を早期に発見し、迅速に治療を始めることができます。成長曲線の値は、厚生労働省によって10年ごとに集められた、全国の乳幼児の身長や体重などの情報をもとに作られています。

  • 年齢別体重: 特定の年齢での赤ちゃんの体重を追跡します。

  • 年齢別身長: 各年齢における赤ちゃんの身長を測定します。

  • 頭囲: 赤ちゃんの頭の最も広い部分の周囲を追跡し、脳の成長をモニターします。

  • 体重と身長の関係: 赤ちゃんの体重を身長と合わせて評価します。

早産児、低出生体重児、ダウン症児には、特別な成長曲線があります。

まとめ

性別や年齢に応じて、それぞれの⼦どもの計測値を書き⼊れていくことで、その⼦どもの成⻑度合いが見えるようになります。成⻑に⼤きな変動がある場合、あるいは変動がない場合、あるパーセンタイル値付近から別のパーセンタイル値付近に変化する、などを見ることができます。

男の子の成長曲線

  • 男の子の年齢別長さと年齢別体重

  • 男の子の体重の長さと年齢別頭囲

女の子の成長曲線

  • 女の子の年齢別長さと年齢別体重

  • 女の子の体重の長さと年齢別頭囲 

赤ちゃんの成長はいつ測ればいい?

出産直後、赤ちゃんについた胎脂や血液を優しく洗い流します。 その後、ママやパパと対面したら、身長、体重、頭囲などを計測し、お医者さんの診察を受けます。心音や呼吸音の異常はないか調べたり、おなかの上から手でふれて内臓に異常がないかを調べたり、正常な反射がみられるか、姿勢はどうかなど、お医者さんが赤ちゃんの全身をチェックします。

各地方自治体では、赤ちゃんの成長や発達を支援するために、定期的に乳幼児健診を行っています。 乳幼児健診では、赤ちゃんの身長や体重を測り、成長曲線に記入していきます。 地方自治体によって健診の時期や頻度は異なりますが、生後1ヵ月健診や1歳児健診などの乳幼児健診を実施しています。 1歳6ヵ月児健診と3歳児検診は母子保健法では義務となっていますが、その他の乳幼児健診のスケジュールについては、お住まいの地方自治体に直接お問い合わせください。乳幼児健診についての詳細は、1ヵ月の赤ちゃん 1歳の赤ちゃん を確認してみましょう。

赤ちゃんの体重と測定方法は以下の通りです:

  • 体重: 正確に測定するために、赤ちゃんの体重を量る時には、毎回同じ状態で量るようにしましょう。 赤ちゃんの体重を測る際は、毎回同じ条件で行うことが大切です。裸で測る、服を脱がせておむつの状態で測る、お昼の授乳前に量るなど、測定のタイミングや状況はいつも同じにしておきましょう。

  • 身長: 赤ちゃんが動くので測定が難しいことがありますが、経験豊富なお医者さんがしっかりと測ってくれるので、心配は不要です。 赤ちゃんを身長計の台板にあおむけで寝かせます。移動板をすべらせて足の裏にあて、足の裏が台板と垂直になるようにして、頭から足の裏までの身長を測ります。

  • 頭囲: 2歳未満の場合、赤ちゃんを寝かせた状態で、柔らかいメジャーを使い、頭の後ろのもっとも出っ張ったところから眉毛の上を巻き付けて測ります。2歳以上の場合は、立った状態または座った状態で測ります。

まとめ

乳幼児健診では、お医者さんが赤ちゃんの身長、体重、頭囲、胸囲を測定し、その結果を母子手帳の発達曲線に記入します。赤ちゃんが健康に成長し発達しているかを確認することが目的です。

乳幼児健診ではどのような検査をするのでしょう?生後1ヵ月健診から2歳健診までの各健診で役立つ情報や、今後の予防接種に関する情報を提供します。

赤ちゃんは順調に成長や発達をしているでしょうか?赤ちゃんの成長を見守るのは親として大切な役目です。月齢ごとの赤ちゃんの成長の節目 をまとめています。

赤ちゃんの成長曲線チャートパーセンタイルの解釈方法

赤ちゃんの成長曲線や発育について気になることがあれば、かかりつけのお医者さんや保健師さんに相談してみましょう。 成長曲線は、横軸に月齢や年齢、縦軸に身長や体重の測定値を示しています。 成長曲線を記入することで、年齢ごとの変化を観察できます。 成長曲線を見ることで、成長の様子や「肥満」や「やせ」などの栄養状態の変化をもとに、成長の異常に気づくことができます。 成長曲線のチャートは、ある年齢の男の子と女の子の一般的な成長パターンを示しています。 但し、子どもの成長は、個人差が大きく、平均値はあくまでも目安となります。 成長曲線のカーブが右上がりになっている場合、子どもは順調に自分のペースで成長していると考えられます。 赤ちゃんの成長を見守る際には、特定のパーセンタイルにとらわれる必要はありません。 むしろ、時間をかけてどのように成長していくかを見守ることが大切です。体重や身長が10パーセンタイルでも90パーセンタイルでも、バランスよく成長していることが理想的です。

パーセンタイルとは?

赤ちゃんの成長曲線は、同じ年齢や性別の他の子どもと比べて、どのパーセンタイルにいるかを確認するのに役立ちます。パーセンタイルは曲線で示されます。

赤ちゃんの成長を具体的に説明します。

  • 赤ちゃんの身長が年齢別で70パーセンタイルである場合、同じ年齢と性別の赤ちゃんのうち70%が自分の赤ちゃんよりも背が低く、残りの30%は自分の赤ちゃんより背が高いことを意味します。

但し、この1つの点だけでは赤ちゃんの成長を完全に理解することはできません。 お医者さんは、赤ちゃんの成長を評価するために、時間をかけていくつかの値を確認していきます。そして、これらの値をチャート上の平均成長曲線と比較します。

そして、数字ばかりにこだわらないようにしましょう。 健康的な体重や身長には幅広い範囲があります。遺伝や普段の生活の環境、栄養、活動レベル、健康状態など、多くの要因が子どもの成長に影響を与えることを覚えておきましょう。

もう1つ覚えておいてほしい重要なポイントは、赤ちゃんの成長スパートの時期はそれぞれ異なるということです。 母乳育児の赤ちゃんとミルク育児の赤ちゃんは、成長パターンが少し異なります。母乳育児の赤ちゃんは、通常、体重がゆっくりと増えるのに対し、ミルク育児の赤ちゃんは生後3ヵ月後ぐらいに成長スパートを迎え、急激に体重が増加します。

ママとパパへのアドバイス

赤ちゃんが成長するにつれて、おむつのサイズも変わります。 おむつが赤ちゃんにぴったりフィットしていないと、おむつモレが起きたり、肌がこすれてしまうことがあります。 おむつサイズと体重のチャートを確認して、ぴったりサイズのおむつを選んであげましょう。

赤ちゃんの成長パターンが変わったら?

健康で栄養状態が良い赤ちゃんは、ある程度、成長スピードを予測することができます。 但し、赤ちゃんが成長曲線から外れてしまっても、それが必ずしも問題になるわけではありません。 成長パターンの変化は成長スパートによる変化の可能性があるので、時間をかけてパーセンタイルを観察することが大切です。 赤ちゃんみんなが同じペースで発達するわけではありません。 身長や体重の増えるペースはさまざまです。 早く成長する子もいれば、ゆっくりの子もいます。 体の発育だけでなく、言葉などの学習面でも同じことが言えます。 成長曲線は、客観的な視点から赤ちゃんの成長を確認するための平均的な統計の数字です。 前回の検査から比較して、身長や体重が増えているか、同じペースで着実に成長しているか、を確認します。 何かの病気が原因で成長曲線から外れているかどうかは、お医者さんがが総合的に状況を確認してから、判断してくれます。気になる点がある場合は、定期健診の時に相談するとよいでしょう。

赤ちゃんの成長が平均化どうかを確かめるには?

赤ちゃんの成長曲線では、ほとんどの赤ちゃんが頭囲、体重、身長のパーセンタイルが3から97の範囲に入ります。 しかし、測定値が平均値から外れる場合もあります。 病気ではないのに、身長が低い子もいるし、体重が少ない子もいます。 赤ちゃんが成長曲線から外れているからと言って、必要以上に心配するのはやめておきましょう。 その子の個性だと考えて、温かく成長を見守ってあげましょう。 但し、身長や体重が成長曲線から小さい方に外れていく場合、かかりつけのお医者さんに相談するのが良いでしょう。心配なことがあれば、乳幼児健診の時にお医者さんか保健師に相談しましょう。

よくある質問

標準的な赤ちゃん 成長 曲線は、子どもの成長と発達に伴って4つの標準的な測定を追跡します。 それらには、年齢別体重、年齢別長さ、頭囲、体重の長さが含まれます。 成長曲線に赤ちゃんの測定値をプロットしてパーセンタイルを決定できます。

まとめ

赤ちゃんの成長曲線をすぐに理解するのは難しいかもしれません。 成長曲線を確認する際は、1つの点だけでなく、全体のパーセンタイルの変化をお医者さんと一緒にじっくりと確認することが大切です。 成長のスピードには個人差があります。他の赤ちゃんと比べるのではなく、赤ちゃん自身の成長や発達のペースを見守ってあげましょう。

赤ちゃんの成長曲線が標準範囲を外れないで推移していれば、順調に成長していると安心していいでしょう。生まれた時からこんなに大きくなった、と驚きと喜びでいっぱいですね。

赤ちゃんは日々、成長します。 昨日できなかったことが、今日はできるようになっていることも。 ハイハイを始める、ヨチヨチと歩き始める、最初の笑い声を聞いた瞬間、細かい運動スキルを発達させる瞬間など、親としての楽しみがいっぱいです。赤ちゃんの成長や活動については、こちら を参考にしてください。

赤ちゃんは毎日、成長していきます。 ママパパがしっかりと子育てをしている証です。パンパースのすくすくギフトポイントのダウンロードはすんでいますか?パンパースのアプリでポイントをためると、家族みんなが喜ぶ嬉しいギフトがもらえます!

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