妊娠安定期はいつからいつまで?
I 妊娠安定期はいつから始まるの?これは多くの妊婦さんが気になるポイントですね。一般的に「妊娠安定期」とは妊娠16週目(妊娠5か月)から27週目(妊娠7か月)頃を指し、胎盤の完成やつわりの軽減、流産リスクの低下など、母子ともに比較的安定した時期とされています。
この時期に入ると、以下のような変化があります:
- 胎動を感じ始める(初産婦は20週前後が多い)
- 有酸素運動(ウォーキングやマタニティヨガ)で体調管理
- 両親学級への参加やマタニティフォト撮影など、出産準備
- 旅行、飛行機利用もできますが医師と相談の上で
- ただし、腹部の痛みや出血があれば速やかに受診を
妊娠安定期は体調が良くなる分、活動の幅も広がりますが、無理をせず、リスクにも注意が必要です。今回は妊娠安定期の過ごし方や注意点について、より詳しく解説していきます。
妊娠の安定期とは
妊娠の安定期と言う言葉を聞いたことがあるでしょうか。医学用語ではありませんが、よく使われる言葉です。流産のリスクが少なく、妊娠初期に見られていたつわりの症状や疲労などの体調不良が落ち着いてくる時期なので、このように呼ばれます。妊娠安定期になると、妊娠中のママは比較的、快適に過ごせるようになります。
妊娠安定期には、胎盤が完成します。胎児の成長に必要なホルモンが作られ、ホルモンバランスが安定します。赤ちゃんに安定して血液や栄養を送れるようになります。その結果、高くなっていた体温も正常に戻るので、ママが感じていただるさや熱っぽさも落ち着くことが多いです。体調に問題なければ、妊娠安定期に旅行や適度な運動をしても問題ありません。
妊娠中の症状には個人差があります。妊娠安定期になってもつわりが治らず、気分が悪くて、食欲がないというママもいます。安定期といっても個人差がありますが、比較的体調が良く、つわりも落ち着いてきているようなら、心配はないでしょう。安定期の週数はあくまで目安として、自身の体調と向き合っていきましょう。
安定期はいつから?
医学用語ではないので、妊娠安定期がいつからいつまで、と言うはっきりとした定義はありません。個人差があるものの妊娠安定期の目安は、妊娠16週目~27週目とされています。
妊娠期間は16週未満の妊娠初期、16~28週未満の妊娠中期、28週以降の妊娠後期で区分されます。必ずしも、妊娠中期=安定期ではありません。
安定期のママと赤ちゃんの状態
妊娠安定期の女性やパートナーの気になるトピックとして、この時期のママや赤ちゃんの状態というものがあります。ここでは、それぞれの状態や様子、気をつけたいことなどについてチェックしていきましょう。
安定期のママの様子
妊娠16週頃には、ママのおなかの膨らみが目立ってきます。この頃は子宮が大人の頭ほど、おへその近くまで届く大きさになっています。服を着ていれば、おなかは目立つ大きさではありません。 妊娠19週末頃には約25cm、妊娠27週末頃には約38cmの大きさに成長します。赤ちゃんの成長に伴い、安定期に入ってからおなかの膨らみはどんどん目立っていくでしょう。
安定期になるとホルモンバランスが安定しはじめ、基礎体温が下がり始めます。つわりが落ち着き、熱っぽさや体のだるさが収まるママが多いです。おなかが急激に大きくなることで、皮膚が引き伸ばされていきます。この時にできる妊娠線は、肌の乾燥が原因の1つと考えられています。妊娠線ができるリスクを最小限にするためには、十分な保湿対策が必要です。
安定期になると、ママの乳腺が発達しはじめます。乳腺の発達を妨げない、サイズにあった着心地のいいマタニティブラを使いましょう。母乳のようなものが分泌される事があるので、こまめにガーゼや布で拭き取るなど、清潔な状態にしておくことが大切です。マタニティブラは妊娠中だけでなく、産後も大活躍してくれるママの味方。ママの体に負担をかけないように、母乳の出をよくするためにも、マタニティブラを使いましょう。
安定期の赤ちゃんの様子
妊娠安定期の赤ちゃんの身長は平均で約25cm、体重は平均で約280~350gが目安です。骨格や筋肉が発達してきて、眉毛やまつ毛、髪の毛や爪が生えてくる赤ちゃんもいます。前頭葉や神経が発達して、自由に手足を動かすことができるようになります。手足が子宮壁にあたると、ママは胎動を感じることがあります。個人差がありますが、妊娠20週前後になると胎動を感じるママが増えてきます。胎動はどんな感じ?最初は腸が動いているような、かすかな動きとして感じることが多いです。妊娠経過には個人差があるので、安定期に入って胎動を感じなくても、心拍確認や超音波検査で問題がなければ、心配することはありません。
妊娠安定期の体重
妊娠安定期には、体重はどのくらい増えてもいいのでしょう?安産やママの健康のためにも、妊娠中に太り過ぎるのは禁物です。体重が増えすぎると、妊娠高血圧症候群や糖尿病を発症することがあります。妊娠安定期に入ってもこれまで通り、体重管理は大切です。こまめに体重をチェックし、バランスの良い食事を心がけましょう。
理想の体重増加の目安は、妊娠前の体格(BMI)によって異なります。
まずはBMIを計算して、理想の体重の増加の目安を確認しましょう。
『BMI』は以下のように計算します。 妊娠前の体重と身長から体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
BMIの値 | 体型 | 体重増加量の目安 |
---|---|---|
18.5未満 | やせ | 9~12kg |
18~25未満 | 普通 | 7~12kg |
25以上 | 肥満 | 5kg程度 (お医者さんと 個別相談) |
妊娠安定期にはどう過ごす?
妊娠安定期になると、妊娠初期に見られていたつわりや疲れやすいなどの症状が落ち着いてきます。ママの体調が安定してくるので過ごしやすくなり、これまでできなかったことができるようになるのは嬉しいですね。安定期には、無事に出産を迎えられるように出産への準備や体を調整していきましょう。
安定期に入ったら実践してほしい出産に向けての準備や、この時期にやっておきたいことをご紹介します。但し、妊娠中は体の変化に伴い、体調不良が起こりやすいもの。妊娠安定期だけに限らず妊娠中に心配な症状があれば、お医者さんや助産師さんに相談しましょう。
適度な運動をする
安定期に入って体調や妊娠経過に問題がなく、お医者さんの許可が出たら、身体に負担をかけない軽い運動をはじめてみましょう。適度な運動をすることで、急激な体重増加を抑えるだけではなく、血行がよくなります。さらに、体調が整う、出産のための体力作りになる、などの嬉しい効果もあります。身体を動かすことで、ストレス解消にもなりますね。ママの体調に合わせて、無理なく体を動かしましょう。ママの病歴や妊娠経過によっては、運動を制限されることがあります。注意してくださいね。
以下を参考にして、身体に負担なく、楽しく続けられる運動を取り入れましょう。
ウォーキングなどの妊娠中にできる全身有酸素運動
午前10時~午後2時頃の時間帯に行う
これまで運動をしていなかった場合は、週に2〜3回の頻度で1時間以内を目安に
飛び跳ねる・腰をひねる運動、おなかを圧迫する運動、バランスを崩しやすい運動、転倒の危険がある運動、相手と接触する可能性がある運動、仰向けになる運動は避けましょう
ウォーキング、ストレッチ、妊婦向けの水泳やヨガなどは妊娠中にも負担なくできる運動です。妊娠中のママを対象としたマタニティヨガとマタニティビクスのクラスも開催されているので、興味があれば探してみましょう。ホットヨガ、シュノーケル、スキューバダイビングなどは危険を伴うので、妊娠中は避けましょう。
出産・産後準備
妊娠後期に入るとさらにおなかが大きくなり、動きにくくなります。妊娠安定期の時期に出産の準備を進めておきましょう。まずは、立ち合い出産か、無痛分娩か、今の病院で出産するのか、里帰り出産をするのか、出産方法や出産する場所を考えてみてください。出産する施設によって、無痛分娩を行っているのか、立ち合い出産が可能なのか、個室があるのか、などの特徴があります。 自分がどのように出産したいか、などを決めることが大切です。また、いつ破水や早産があるかもわかりません。いきなり緊急入院となってもあわてなくてもいいよう、入院バッグの準備もこの頃からしておきましょう。
出産前に虫歯を治療しておくことも大切です。妊娠中はホルモンバランスの変化が影響し、虫歯菌が増えやすくなります。虫歯があれば早めに治療し、出産までに治しておきましょう。
栄養バランスの良い食事を心がける
特定のものしか食べられない。胃や胸のむかつきや吐き気を感じる。嘔吐の症状がある。何かを食べていないと気持ち悪い。このような妊娠初期に見られるつわりの症状が、安定期に入ると落ち着いてきます。つわりで思うように食事がとれなかったママも、食欲が戻ってくる時期です。なんでもがむしゃらに食べていると、急激に体重が増えてしまい、出産リスクが高まります。
また、妊娠安定期には胎盤が完成し、赤ちゃんのための栄養が必要になります。栄養バランスを重視した食事が大切です。厚生労働省は、「妊産婦のための食事バランスガイド」を公表しています。妊娠中は、炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン類、ミネラル類をバランスよく栄養を摂りましょう。安定期には主食を主にエネルギーを補給し、肉や魚等の主菜を適量にしながら、不足しがちなビタミンやミネラルを副菜で補うのが理想です。食物繊維の多い野菜・果物・海藻などを多く食べることで、便秘の解消につながります。栄養について質問があれば、助産師さんや保健師さん、栄養士さんに確認しましょう。
両親学級に参加する
母親・両親学級では、妊娠中や出産を迎えるまでの過ごし方、これから赤ちゃんのお世話をするママパパに、赤ちゃんについて基本的なことを教えてくれます。通常、出産する施設や保健センターで両親学級が開催されています。ママの心身の変化を理解してもらうために、パパ対象のセミナーを開催している自治体もあります。立ち合い出産を考えている場合には、両親学級の参加が義務付けられているケースが多いので、事前に調べておきたいですね。本やネットからの情報だけでは、十分に理解できないこともあります。実際に体験談を聞き、おむつの替え方を見ることによって、理解が深まります。初めて出産するママパパは、参加することをおススメします。
職場や知人に報告をする
安定期に入り、初期流産のリスクが少なくなりました。ワーキングママは職場への報告を考える時期です。これから出産までの妊娠期間中は、何が起こるかわからないこともあります。体調が悪く、どうしても仕事を休まないといけないこともあるかもしれません。直属の上司や同じ部署の同僚に早めに報告しておくと、何かあった時でもすぐに対応ができます。妊娠経過に特に問題ない場合、安定期に入ってから職場や上司に報告するケースがほとんどです。産休を取るのか、退職をするのかを考える必要もあります。 産休は、出産前は6週間(多胎妊娠では14週間)、出産後は8週間と法律で決められています。
妊娠の安定期に気をつけたいトラブル
安定期は妊娠初期に比べて、体調不良や精神的な不調に悩まされることが少なくなり、気持ちよく過ごしやすい時期です。高かった基礎体温が下がるので、つわりが落ち着き、熱っぽさが収まります。胎盤が完成してホルモンバランスが安定し、エストロゲンの働きが強くなるので、メンタル面の不調も落ち着いてきます。でも、安定期に入ったからといって、リスクが全くなくなったわけではありません。つわりや体調不良が落ち着く時期、流産など妊娠におけるトラブルのリスクが低下する時期、と言うことだけです。医療の観点からは妊娠の安定期という概念はありません。妊娠中は何が起こるかわからないと考えて、十分に注意するにこしたことはないでしょう。妊娠中は、安定期であってもさまざまなマイナートラブル、早産などが発生することもあります。安定期に起こりやすいトラブルやと対策方法をご紹介します。
貧血になる
妊娠中はママの体内を多くの血液が流れるので、血液の量が増えます。しかし、血液中の赤血球等はあまり増えないので、血液が薄まった状態が続き、貧血を起こすことがあります。また、妊娠中は赤ちゃんの血液をつくる材料である鉄が、胎盤を通して赤ちゃんに送られます。これが貧血の原因となります。特に妊娠中期以降ママは貧血になりやすいので、1日20mg(非妊娠時は1日12~15mg)の鉄を摂る必要があります。貧血への対策は鉄分補給です。赤身肉や卵、大豆製品、小松菜等の野菜を摂取し、鉄分を補給しましょう。レバーやほうれん草などの食品にも鉄分は多く含まれます。ただ、レバーにはビタミンAも豊富に含まれています。ビタミンAを過剰摂取すると胎児の異常が増加すると言う報告があります。レバーは少量ずつ摂取するようにしましょう。サプリメントなどから鉄分を摂ることもできます。
便秘や頻尿が起きやすくなる
妊娠すると、プロゲステロンというホルモンの分泌が増えます。このホルモンの影響で、腸の動きが鈍くなります。また、おなかの赤ちゃんは日々、成長をしています。妊娠中期になると赤ちゃんの成長に伴い、子宮がさらに大きくなります。大きくなった子宮は腸を圧迫し、腸の動きが制限されるので、さらに便秘になりやすくなります。便秘を予防する何かよい方法はある?まずは食生活を見直しましょう。定期的に十分な水分を摂り、イモ類、かぼちゃやブロッコリーなどの食物繊維の多い野菜、ヨーグルトやチーズ等の乳酸菌が含まれる食品を積極的に食べましょう。また、無理のない程度に身体を動かしていますか?適度な運動をすることが、便秘には効果的です。食事や運動をしても便秘が改善されない場合は、お医者さんに相談しましょう。また、尿意を感じたら我慢しないで、トイレに行くようにしましょう。
動悸や息切れが起きる
妊娠中期に入ると、子宮が大きくなります。ママの体内の血液の量が増えるので、心臓にかかる負担が増え、心拍数が高くなります。胎盤から作られるホルモンの影響もあり、心拍数は増加します。その結果、動悸や息切れ、立ちくらみを感じることがめずらしくありません。動悸や息切れを感じたら、まずは安静第一です。落ち着いてゆっくりとした動きを意識する、こまめに休憩するなども効果があります。
赤ちゃんの成長とともにママのおなかが膨らむので、腰痛などのマイナートラブルが出てきます。大きくなってきたおなかを支えるために、腰を反らせた姿勢になるので、仕方がないですね。体が少しずつ出産の準備をして腰回りの筋肉が硬くなるので、腰痛が起こりやすいです。皮膚が痒くなる、などのトラブルもあります。
妊娠安定期に気をつけたい症状
妊娠安定期には体調や精神面で楽になるものの、おなかが大きくなるのでママの身体的な負担が増えてきます。前屈みになったり、しゃがみこんだりすると、おなかが圧迫されます。無理な姿勢や不意に力んだりする動作で、血行不良や子宮収縮に伴う切迫症状など子宮への負担が大きくなります。また、バランスがとりにくいせいで、腹痛や転倒などが起きる可能性があります。
ママは負担の少ない方法を取り入れたり、ゆっくりしたペースでできることを考えたり、働くママは負担の少ない業務へ異動させてもらうなど、自分の体調に気をつけるようにしましょう。その他、妊娠安定期に気をつけたい合併症をまとめました。
妊娠糖尿病
妊娠糖尿病は、妊娠中に初めて発症する、糖尿病にはまだ至っていない糖代謝異常です。太りぎみ、痩せぎみといった体形や、糖分を摂り過ぎることで発症します。インスリンの働きが弱めのママの場合、妊娠の後半に血糖値が上昇し、妊娠糖尿病を発症することがあります。妊娠中のママの7~9%が妊娠糖尿病と診断されていると言う報告があります。妊娠初期の検査で問題がなくても、妊娠中期に発症する可能性があるので、妊娠中期にもう一度血糖の検査を行います。妊娠糖尿病にかかると、流産、巨大児や赤ちゃんの低血糖、黄疸や胎児死亡などの合併症が起こる可能性もあります。さらに、ママと赤ちゃんの将来の糖尿病リスクを高めてしまうことも。妊娠糖尿病と診断されたら、食事療法を行います。また、お医者さんの判断に応じてインスリン注射を用いた治療もあります。
一方、もともと糖尿病を患うママが妊娠すると、ママやおなかの赤ちゃんがさらに深刻な状態に陥ることがあります。このような場合は、血糖値をきちんと管理し、糖尿病による目や腎臓の合併症を評価して、計画的に妊娠することが大切です。妊娠糖尿病は、ママの不健康な食生活が原因よりは、もともとインスリンの働きが弱いなどの体質的な部分が大きいです。妊娠中に十分注意していれば、母児ともにほとんどのトラブルを回避することができます。妊娠中も血糖値を適切にコントロールし、無事に健康な赤ちゃんを出産するまで、注意深い管理が必要です。
前置胎盤
前置胎盤は、胎盤が通常より低い位置にあり、子宮の出口にかかっている状態を指します。前置胎盤を発症するはっきりとした原因はわかっていません。前置胎盤にかかる頻度は、全ての分娩の1%弱と言う報告がありますが、無症状であることが多く、産婦人科健診の経腟超音波検査で発見されるケースがほとんどです。痛みがないのに急に出血することがあるので、注意が必要です。妊娠の経過とともに子宮が大きくなるにつれ、徐々に胎盤が上に上がり、解消するケースがほとんどですが、妊娠後期までに治らず、リスクが高いと判断された場合、帝王切開が必要になります。健診でしっかりと経過を確認してもらいましょう。
切迫早産
頻繁に子宮収縮や出血がみられ、子宮口が開き始めるなど、早産になる可能性がある状態を切迫早産といいます。とにかく安静にして、子宮の収縮を抑えることです。切迫早産と診断されたら、外出を控え、自宅でゆっくりと過ごすようにしましょう。程度が重い場合は、入院が必要になることもあります。
妊娠高血圧症候群
妊娠高血圧症候群は、妊娠中に血圧が上昇し、蛋白尿が出る病気です。妊娠20週以降に発症します。妊娠高血圧症候群の原因は、はっきりと分かっていません。胎盤が関係していると考えられています。妊娠初期に胎盤が形成されないと、妊娠が進んでからも胎盤が十分に機能しないので、胎児の栄養や酸素が不足します。ママの体は、この状況に対処するために子宮や胎盤への血液量を増やそうとする結果、血圧が上昇してしまうのでは、と考えられています。胎盤が関係するので、赤ちゃんの発育に影響を与えることも。初めての出産、多胎妊娠、過去に妊娠高血圧症候群を経験している、肥満気味、40歳以上の高齢妊娠、高血圧や糖尿病の持病あるママはこの病気のリスクが高いです。妊娠中にしっかりと体重管理を行っていく必要があります。発症した場合は、食事療法と薬物療法を行います。ママと赤ちゃんの状態を観察しながら、お医者さんが分娩時期を確認していきます。
よくある質問
医療用語ではないので、はっきりした定義はありません。個人差があるものの、つわりが収まり、流産のリスクが低くなる妊娠16週目から安定期に入ると考えられています。
まとめ
個人差がありますが、妊娠16週目〜27週目頃を妊娠安定期と呼んでいます。妊娠初期に感じていた身体的、精神的な不調が落ち着いてくる時期です。妊娠安定期の時期に出産方法や出産場所などを考え、出産準備を始めていきましょう。
但し、妊娠中のママの体はどんどん変化します。おなかが大きくなることで便秘や頻尿が起きたり、妊娠線が出てきたりするのも妊娠安定期の特徴です。安定期でも、決して無理をしないで過ごすことを心がけてください。妊娠安定期はこれまでできなかった運動を始めるのもいいですね。出産に向けて、体力をつけていきましょう。食事バランスにも気をつけながら、おなかの赤ちゃんとの絆を深めていきましょう。決して無理はしないで、余裕を持った出産準備を進めていきましょう。
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