赤ちゃんはどうして指しゃぶりをするの?指しゃぶりはやめさせるべき?

赤ちゃんが指しゃぶりをしていて心配。指しゃぶりをやめさせたほうがいいのでは、と心配しているママパパがいるかもしれません。5歳になるまでは、指しゃぶりをしていても気にすることはありません。でも、5歳になってもまだ指しゃぶりを続けているようであれば、どのように指しゃぶりをやめさせるかを考えましょう。 指しゃぶりをする原因、赤ちゃんはいつから指しゃぶりを始めるの、指しゃぶりをやめさせる方法などを、ご紹介します。

どうして赤ちゃんや子どもは指しゃぶりをするの?

赤ちゃんはお腹の中にいる時から、指しゃぶりをしてママのおっぱいを飲む練習をしています。哺乳反射や吸啜反射は生まれたばかりの赤ちゃんに見られる原始反応です。生まれた後はママのおっぱいを探して、おっぱいを吸います。手や指をしゃぶるのも原始反応の1つです。

また、指しゃぶりには不安や不快な気持ちをなだめて、気持ちを落ち着かせる役割もあります。安心したい、気持ちよくなりたい、という気持ちや、眠る前の入眠儀式として、指しゃぶりをする子もいます。指しゃぶりは子どもの発達に大切なものです。あまり心配し過ぎないようにしましょう。

指しゃぶりはいつから始まるの?いつ、指しゃぶりをやめるの?

指しゃぶりは小さいうちから始まります。実際、ママのお腹の中にいる時から、赤ちゃんはすでに指しゃぶりをしています。生まれてすぐに指しゃぶりを始める生まれたばかりの赤ちゃん もいれば、指しゃぶりをしない赤ちゃんもいます。

赤ちゃんが指しゃぶりを始め、心が落ち着くと感じれば、指しゃぶりが習慣になることもあります。手しゃぶりや指しゃぶりが習慣になることはよくあることです。これは気持ちを落ち着かせるための行為、子どもの発達に大切なことだと受け止めて、あまり心配し過ぎないようにしましょう。

指しゃぶりの習慣は、いずれなくなっていきます。生後6~7ヵ月 頃に自然と指しゃぶりをやめる赤ちゃんが多いようです。もちろん個人差がありますし、少し遅い2~4歳になって指しゃぶりをやめる子どももいます。

ストレスを抱えている、また傷つきやすい子どもの場合、8歳頃になっても指しゃぶりをしていることもあります。

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指しゃぶりへの対応は?指しゃぶりをやめさせるべき?

指しゃぶりは子どもにとって自然なこと。成長過程の1つですが、4~5歳を過ぎても指しゃぶりをしてしているなら、少し心配です。永久歯が生えてくるこの時期の指しゃぶりは、口の形や歯並びに影響があると言われているからです。

4~5歳ぐらいが、指しゃぶりの習慣をやめさせるいいタイミングと考えてもいいでしょう。

赤ちゃんや子どもが指しゃぶりをしていて、口や歯ぐき、乳歯の発達に与える影響が心配な時には、お医者さん、子どもの歯医者さんや矯正歯科医 に相談してみましょう。

指しゃぶりをやめさせるいい方法は?

指しゃぶりをしているのが赤ちゃんなら、やめさせなくても大丈夫。赤ちゃんが指しゃぶりをするのは自然なことです。でも、5歳を過ぎてもまだ指しゃぶりをしていれば、ママパパはなんとかして指しゃぶりをやめさせる方法を考えましょう。

指しゃぶりはすぐにやめられるものではありません。指をしゃぶっていることを伝えて意識をそこに向けさせ、時間をかけて、子どものストレスや不安を取り除いてあげましょう。

指しゃぶりをやめさせる時に大切なのは、子どもがママパパの無限の愛情に包まれていると感じていることです。子どもは指しゃぶりをすることで、安心します。指しゃぶりをやめさせようとやっきになると、ストレスを感じて、逆効果になることもあります。

子どもが何かストレスや心配を抱えているかもしれない、と思い当たることはありますか?その場合、指しゃぶりをやめさせるよりも、まずはストレスや心配を取り除いてあげましょう。近い将来、引っ越しや赤ちゃんが生まれるなどの予定はありますか?これから起こることへの不安がストレスになっているかもしれません。コミュニケーションを取りながら、寂しさや不安を少しずつ取り除いあげましょう。

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指しゃぶりをやめさせるために、以下の方法を試してみましょう。

  • 声掛けをして、指しゃぶりをしていることを意識させましょう。子どもは無意識に指しゃぶりをしていることもあります。キーッとならずに冷静に指しゃぶりをしていることを伝え、子どもに意識させましょう。必要以上に注意すると、かえって不安やストレスが増すこともあります。叱ったり、無理に指しゃぶりをやめさせようとしたりすると、逆効果になることもあるので、あくまで冷静に優しく伝えるようにしましょう。

  • 指しゃぶりをするきっかけとなっているもの取り除きましょう:指しゃぶりをする原因として、心理的な原因や環境が考えられます。幼稚園や学校に通う時期なら、ママパパと離れた時に感じる分離不安かもしれません。指しゃぶりをする時間や場所は決まっていますか?指しゃぶりをする原因が分からなければ、子どもに優しく尋ねてみてはどうでしょう。原因が分かれば、それを取り除くようにしてあげてください。指しゃぶりが入眠儀式になっているのであれば、寝る時に手をつないであげたり、ベッドに入る前にお風呂に入らせたり、絵本を読んだりして、たくさんコミュニケーションを取って、寂しさや不安を感じないようにしてあげましょう。

  • 目標を定める:ベッドに入る1時間前には指しゃぶりをしない、などの小さな目標を決めてみましょう。小さな目標が達成できたら、夜ご飯の後は指しゃぶりをしない、終日、指しゃぶりをしないと言うように徐々に指しゃぶりをしない時間を増やしていきましょう。目標を達成できたら、思いっきり褒めたり、ご褒美をあげたりしてくださいね。

  • 最終手段として険悪療法を試してみましょう:上に紹介した方法を試しても指しゃぶりがやめられない場合、お医者さんに相談しましょう。お医者さんが険悪療法と呼ばれる、指しゃぶりを防止する方法を提案することがあります。これは、指に子どもが苦手なもの(わさびなど)を塗ったり、指しゃぶりをしないように絆創膏を貼ったり、と指しゃぶりをすると嫌な思いをすると教え込んで、指しゃぶりをやめさせる方法です。

  • 歯医者さんや矯正歯科医にも相談しましょう:指しゃぶりの癖がなかなかやめられない場合、歯医者さんや矯正歯科医に相談するのも良いアイデアです。 指しゃぶりやおしゃぶりの影響は、乳歯の奥歯が生えて噛み合ってくる2歳過ぎから少しずつ見られるようになります。長時間、強い力で指をしゃぶっていると、前歯が出てくる(出っ歯)、上と下の前歯が噛み合わない、などの歯並びや噛み合わせの問題が出てきやすくなります。指しゃぶりについて知識のある小児歯科専門医や矯正歯科医などに相談してみましょう。

よくある質問

指しゃぶりをすることで気持ちは落ち着きますが、健康上のメリットはありません。子どもが5歳頃までは、指しゃぶりをしても特に問題はありませんが、5歳を過ぎても指しゃぶりをしている場合、口や永久歯、出っ歯になったり、歯並びや噛み合わせに悪影響となるリスクがあります。

おわりに

指しゃぶりは、自分の気持ちを落ち着かせたり、安心させたりするためのよくある自然な行動です。赤ちゃんの時に指しゃぶりをしていても、全く問題ありません。4歳ぐらいになれば、自然と指しゃぶりをやめるようになります。

とはいえ、5歳を過ぎても指しゃぶりがやめられない場合、自然にやめることは余りありません。積極的に指しゃぶりをやめさせる働きかけが必要になります。声掛けをして指しゃぶりをしていることを意識させたり、小さな目標を作って、指しゃぶりをしなければ、思いっきり褒めてあげてください。指しゃぶりをするのは、自分の気持ちを落ち着かせようとする行為です。ストレスとなる原因を突き止めて、それを取り除く努力をしてあげましょう。指しゃぶりの回数が徐々に少なくなることもあります。

指しゃぶりの習慣はすぐになくなるものでもありません。時には忍耐が必要なことも。指しゃぶりをなくすには、小児科のお医者さんや歯医者さんのサポートが必要な時もあります。

歯みがきの仕方や歯医者さんのことなど、子どもの歯のケアについてもご紹介しています。

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