子どもに食べさせたい健康おやつ

子どもはおやつの時間が大好き。栄養面に優れているだけではなく、健康にもいいおやつを食べさせたいですね。おやつの役割、おやつの与え方、おやつを食べるメリット、子どもが美味しく食べてくれるような健康おやつのアイデアをご紹介します。

おやつはどうして必要なの?

子どもは成長に応じて、多くの栄養を必要とします。でも、子どもの胃は小さいので、一度にたくさんの量を食べることができません。必要なエネルギー源となる栄養を1日3回の食事で十分に取ることができないので、足りない栄養量を補うためにおやつが必要になります。おやつと言っても、ケーキ、菓子パン、アイスクリームなどの甘いものばかりをあげる必要はありませんよ。子どもの成長に必要なたんぱく質、カルシウムや鉄分を含むおやつを“4番目の食事”として、毎日の生活におやつを取り入れてみましょう。子どもの頃におやつの時間を楽しみにしていたママやパパも多いはず。同じように、子どもにとってもおやつの時間はワクワクする時間です。食事とは違ったアイデアを盛り込んで、楽しいおやつ時間にしましょう。

おやつの与え方は?

子どもにおやつをあげる時の注意点はあるのでしょうか?以下のポイントに気をつけましょう。

  • おやつをあげる時間と量を決めましょう:子どもがせがむからと言って、ダラダラとおやつをあげないようにしましょう。基本的には子どものお腹が空いた時にあげるようにしてください。夕食直前などの時間におやつをあげると、肝心の食事が食べられなくなってしまいます。ママとパパがおやつの時間と量を決めてあげるようにしましょう。

  • おやつの量はどれぐらい?:食べるおやつの量を器にとってから、あげましょう。性別、体形、日々の運動量によっておやつの量には個人差があります。1日のエネルギー消費量に対して10~15%ぐらいが理想的です。1~2歳では1日2回で合計100~150 kcal )3〜5歳では1日1回で150〜200kcalほどを目安としましょう。午前中はお菓子の食べきりサイズを1袋と麦茶。午後はバナナと牛乳などのように、組み合わせを考えましょう。

  • 食事で不足しがちな食品を中心に:おやつは、牛乳・乳製品、野菜、海藻、小魚、いも類、豆類、果物など、食事で不足しがちな食品を中心にあげるようにしましょう。おやつには水分補給の目的もあります。おやつと一緒に麦茶、牛乳や野菜ジュースなども与えましょう。 ジュースは虫歯や肥満の原因にもなるので、与える時は少量にしましょう。

市販のおやつを使う時に気をつけたいこと

手作りおやつを作ってあげたいと思っても、時間が無くて作れないママもいますね。手作りが難しければ、市販のおやつをあげても問題ありません。市販のおやつをあげる時には、以下のポイントに気をつけましょう。

  • 子ども用のお菓子を選びましょう: 「幼児向き」「赤ちゃん用」などと表示されている塩分や砂糖が少ないもの、油を多く使っていないお菓子を選びましょう。子どもの健康や味覚などを考えて作られているので、安心してあげることができます。

  • 成分や添加物の表示をチェック:市販のお菓子には保存料、着色料、甘味料、などの食品添加物がよく使われています。また、アレルゲン表示のチェックも忘れずに。パッケージに記載された表示をチェックして、よく判らない添加物が使われていたら買わないのも選択肢の1つです。

  • 市販品と自然の食品を組み合わせて:市販品の人工的な味に慣れてしまうと、子どもの味覚の発達を妨げてしまうことも。果物や野菜など自然の食品と組み合わせて、季節に応じた本来の素材の味を知ってもらいましょう。

避けた方がよい食べ物

食べるとのどに詰まらせる、あるいはアレルギー が出る危険があるために避けた方がよい食品があります。

  • ナッツ類: アレルギー反応に注意し、与える時は細かく刻んで少しずつ。

  • グミ、キャンディー: のどに詰まらせるだけでなく、虫歯の原因にもなるので避けましょう。

  • 固い野菜: 茹でてからあげましょう。

  • 市販のおやつ: アレルギー成分がないか、成分表をチェックしましょう。市販のお菓子は量を決めて、甘すぎるものや塩分の多いもの、 油を多く使ったものはなるべくさけましょう。

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  • パンケーキ: 牛乳と卵が一緒に取れるすぐれものです。すった人参や刻んだブロッコリーを入れた野菜パンケーキ、りんごとレーズンでフルーツパンケーキ、きなこパンケーキなど、ちょっと工夫して栄養を足してみましょう。

  • きなこマカロニ: ゆでたマカロニにきなこをからめます。

  • 蒸しパン: パンケーキ同様、野菜やチーズ、ヨーグルトを混ぜて、栄養も風味もUP!!

  • おにぎり: 白いままでも、青菜を混ぜても、ツナマヨや鮭フレークを入れてもよし。子どもはおにぎりが大好きです!

  • サンドイッチ: 卵やハムだけじゃなく、クリームチーズやピーナツバターを挟んでもいいですね。

  • ふかしいも: さつまいもをチンするだけ!

  • じゃがバター :じゃがいもをチンしてバターを載せるだけで立派なおやつになりますよ。

  • 果物:りんごはすりりんごが食べやすいです。ぶどうは皮をむいて。種のないものが食べやすいです。バナナは栄養補給に最適!手も汚れず、どこでも食べられる優れもの。

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  • マカロニピザ: ゆでたマカロニと小さく切った野菜を少量の水溶き小麦粉で混ぜてフライパンで焼き、マカロニの色が変わったらとろけるチーズとケチャップをかけます。手づかみで食べさせましょう。

  • 野菜スティック:人参やきゅうりなどを細く切ってあげましょう。

  • トースト: チーズやマヨネーズで和えたちりめんじゃこをのせてあげましょう。

  • ごはんのお焼き: ごはん、納豆、卵、しょうゆ少々を少量の水溶き片栗粉と混ぜて、平べったく丸い形に成形し、フライパンで焼きます。

  • フルーツ牛乳: 牛乳とバナナを混ぜてミキサーにかければOK。季節に応じて、イチゴや桃、パイナップルなどをプラスすると、さらに美味しさUP!

  • カナッペ: クラッカーにジャムやカッテージチーズを載せるだけ。野菜や果物を載せてもいいでしょう。

よくある質問

甘いものだから体に悪い、と言うものでもありません。甘いものにもメリットはあります。エネルギー源であるのはもちろんのこと、リラックス効果もあります。ママとパパが量を決めて、あげるようにしましょう。おやつと一緒にお茶や牛乳、野菜ジュースなどを飲んで水分補給することも忘れずに。

基本的に子どものおやつは、普段の食事で取ることのできなかった栄養分を補うものです。栄養面と健康面を考えたおやつをあげたいですね。美味しそうにおやつを食べる子どもの顔を見るのは至福の時間です。たまにはケーキやチョコレートなどの甘いおやつをあげてもいいですが、基本、時間や量を決めて、ママやパパがコントロールしながらおやつをあげるようにしましょう。

また、おやつは栄養面や健康面だけではなく、一緒に作ったり、一緒に食べたりと一緒に楽しい時間を過ごすと言う大切な面もあります。子どもと一緒に楽しいおやつタイムを!

本記事の内容について

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