夜のおむつはずれを成功させる13のコツ
日中におむつを卒業したからと言って、夜のおむつはずれが必ずしもうまくいくとは限りません。通常、日中におむつがはずれた後に夜のおむつはずれに進みます。昼と夜のおむつはずれの違いは?夜のおむつはずれのタイミングは?子どもやママパパが、夜のおむつはずれを乗り切るためのコツをご紹介します。
日と夜のおむつはずれは別物?
トイレトレーニングはいつから始めたらいいの?一般的にトイレトレーニング(以下トイトレ)を始める時期は、2歳頃が目安だと言われています。もちろん子どもの成長のスピードは違うので、焦ったり心配したりしないでくださいね。昼のトイトレでは、子どもがおしっこをしたいと言うそぶりを見せたら、ママパパや大人がトイレに連れて行くことができ、おしっこをしたいと感じたら、自分からトイレに行くこともあります。
昼のトイトレが完了する頃には、おむつがはずれて、子どもは自分でトイレを使うことができるようになっています。夜のトイトレを始めるタイミングは、昼のトイトレが上手にできるようになってからが基本です。夜のトイトレが上手くいくかどうかは、子どもの成長や発達のスピードによって違います。早くできるようになる子どもがいれば、夜のトイトレにはもう少し時間が必要な子も。腸は早い段階から動き始め、5~6歳になるまでおねしょをしてしまう子どももいますが、あまり気にすることはないでしょう。夜のトイトレで気をつけてほしいことを下の動画で紹介しています。
夜のトイトレを始めるタイミングは?
夜のトイトレを始めるタイミングは、子どもによって違います。まずは日中のトイトレが上手くいって、日中におむつがはずれるのを待ちましょう。子どもの成長のスピードは異なります。何歳になったから、夜のおむつをはずさないといけないと言うような決まりはありません。一般的に、2歳までにトイレトレーニングを始めたら、3歳頃には夜のトイトレを始めるのが目安です。
トイトレをするときの注意は? 子どもが嫌がっているのに、無理にトイトレをする必要はありません。心や体の準備が整っていないのに、 |
夜にトイトレはできるの?
もちろん、夜にもトイトレはできます。子どもが寝ている夜にトイトレなんて!?と、ママパパは理解できないかもしれません。夜のトイトレでは、以下のことに気をつけましょう。
うんちのコントロール:通常、うんちのトイトレは日中にするので、子どもが夜にうんちをしたくなることはあまりないかもしれませんが、子どもによって違います。
膀胱のコントロール:膀胱が十分におしっこを溜められるまで発達するには時間が必要です。また、膀胱におしっこが溜まったと大脳に伝える伝達回路の発達にも時間が必要です。生理学上、これらが完全に発達するのは、6歳頃と言われています。5~6歳まで 夜中におねしょをしてしまう のはこのことが原因ですね。
夜中に起こさない:夜のトイトレとして、眠っている子どもを起こしてもいいの?疑問に思うママパパもいるでしょう。夜中に起こしてしまうと、おしっこの分泌を抑える抗利尿ホルモンの分泌を妨げる結果になり、おねしょを長引かせる事にもなります。夜は子どもを起こさずに、ぐっすり寝かせてあげましょう。トイレに行きたくなった時に子どもが自分で起きるのがベストです。5歳を過ぎてもおねしょをするようであれば、一度、お医者さんに相談してみましょう。おねしょアラームを使うように勧められることもあります。おねしょアラームはセンサーがおしっこを感知するとアラームが鳴ります。アラームがなっても起きなければ、ママパパが起こしましょう。但し、アラームが鳴った時だけ起こすようにします。
夜のおむつはずれを成功させるための13のコツ
夜のトイトレを成功させるには時間がかかるもの。夜のおむつはずれへの成功へのコツはあるのでしょうか?夜のおむつはずれを成功させるための13のコツをご紹介します。ストレスにならないよう、焦らずに取り組んでいきましょう。
1. 寝る前にトイレに誘おう
夜のトイトレに最も効果的な方法です。日中にトイトレを始めたばかりでも、夜、眠る前にトイレに行くことを入眠儀式 ] に入れましょう。膀胱が空になるので、夜におねしょをする確率が下がります。
2. 1日の終わりに静かな入眠儀式を
眠る前に本を一緒に読むなど、静かでリラックスできるような入眠儀式で1日を終えましょう。1日の終わりに静かな環境を作ることで、眠りがスムーズになり、ストレスが少なくなります。日中にトイトレが上手くできるようになった子どもでも、ストレスでおねしょをしてしまうことがあります。ストレスはおねしょの原因になると考えられています。焦らずに、ストレスにならないようにトイトレを進めていきましょう。
3. 朝起きた後、お昼寝の後にすぐにトイレに行く習慣をつくろう
夜のおむつはずれを成功させるコツは、お昼寝後や朝起きたらすぐにトイレに誘うこと。夜眠る前にもトイレに誘い、膀胱を空っぽにしておきましょう。起きたら、おしっこをしにトイレに行くと言う習慣づけを。
4. トレーニングパンツが大活躍
日中のトイトレが上手くいったら、おむつを外して夜用おねしょ対策用の卒業パンツを使ってみましょう。このパンツを使うことで、子どももトイトレの違う段階に入ったと理解します。さらに、パンツタイプは自分で上げ下げできるので、好きなだけ履いたり脱いだりできます。4~5歳でおねしょ対策用のトレーニングパンツを使うのはよくあることです。
5. 安心感を与える
一番の目標は、ストレスを感じさせることなく、夜におねしょをしないようにすることですね。焦らず、ストレスにならないように進めていきましょう。最初から夜のおむつはずれが上手くいくことはありません。一度成功したと思っても、次の日には失敗することもあります。失敗を重ねて、徐々にできるようになっていきます。子どもはおしっこをしたくなったら目を覚ます、と言う練習をしています。
6. 上手にできたら褒める、叱ったりしない
夜におねしょをしなくなるのは、膀胱がどれだけ夜に作られるおしっこを溜めておけるかなど身体機能の成長に関係があります。夜におねしょをしたからと言って、責めたり叱ったりしないでください。ストレスを感じて、おねしょに対する不安が増えてしまいます。夜目が覚めてトイレに行くことができた、朝にオムツが濡れていなかった、そんな時はたくさん褒めてあげてくださいね。
7. 夜中にトイレに行きたくなったら、パパママを起こしていいことを伝える
夜起きて、トイレに行くのが暗くて怖いと言う子どももいるでしょう。トイレに一緒に行ってほしい時には、パパママを起こしてもいいことを伝えましょう。もちろん大きくなってもずっとトイレに一緒に来て、とお願いされるのは困りものですが、トイトレの最初のうちは、夜に一緒にトイレに行ってサポートしてあげましょう。
8. トイレに行きやすい環境を
子ども部屋からトイレへのアクセスはどのような感じでしょう?子どもにとって、トイレまでの暗い道のりは怖いかもしれません。夜はトイレのドアを開けっぱなしにするとか、人感センサーライトを取り付けてもいいでしょう。子どもが可愛いと思うような動物の形やキャラクターが描かれた人感センサーライトもありますよ。
9. おねしょをする理由を教えてあげよう
成長するにつれて、子どもの理解力は高まります。夜のトイトレは、上手くいく時もあれば、失敗することもある、どうしておねしょをしてしまうのかなどを教えてあげましょう。おねしょをしてしまう特別な原因はないのですが、遺伝が関係していると言う報告もあります。ママパパや兄弟も同じような経験をしておねしょを卒業したと伝えてあげると、安心するかもしれませんね。
10. 準備ができたら、おむつをはずして普通のパンツをはかせよう
おむつをはずしてパンツをはくことは、子どもにとって大きなイベント。喜ぶ子もいれば、不安に思う子どももいるはず。ママパパもトイトレのために、ずっと卒業パンツ を履かせたくないですね。でも、夜のおむつはずれは上手くいく日もあれば、失敗する日もあります。子どもが夜におねしょをしなくなるまで、もう少し時間をあげましょう。
数日、おねしょをしない日がある
数週間、おねしょをしない日が続く
おむつをはずして普通のパンツにしたとたん、おねしょが続くというのもよくあることです。日中に布団を干せないなどの場合は、無理せずにおむつに戻してもいいでしょう。
11. 防水効果のあるおねしょシーツを使おう
夜のトイトレ中におねしょをしてしまうことはよくあることです。夜、普通のパンツを履いて眠るようになったら、おねしょをしてしまうこともあるでしょう。布団を干せないこともありますね。そんな時には敷布団シーツの下に敷く防水おねしょシーツが強い味方です。心配な場合は使ってみましょう。
12. おねしょはあるものだと覚悟を決めて
防水おねしょシーツで汚れや水漏れ対策をしても、おねしょはするものだと覚悟を決めておきましょう。 おねしょをした後、泣いて知らせる子どももいます。万が一のために、清潔なシーツ、替えのパジャマ、おねしょパンツやおしりふきなどを、子どもの寝ている近くに準備しておきましょう。ママパパが万が一に備えてしっかりと準備していると、子どもも安心できますね。
ママパパへのアドバイス 着替えについては、ママパパの子ども達が通う幼稚園・保育園に、下着や洋服の替えが必要か、確認しましょう。ほとんどの園で、服の替えを預けておくのを勧めたり義務付けたりしています。 |
13. 長い目で応援しよう
日中のトイトレが完了しても、夜のおねしょが続くことがあります。夜のおむつはずれには時間がかかるものと覚悟しましょう。失敗を繰り返して、おねしょがなくなっていきます。焦ったり叱ったりしないで、長い目で応援してあげてくださいね。ママパパがどんと構えていると、子どもは安心感を持つものです。子どもが安心できる雰囲気づくりを目指しましょう。
おねしょが続きます。お医者さんに相談すべき?
夜のトイトレのコツをまとめましたが、おねしょをしなくなるまでには時間がかかるものです。5歳になってもまだ上手に夜のトイトレができない子どもはもちろんいます。夜のおねしょ対策が夜のトイトレの重要なポイントです。思春期になるまでおねしょをしてしまう子どももいます。日中や夜のトイトレに失敗はつきものです。おもらしやおねしょなどの失敗はよくあることだと覚えておきましょう。
トイトレを始めて半年したら、おもらしの回数は減ってくるでしょう。でも、夜のおねしょがまだ続くことはあります。
夜のトイトレを始めてからおねしょがなくなるまで、1年ほど続くことがあります。
約95%の子どもが、5歳未満でトイトレを終えています。5歳を過ぎてもトイトレが終わらない場合は、話を聞いたり検査したりすることもあるので、お医者さんに相談してみましょう。
よくある質問
子どもの成長には個人差があります。何歳までに夜のおむつを卒業しなければならないと言う決まりはありません。約95%の子どもが、5歳未満でトイトレを終えています。5歳を過ぎてもトイトレが終わらない場合は、話を聞いたり検査したりすることもあるので、お医者さんに相談してみましょう。
おわりに
成長や発達のスピードは子どもによって違います。夜のおむつはずれも同様です。4~5歳ぐらいに夜のおむつが取れるケースが多いですが、5~6歳でおねしょをしてしまう子どももいますし、思春期まで続く子どももいます。夜のおむつはずれは時間がかかるものです。子どもの膀胱が十分におしっこを溜めることができる、トイレに行かないといけないと脳に伝わり、夜に起きることができるようになるまで、焦らずにじっくりと待たなくてはいけません。4~5歳ぐらいで夜のおむつが取れるケースが多いですが、おねしょをするのは当然のこと。最初からうまくいくことはありません。夜のおむつはずれには「焦らず、叱らず、起こさず」が基本です。上手にできたら大げさに褒めるなどして、ゆっくりと子どもの成長を待ちましょう。最後に追加で以下にも気をつけましょう。
失敗はつきもの。防水おねしょシーツを使うと、布団やベッドが濡れるのをカバーできますね。おねしょしても焦らないよう、子どもの眠る側に清潔なシーツやパジャマを用意しておきましょう。
夜、眠る前と朝起きたらすぐにトイレに誘いましょう。
子どもが一人ででもトイレに行けるよう、子ども部屋やトイレに行く途中に人感センサーライトを取り付けましょう。
寝ている間のおしっこモレをサポートする、おやすみパンツ が強い味方です。徐々に普通のパンツをはかせましょう。
子どもの成長には個人差があります。でも、 5歳を過ぎてもトイトレが終わらない場合は、話を聞いたり検査したりすることもありますので、お医者さんに相談してみましょう。
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本記事の内容について 本記事に掲載されている情報は、信頼のおける医療機関や政府機関からの情報にもとづいたものです。 参考及び参照のリンクにつきましては、以下をご参照ください。また、掲載された内容につきましては十分な注意を致しておりますが、医療従事者などの専門的な意見に取って代わるものではありませんので、ご注意ください。 診断や治療法につきましては、必ず 医療従事者などの専門的な意見を聞いていただきますよう、お願い申し上げます。
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