赤ちゃんの湿疹について:種類、原因、対処法をチェック
赤ちゃんの肌は薄くて免疫も未熟で敏感なので、湿疹などのトラブルを起こしやすいです。 湿疹が現れるのを完全に防ぐのは難しいですが、湿疹ができるリスクを減らす方法はあります。この記事では、赤ちゃんによく見られる湿疹の種類や湿疹ができた時の対処法について詳しく解説します。
新生児の体に現れる湿疹とは?
湿疹は誰にでも現れる皮膚の病気です。 湿疹になると、皮膚が腫れて炎症を起こし、赤みやブツブツ、ガサガサした状態になります。 湿疹はかゆみや発熱の症状を伴うことがありますが、高熱が続くことはありません。 湿疹の原因は色々あります。早めにお医者さんに診てもらう方がいい湿疹もあるので、注意が必要です。
今回は、赤ちゃんによく見られる湿疹の種類を紹介していますが、全ての湿疹について触れているわけではありません。 赤ちゃんの肌には様々なトラブルが現れることがあります。症状がなかなか良くならない、または悪化している、と感じたら、早めにお医者さんに診てもらうのが安心です。
新生児の湿疹とは?
赤ちゃんの肌に湿疹が現れる原因は?生後3ヵ月以降に湿疹が現れる主な原因は、乾燥によって肌の免疫が低下することです。 その他、遺伝的な要因やアレルギー、感染などが湿疹の原因となります。 ただ、色々な要素や環境が関わっていることもあり、はっきりとした原因がわからないことも多いです。赤ちゃんが湿疹にかかる主な原因を以下にまとめました。
赤ちゃんの湿疹を判断する方法
赤ちゃんの湿疹は色々な形で現れます。 最初はちょっと湿疹ぽいかな、と思って搔いていたら、急速に広がって悪化することもあります。注意すべき赤ちゃんの湿疹の症状をご紹介します。
発疹を観察
発疹の大きさや色や、形を観察します。水ぶくれや皮膚の盛り上がり、膿が出ているでしょうか。
赤ちゃんの肌が乾燥してザラザラしているか確認
水分が失われたり、軽い刺激が原因の可能性があります。
湿疹の種類によって見た目や感じ方は変わります。 湿疹の状態が変化をよく観察することが大切です。 もし症状が改善しない、または悪化していると感じたら、皮膚科のお医者さんに診てもらうと安心です。 湿疹は自然に治ることもありますが、何もしないで放置すると悪化や感染症を起こすことも。そのため、早めに皮膚科や小児科で診察を受けることが大切です。
よくある赤ちゃんの湿疹
赤ちゃんに見られる湿疹の原因は色々あります。 赤ちゃんの皮脂の分泌量が多いことや、乾燥、汗、外部からの刺激によるかぶれが原因で、湿疹が起こりやすくなります。赤ちゃんによく見られる代表的な湿疹を以下にまとめています。
おむつかぶれ
おむつかぶれってどんな感じ?
おむつかぶれ は、おむつが触れる部分にできる接触性皮膚炎です。 うんちやおしっこの刺激でおむつが当たる部分が炎症を起こすと、赤く腫れたり、ブツブツやジュクジュクとしたただれが現れることがあります。主におなかの周り、お尻、太ももの付け根などのおむつが触れる部分に発症します。
おむつかぶれの原因は?
おむつかぶれの原因として、うんちに含まれる消化酵素が挙げられます。 おしっこやうんちで濡れたままのおむつを長時間替えないと、おむつの中が蒸れてしまいます。お尻の部分が消化酵素の刺激を受け、皮膚がただれてしまいます。
おむつの素材やサイズも大切です。 おむつの素材はメーカーによって違うので、メーカーを変えた場合などにかぶれてしまうことがあります。また、おむつのサイズが合わないと、吸収力が下がったり、おむつをきつく締めすぎた結果、通気性が悪くなりおむつがこすれて、かぶれの原因となることがあります。
対処法
おむつかぶれは、適切なケアをすることで、3日~1週間で治まります。 おむつの中が高温多湿にならないよう、汚れたおむつはできるだけ早く交換しましょう。 おしりふきやせっけんでお尻の汚れを優しく落とし、肌を乾燥させるのがポイントです。 おむつかぶれの治療法として、お医者さんが軟膏やクリームを勧めることがあります。 ベビーオイルやクリームをお尻に塗り、膜を作ることで、おむつかぶれの予防になります。発熱 がある場合や、数日経っても改善しない、湿疹が悪化する場合は、皮膚科のお医者さんに相談しましょう。
新生児ニキビ
新生児ニキビってどんな感じ?
生後すぐから2ヵ月頃まで、赤ちゃんの顔、特に額や頬に赤や白、黄色の小さなニキビのようなプツプツが現れることがあります。 背中や胸にはできないのですが、数週~数ヵ月で自然に治ります。 特に治療の必要はなく、洗顔などで皮膚を清潔に保つことが効果的です。 この時期の赤ちゃんは、ママからもらった女性ホルモンの影響で皮脂の分泌が盛んです。石けんで顔を洗うなど、清潔にすることで治ります。
新生児ニキビの原因は?
新生児ニキビができるのは、胎児期にママからもらった女性ホルモンの影響で皮脂分泌がとても盛んなためだと考えられています。
対処法
丁寧に洗顔をして皮脂を減らすことが赤ちゃんのスキンケア対策として重要です。 新生児ニキビは通常、治療をしなくても自然に消えていきます。石鹸を泡立てて優しく洗ってあげましょう。
乳児性湿疹
乳児湿疹ってどんな感じ?
症状は通常、生後1~2週間頃から見られます。 赤いポツポツとした湿疹ですが、これらのポツポツが広がってつながり、皮膚全体が赤くなることもあります。 顔、特にほほやおでこを中心として顔にできることが多いですが、体にできることもあります。 軽いかゆみを感じる場合もあれば、強く感じることもあります。原因を特定するのが難しく、複数の要因が関係していることもあります。
乳児湿疹の原因は?
湿疹には、遺伝的な要因と環境的な要因の両方が関係していると言われています。 生後3ヵ月以降にできる湿疹は、主に乾燥が原因とされています。 手足など、外に出ている部分にできやすい皮疹です。赤みはそれほど強くないですが、汗や埃などの刺激で炎症を起こし、かゆみを伴います。
対処法
赤ちゃんがなんらかの湿疹にかかっているかも?そんな時には早めにお医者さんに診てもらうと安心です。 乳児性湿疹の対策としては、皮膚をしっかりと洗って清潔にして、皮膚が乾燥しないように保湿ケアをしっかりと行うことがポイントです。 赤ちゃん用の石鹸や低刺激性のものを使って、湿疹ができやすい部分を常に清潔に保ちましょう。 石鹸で洗った後は、しっかりと洗い流すことも大切です。 お風呂の後は、皮膚が乾燥してしまわないように、クリームでしっかりと保湿ケアを忘れずに。 乳児湿疹は、適切なスキンケアで改善することがほとんどです。なかなか治らない、湿疹がひどくなった時には、皮膚科やお医者さんに診てもらいましょう。
蕁麻疹(じんましん)
赤ちゃんのじんましんってどんな感じ?
虫刺されのようなふくらみが肌に現れて、腫れることがあります。 サイズは2㎜~3㎜程度のこともあれば、10cm以上の範囲に広がることもあります。 赤くて、くっきりと皮膚が盛り上がるのが特徴です。 身体の一部分に出たり、全身に広がることもあります。多くの場合、かゆみがありますが、時間が経つと消えてしまいます。
じんましんの原因は?
じんましんの原因は、アレルギー性と非アレルギー性の2つの原因に分けられます。但し、じんましんの原因は特定できないことがほとんどです。
食物アレルギー(魚介類、肉類、卵、ナッツ類など)、薬の反応、虫刺されなどによるアレルギー反応など、アレルゲンに反応するもの。
温熱、日光、植物や昆虫との接触、ストレスなどの環境要因。
ストレス、不安、運動。
ウイルスや細菌などの感染症。
長時間座ったり、重い物を持ったりなどの摩擦や圧迫などの物理的刺激
対処法
軽いじんましんは通常、自然に治まります。 再発しないように、原因となるものを避けるようにしましょう。 皮膚のかゆみや発疹が一部に限られ、呼吸困難やおなかの痛みがなければ、まずは局部を冷やして様子を確認します。 冷やすと症状が落ち着き、眠れるようであれば、しばらく様子を見ましょう。元気がなく不機嫌な様子が続いたり、かゆみで眠れないようであれば、お医者さんに診てもらいましょう。
白癬(はくせん)
白癬ってどんな感じ?
白癬は、皮膚表面に感染するカビ、皮膚糸状菌が原因で起こる一般的な感染症です。 水虫と言えば、わかりやすいかもしれません。 白癬菌に感染すると、足の指の間が白くふやけてジクジクしたり、皮がむけてカサカサする症状が現れます。 白癬菌は、感染した皮膚から剥がれ落ちた小さな皮膚片に潜んでいます。 この菌が他の人の皮膚に付着すると、感染が広がってしまいます。 頭皮に白癬ができるとフケが出て、その部分の髪が抜けやすくなります。 白癬はフケや乳児脂漏性湿疹と間違われることがあります。 赤ちゃんの頭皮に赤い湿疹ある、かさぶたがあるなどの症状が継続して見られる場合、乳児脂漏性湿疹よりも白癬である可能性が高いです。髪の毛を採取して、お医者さんが診断します。
白癬の原因は?
白癬菌は、高温多湿で汚れた環境を好みます。 足は靴で蒸れやすく、洗い残しが起こる部位なので、白癬菌が繁殖しやすい環境と言えるでしょう。 白癬は、動物から人へ、または人から人へと感染します。 家庭内感染が最も多く、足ふきマットやスリッパ、床を介して健康な人の足に菌が付着します。白癬の人がいたら、感染を防ぐためにブラシ、ヘアクリップ、帽子などは他の家族と共有しないようにしましょう。
対処法
白癬が疑われる場合は、お医者さんに診てもらいましょう。 症状により、内服薬とクリームなどの外用薬が処方されます。適切な治療を受ければ、白癬は2週間ほど治療すれば改善します。
アレルギー性湿疹
食物アレルギーによる湿疹ってどんな感じ?
湿疹やじんましん、唇が腫れたりします。 嘔吐や下痢、咳や呼吸困難の症状を伴うこともあります。このような症状が見られたら、食物アレルギー の可能性があります。
食物アレルギーによる湿疹の原因は?
特定の食物 を食べた後にアレルギーが出て、症状が出ます。
対処法
発症に早く気がつくことが大切です。 何をどれだけ食べたか、反応を引き起こしたかもしれない食物を特定して、適切な治療を受けることが大切です。 離乳食を始めるにあたり、食物アレルギーが心配ですね。離乳食を始める 時は、新しい食材を3~5日ごとに1つずつ試し、食物アレルギーの症状が出ないかをしっかり観察しましょう。
乳児脂漏性湿疹
乳児脂漏性湿疹ってどんな感じ?
生後1~4ヵ月頃、頭や顔を中心に、特に額や眉毛、鼻のまわりの毛穴にそって赤くなったり、ジュクジュクしたり、かさぶたが見られることがあります。赤ちゃんの首や脇の下、耳の後ろ、おむつエリアにも現れることがあります。
乳児脂漏性湿疹の原因は?
正確な原因はわかりませんが、赤ちゃんの皮脂分泌が多く、それに汗や細菌が加わることが一因と考えられています。
対処法
手のひらに石鹸をよくあわだててから、手ややわらかいガーゼなどで洗ってあげましょう。 また、亜鉛華軟膏や白色ワセリンを塗ることが効果的だと言われています。 感染がある場合は抗生物質の軟膏を、症状がひどい場合はステロイドの軟膏を使用を勧められることもあります。 まずは清潔に気をつけることがポイントです。 治りが悪い時やかゆみが強い時はお医者さんに相談してみましょう。乳児脂漏性湿疹は、適切に対処することで、数ヵ月もしたら消えていきます。
突発性発疹
突発性発疹はどのように見えますか? 生後4ヵ月~1歳くらいの赤ちゃんによく見られる症状です。 咳や鼻水の症状はないのに、突然の高熱が3日ほど続きます。 熱があるにもかかわらず、食欲があって元気です。 熱が下がると、 湿疹はおなかや背中に現れますが、腕や首に現れることもあります。 湿疹は目の周りや太もも、腕などに広がり、2日目をピークに4日ほどで消えます。通常、かゆみはなく、感染してから症状が出るまで約10日かかります。
突発性発疹の原因は?
ウイルスにより感染します。
対処法
特別な治療は必要ありません。 ウイルス感染なので抗菌薬は効果がありません。 水分補給や十分な休息が基本です。 必要に応じて解熱鎮痛薬が処方されることもあります。熱が下がった後に出る発疹は、かゆみや痛みがなく自然に消えるので、特に塗り薬は必要ありません。
よだれかぶれ
よだれかぶれ はどんな感じ?
赤ちゃんの歯が生え始めると、よだれの量が増えます。 おむつかぶれと同様、かゆみを伴う赤い湿疹、水膨れ状の発疹やただれ、ブツブツの発疹が現れることがあります。これは口の周りに唾液や食べかすが付着することによるアレルギー反応で、よだれかぶれと呼ばれます。
よだれかぶれ の原因は?
よだれに含まれる消化酵素などが刺激となり、赤ちゃんの口まわりや頬が赤くなります。 赤ちゃんの口から出たよだれが、口の周りに長時間触れていることで起こります。 よだれはバリア機能が低いデリケートな赤ちゃんの肌にとっては刺激が強く、長時間触れていると肌が炎症を起こしてしまうのです。湿疹のようになったり、口まわり一帯が赤くなったり症状はさまざまです。
対処法:赤ちゃんがよだれをたらしている場合、よだれや口周りの汚れをこまめに拭き取ってあげましょう。 タオルの摩擦が刺激となってかぶれる場合もあるので、優しく拭きとるが基本です。 口の周りを拭いた後、そのままにしておくと肌が乾燥してしますます。 かゆみの症状が出やすくなるので、ワセリンやクリームなどの保湿剤を塗って、肌を保湿してあげましょう。このようなケアで治ることもありますが、なかなか治らない、悪化していると感じた時はお医者さんに診てもらうと安心です。
稗粒腫(はいりゅうしゅ)
稗粒腫ってどんな感じ?
目の周りやまぶたに白くて小さなブツブツができることが多いです。 生まれつき鼻に稗粒腫がある赤ちゃんもいます。あごにも出ることがありますが、体のどこにでもできる可能性があります。
稗粒腫の原因は?
稗粒腫はさまざまな年齢層で発生する可能性がありますが、新生児や成人女性によく見られます。生まれつき稗粒腫がある赤ちゃんもいますが、手術やケガが原因で発生することもあります。
対処法
赤ちゃんの稗粒腫は治療が必要なものではありません。何もしなくても、2~3週間で自然に消えていきます。
疥癬(かいせん)とは
疥癬ってどんな感じ?
疥癬の症状は月齢によって異なります。 乳児では、手のひらや足の裏に小さな水疱のような隆起が見られることがあります。月齢の高い赤ちゃん では、これらの隆起に加えて、手や指に隆起した疥癬トンネルが見られることがあります。
疥癬の原因は?
ダニの一種である「ヒゼンダニ」がヒトの皮膚に潜り込んで、卵を産むことが原因の皮膚の病気です。 通常、湿疹はダニの卵が産まれてから2~4週間後に現れます。 おなか、胸、足の付け根の内側に強いかゆみを伴う感染症です。 疥癬は、肌と肌が直接触れることで感染するほか、衣類や寝具を介して間接的にも感染します。 感染力が高く、「通常型疥癬」と「角化型疥癬」の2つのタイプがあります。タイプによって、治療法や予防方法が変わります。
対処法
赤ちゃん に疥癬の疑いがある場合は、すぐにお医者さんに診てもらいましょう。 疥癬が確認された場合、飲み薬や塗り薬を使った治療が必要です。疥癬は簡単にうつるので、再感染を防ぐために家族全員が治療を受けることもあります。
伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)とは
伝染性膿痂疹ってどんな感じ?
赤ちゃん の伝染性膿痂疹は、鼻、口、耳に通常現れる丸い痛みを伴う潰瘍です。 この湿疹は水疱を作り、かさぶたになります。 接触によってうつり、火事の飛び火のようにすぐに広がるので、とびひとも呼ばれます。水ぶくれができてペロッと皮がむけるタイプ、炎症が強くかさぶたになるタイプがあります。
伝染性膿痂疹の原因は?
伝染性膿痂疹は、ブドウ球菌や連鎖球菌などの細菌による皮膚の感染症です。 これらの細菌は、切り傷や虫刺されを通じて皮膚に侵入しますが、健康な皮膚に感染することもあります。 時には健康な皮膚にも感染することがあります。潜伏期間は2~10日です。
対処法
虫刺されやアトピー性皮膚炎の引っかいた部分に菌が付着しやすいので、すぐに治療をして、皮膚バリア機能を改善する。 治療には、抗生物質が必要になることがあります。 皮膚を清潔に保つために、1日1回以上シャワーを浴びましょう。搔きむしることのないよう、爪は短く切っておきましょう。
汗疹(あせも)
汗疹ってどんな感じ?
汗によって引き起こされるあせもですが、現れる症状は汗管が詰まる部分の深さによって次のような違いがあります。 かゆみのある赤いポツポツまたはかゆみのない透明のポツポツです。 赤あせもができやすい箇所は、脇の下、ひじの内側やひざの裏側など皮膚がこすれ合う部分です。特に赤ちゃんは後頭部や背中、首筋、おむつのウエスト部分などにもできやすいので、注意して観察しましょう。
汗疹の原因は?
あせもは、汗腺が詰まって肌に炎症が起こってできたものです。 汗が皮膚の中にたまり、汗の出口(汗腺)をふさいでしまうことが原因です。暑くて湿気が多く、汗をたくさんかく夏場や、体をたくさん動かした時、熱が出た時、赤ちゃんが厚着をして体温が上がった時になりやすいです。
対処法
かゆみを伴うあせもでは、掻きむしってしまい悪化してしまうこともあります。 放っておくと症状が悪化してしまう恐れがあるため、かかないように気を付けながら、早めに対処することが大切です。なかなか治らない場合には、皮膚科やかかりつけのお医者さんに診てもらいましょう。
新生児中毒性紅斑
新生児中毒性紅斑ってどんな感じ?
生後1~2日頃に身体全体に数ミリの発疹が現れます。 赤い斑点の真ん中に、1~2mmの黄色い丘疹(皮膚の隆起)または水ぶくれが見られます。 顔や背中、お腹、太もも、腕など、体のさまざまな部位に現れますが、発疹以外の症状はなく、発疹自体もおよそ1~2週間で自然に消えていきます。 病気ではなく、自然に治ります。多くの赤ちゃんでは退院するころまでには消えますので、心配することはありません。
新生児中毒性紅斑の原因は?
赤ちゃんに中毒疹が現れる原因については、はっきりしていません。 赤ちゃんの肌は弱く、環境の変化に敏感です。胎内から外に出てきたことによる温度や湿度などの環境変化に対して、肌が反応して発疹を起こしているのではないかと考えられています。
対処法
特別な治療は必要なく、約1週間で自然に治ります。
医療専門家に相談するタイミングは?
赤ちゃんの湿疹はほとんどの場合、皮膚を清潔に保ち、保湿を心がけることで改善します。但し、症状が改善しない場合や悪化している場合、嘔吐や血便などの症状を伴う場合には、すぐにお医者さんに診てもらうようにしましょう。
湿疹だけでなく発熱もある場合、感染症の可能性があります。
自宅でケアしても、湿疹が悪化したり、広がったり、改善していない。
水疱や傷口から膿などが出ている。感染症やアレルギー反応の可能性があります。
湿疹に赤みや熱感、腫れ、膿などの症状がみられる場合。抗生物質による治療が必要なこともあります。
呼吸困難や血便、嘔吐などの症状がある場合、アレルギー反応のことがあります。
皮膚のトラブル症状だけでなく上記のような症状が見られる場合は、夜間や休日など診療時間外であっても、すぐにお医者さんに診てもらいましょう。
よくある質問
かゆみのある赤いポツポツとかゆみのない透明のポツポツの症状があります。 あせもはほとんどの人が経験する、よくある肌のトラブルです。多くは自然に治りますが、かゆみのある赤いあせもは炎症になる可能性があります。
まとめ
敏感な赤ちゃんの肌に湿疹の症状が現れると、心配ですよね。 赤ちゃんの肌は薄く、保湿機能が弱いので乾燥しやすく、外からの刺激を受けやすいです。 赤ちゃんの肌はバリア機能が未熟で、ちょっとした刺激でも炎症を起こしてしまいます。 皮脂の分泌が盛んな赤ちゃんの湿疹の原因を特定するのは、簡単ではありません。お家でケアをしてもなかなかよくならない、逆に悪化していると感じれば、お医者さんに早めに診てもらうようにしましょう。
おむつかぶれを予防するには、フィット感や吸収性と通気性に優れたおむつ選びがポイントです。 おしりふきを使って、おむつ周りを清潔にすることも大切です。 パンパースクラブアプリ の登録はお済ですか?おむつを買うたびにポイントが貯まります。貯まったポイントで素敵なギフトをゲットしましょう!
本記事の内容について 本記事に掲載されている情報は、信頼のおける医療機関や政府機関からの情報にもとづいたものです。 参考及び参照のリンクにつきましては、以下をご参照ください。 また、掲載された内容につきましては十分な注意を致しておりますが、医療従事者などの専門的な意見に取って代わるものではありませんので、ご注意ください。診断や治療法につきましては、必ず 医療従事者などの専門的な意見を聞いていただきますよう、お願い申し上げます。
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