前駆陣痛 - ブラクストン・ヒックス収縮

出産予定日が近づくにつれて、陣痛が始まったかどうかをどう判断するのか、疑問に思うママもいるでしょう。特に妊娠中期や妊娠後期に陣痛のような痛みを感じても、実際に陣痛に繋がらないことがあるのは不思議ですね。このような陣痛はブラクストン・ヒックス収縮(前駆陣痛)と呼ばれ、本当の陣痛ではありません。でも、ママの出産が近づいていると言うことを知らせてくれるサインです。

前駆陣痛(ブラクストン・ヒックス収縮)とは?

ブラクストン・ヒックス収縮(前駆陣痛)は "偽陣痛" とか "本陣痛への練習"とも呼ばれています。この症状を発見した医師の名前を取って、このように呼ばれています。子宮口は開いていませんが、不規則な子宮収縮をすることで、ママの子宮が出産への準備をしているのです。この子宮収縮は、本陣痛の時にママが感じる収縮と似ています。陣痛がどの程度続くのか、どれほどの頻度で起こるのかを知ることで、ママが感じるものが本陣痛なのか前駆陣痛(偽陣痛)なのかが判ります。陣痛の始まりのサインについて知っておきましょう。

前駆陣痛(ブラクストン・ヒックス収縮)はどのような症状?

ブラクストン・ヒックス収縮(前駆陣痛)は下腹部が収縮して痛みますが、我慢できる程度のものです。生理痛のような痛みで、出産予定日が近づくにつれて痛みは強くなっていきます。

嬉しいことに、ブラクストン・ヒックス収縮(前駆陣痛)の痛みを和らげる方法が幾つかあります。 座ったり、横になっている時には姿勢を変えたり、散歩に出たりしてみましょう。動くことで前駆陣痛の痛みは消えていきます。また、水分が不足している時にも前駆陣痛を感じやすいと言われています。出産予定日が近づいてきたら、特に水分を取るようにしましょう。

前駆陣痛(ブラクストン・ヒックス収縮)はいつから始まるの?

ブラクストン・ヒックス収縮(前駆陣痛)は通常、妊娠後期 に始まることが多いです。もちろん妊娠中期 に感じることもあります。過去に妊娠の経験があるママは、早い時期にこの前駆陣痛を感じることがあるようです。

妊娠中期に前駆陣痛を感じる場合、それほどひどい痛みはありません。運動など体を動かした後に感じることが多いようです。前駆陣痛は時間がたつと消えていきますが、痛みがひどかったり、規則的な痛みがある場合、お医者さんにすぐに連絡しましょう。

前駆陣痛(ブラクストン・ヒックス収縮)と本陣痛の違いは?

妊娠37週目より前に子宮の収縮を感じたら、早産 かしらと心配になるかもしれません。ママの妊娠期間がすでに正産期に入っていれば、ママが感じる子宮の収縮が前駆陣痛なのか、本陣痛なのか気になりますね。

しっかりと見極めるために、まずは 陣痛のサインを知っておきましょう。ブラクストン・ヒックス収縮(前駆陣痛)がどのような感じなのか、前駆陣痛と本陣痛の症状の違いを学んでおきましょう。

ブラクストン・ヒックス収縮(前駆陣痛)本陣痛 
子宮の収縮が不規則で、間隔が短くなるわけでもありません。10分毎、6分毎、2分毎、8分毎と言うように不規則にやってきます。 規則的で、次の陣痛がいつ来るのかなどの検討がつきます。出産までに徐々に間隔が短くなり、痛みが強くなっていきます。 
痛みが強くなることはありません。痛みや頻度が増してきます。
体の前の部分で子宮の収縮を感じます。 体の後ろの方から痛みを感じ、体の前部分や足の付け根の下の方に広がってきます。
動きや姿勢を変えることで、子宮の収縮は治まっていきます。 動きや姿勢を変えても、治まったり消えたりしません。 

 

ママが感じているのがブラクストン・ヒックス収縮(前駆陣痛)なのか、本陣痛なのか判らない時には、お医者さんに診てもらいましょう。下の症状が現れた場合には、すぐにお医者さんに連絡しましょう。

  • 下腹部のけいれん

  • おりものの変化 (おりものが透明、ピンク色、血が混じっている、茶色っぽい場合、粘液栓が出てきた可能性があります。おしるしと呼ばれる症状です。)

  • 背中の下方部に鈍痛を感じる

  • 破水した

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よくある質問

通常、子宮の収縮は30秒~2分ほど続きます。収縮が続く時間は異なりますが、ブラクストン・ヒックス収縮(前駆陣痛)の場合、本陣痛とは違って、痛みが強くなったり、頻度が増えることはありません。動きを変えたり、歩いたり、姿勢を変えることで、ブラクストン・ヒックス収縮(前駆陣痛)の症状は消えていきます。

ブラクストン・ヒックス収縮(前駆陣痛)は不快な症状を伴うこともありますが、妊娠期によく見られる兆候の1つ。ママの体が出産への準備をしていると言うサインです。赤ちゃんに会えるのはもうすぐです!

本記事の内容について
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