妊娠中の食欲について
「妊娠中に食欲が増す」と言えば、深夜にこっそり梅干しやアイスクリームを頬張る…なんて経験をした人もいるのではないでしょうか?妊娠中はつわりでママの食欲がなくなったり、その後には、食欲が増えたりします。 塩辛いもの、脂っこいもの、甘いものなど、どのような食べ物を食べたくなるかはママによって違います。 反対に、数ヵ月前までは大好きだった匂いや味が嫌いになることもあります。そこで今回は、妊娠中の食欲増加や嗜好の変化について詳しく見ていきましょう。
妊娠中の食欲とは?食欲が増える原因は?
つわりが落ちつくと食欲が出てくることがあります。 妊娠中に食欲が増えることを心配することはありません。 チョコレートやポテトチップス、アイスクリームなどを少しぐらいは食べても大丈夫です。ただ、糖分や油分が多いものはカロリーが高いので、体重増加の原因となってしまいます。また、塩分の多い食事はむくみや妊娠高血圧症候群の原因となるので、気をつけたいですね。では、なぜ妊娠中に食欲が増したり、嗜好が変わるのでしょうか?以下の2つが理由として挙げられます。
ストレスが原因の可能性
妊娠ホルモンの変化による味覚の変化
元気な赤ちゃんを産むために、妊娠中は体重管理がとても大切です。 ママは理想的な体重の増え方をしているでしょうか?望ましい体重増加はママの妊娠前の体格によっても変わってきます。目安を知るために、妊娠前の体重や身長でBMIを計算し、妊娠中の望ましい体重増加量を知っておきましょう。
妊娠中に特定の食べ物が嫌になることはあるの?
妊娠中にこれまで好きだった食べ物の好みが変わったり、匂いを受けつけられなくなったりすることがあります。 コーヒーや揚げ物がその例です。このような嗜好の変化には、以下のような理由が考えられます。
ホルモンレベルの変化により、特定の匂いや味に敏感になる
唾液の酸性化や粘性土が高くなり、口の中の環境が変わる。
もし突然食べ物の好みが変わったり、今まで好きだったものが食べられなくなったりしても心配することはありません。妊娠中はただでされ体の変化に敏感になっている時期です。食べ物の好みが変わったからといって特におかしいことも、異常があることも考えにくいので、安心しながら妊娠中の自分の体の変化をゆっくり観察しながら妊娠生活を楽しむように心がけましょう。
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妊娠中の食欲不振はいつ始まっていつ終わる?
妊娠超初期や妊娠初期に胃腸の動きが鈍くなることが原因で食欲がなくなったり、胃が空っぽだとムカムカするので食欲が増加したりします。 これはつわりと呼ばれ、人によって症状が異なります。 妊娠中期から後期にかけて食欲が増加するので、好きなだけ食べていると、体重が増加することがあります。 栄養バランスを考えた食材を選び、油や塩などは調理方法を工夫してカロリーを抑えて、上手に体重をコントロールしていきましょう。
妊娠中に食べたくなるもの
妊娠中の食欲の変化はママによって違います。 甘いものから酸っぱいもの、脂っこいものものまで、妊娠中に無性に食べたくなるものが出てくることがあります。 もちろん妊娠中の食欲や嗜好の変化はママによって違います。妊娠中に無性に食べたくなるものトップ10をまとめました。
甘いもの(ケーキ、チョコレートやドーナツ)
高カロリーな塩辛い炭水化物(ラーメン、ピザやポテトチップス)
動物性たんぱく質(ステーキ、チキン、カツ丼)
果物や野菜(トマト、パイナップル)
乳製品(ヨーグルト、チーズ、サワークリーム)
すっぱいもの(梅干し、もずく、レモン)
ファーストフード(ハンバーガー、フライドチキン)
冷たい食べ物(アイスクリーム、シャーベット)
炭酸水
味の濃いもの(たこ焼きやお好み焼き)
妊娠中の食欲増加について
妊娠中に食欲が増えても、ママの身体がその栄養素や食べ物を必要としているというわけではありません。 妊娠中の食欲増加は精神的なストレスが原因であるとも言われています。 妊娠前のように動けないことからイライラしてしまい、ストレスが溜まって過食に走ってしまうようです。 ストレスを溜めないように普段から体に負担のない運動をしたり、友達と会ったりして、上手にストレスを発散させていきたいですね。
妊娠中の食欲増加との向き合い方
バランスの良い食生活を守り、必要な栄養素を摂取していれば、食欲が増えても心配ありません。 たまには大変な妊娠生活をおくる自分へのご褒美として、おやつなどを食べても大丈夫です。ただし、糖質や脂質の多いおやつの食べ過ぎには注意しましょう。
それでもどうしても食欲が抑えられない、もっと食べたいと思うこともあるでしょう。そんな時には以下の6つの方法を試してみましょう。
気を紛らわす:映画を観たり読書をしたり、など趣味に時間を費やしたり、友人とおしゃべりしたりして気を紛らわせましょう。
二人分を食べなくてもいい: 妊娠中は栄養が大切ですが、二人分の量を食べる必要はありません。栄養のバランスを考えて、空腹を感じたときだけ食べるようにしましょう。
水を飲む、歯磨きをする: 空腹だと思っても、実は喉が渇いているだけかもしれません。 水分補給で空腹感をやわらげましょう。歯磨きをして口をスッキリさせるのも効果的です。
ダラダラ食べを避ける: 食事に集中し、しっかりと噛んで一口一口を味わいましょう。ながら食べは避けたいですね。
食品を考える: タンパク質や繊維が多い食材を選びましょう。満腹感を長持ちさせます。
ストレスを管理する: 妊娠中はストレスや睡眠不足から食欲が増すことがあります。 リラックスを心がけましょう。
妊娠中の食欲増加期にも食べられる食べ物
妊娠初期から積極的に食べてほしい食材や栄養はあります。 でも、たまにはやっぱりおやつを食べたくなることもありますよね。妊娠中にも量を守れば食べられるおやつをご紹介します。
ヨーグルト:低脂肪のフローズンヨーグルトや、果物を加えたギリシャヨーグルトはどうでしょう。
ポテトチップスやフライドポテト: 焼き芋や野菜チップスがおススメです。自宅でも簡単に作れますね。
クッキー: 砂糖控えめのクッキーを自宅で作ってみましょう。アーモンドやクルミなどのナッツ類をいれてもいいでしょう。
チョコレート: 高カカオ(70%以上)のダークチョコレートがおすすめです。ベリーやプラム入りのチョコレートも人気ですね。
パン、パスタ、シリアル:全粒粉の製品を選ぶことで、栄養価と満腹感を高めましょう。
ファストフード:自宅でヘルシーな手作りハンバーガーやチキンナゲットなどのファストフードを作ってみませんか?
炭酸飲料: レモンやライム、ミント、ベリーなどで風味付けした炭酸水がおすすめです。アルコールは妊娠中は我慢しましょう。
妊娠中の食欲についてお医者さんに相談した方がいい?
妊娠中に異食症の症状が出るママもいます。 紙や土、粘土、チョークや糸、などの食べ物でない物質を欲することがあります。このような症状が出るのは、栄養不足のサインであると考えられています。
このような物質を食べたいと感じたら、お医者さんに相談しましょう。鉄分を補充することでこのような症状がなくなるという報告もあります。
よくある質問
妊娠超初期に食欲が増えることがあります。 必ずしも二人分を食べる必要はありませんし、食べたいものを食べても大丈夫です。 但し、食べすぎには注意しましょう。
まとめ
妊娠中に食欲が増えたり、減ったりすることはよくあることです。 妊娠したからと言って二人分を食べる必要はありません。 栄養バランスのとれた食事を食べるようにしましょう。 妊娠中のママだっておやつを食べたいときもあります。 そんな時は基本、食べても大丈夫なのですが、 糖質や脂質の取り過ぎは体重増加につながります。 食べる量には気をつけてくださいね。 妊娠中の食事や取りたい栄養についても、ご紹介しています。
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