子どものお昼寝は何歳まで必要なの?

生まれたばかりの赤ちゃんは1日に3~4回ほどお昼寝をしますが、月齢が上がるにつれて、お昼寝の時間は次第に短くなっていきます。例えば、午前と午後に1回ずつ寝ていたのが、午後1回のお昼寝で十分になります。お昼寝を必要以上に長くしてしまうと、夜に眠れなくなってしまうことも。月齢や子どもの体調、その日の活動内容に合わせて、お昼寝の時間には気をつけましょう。子どものお昼寝はいつまで必要なの?お昼寝はもう必要ないと言うサインは?小学校への入学が決まったら?一緒に見ていきましょう。

お昼寝はどうして必要なの?

「寝る子は育つ」と言われます。成長に欠かせない成長ホルモンは眠っている間に活発に分泌されるので、お昼寝は赤ちゃんや小さな子どもにとって大切なものです。お昼寝は脳や心の発達だけでなく、情緒の安定にも影響を与えると言われています。十分に睡眠が取れていないと、成長がゆっくりになる、注意力や集中力が低下する、落ち着きがなくなる、気分が不安定になると言う報告もあります。適度なお昼寝をすることで、体力の回復や精神的な疲れが取れると言う嬉しいメリットがあるだけではなく、日中の活動の質が高まることで体の発達が促されたり、脳を休めることで再活性化を促したり、集中力がアップしたりするとも言われています。体の発達だけでなく、情緒や知能の発達にも、睡眠は深く影響してきます。子どもの心身の成長のためにも、ママパパは十分に睡眠が取れる環境を作ってあげましょう。

乳幼児期や乳児期の子どもに必要な睡眠時間は? <H2>

月齢や年齢によってお昼寝のタイミングやお昼寝の時間の長さは変わってきます。

乳児期の1歳 頃までは午前と午後に1回ずつお昼寝をしていたのが、1~3歳の乳幼児期に入ると、睡眠時間は11~12時間が目安で、うちお昼寝は午後に1回2~3時間程度になります。

3~6歳の幼児期の子どもの睡眠時間は10~11 時間が目安です。3歳頃になると、お昼寝をしたがらない子供も出てきます。年齢が上がるにつれてお昼寝の時間はさらに少なくなり、5 歳頃にはほとんどの子どもがお昼寝をしなくなります。

子どもに必要なお昼寝の時間は、夜の就寝時間や起床時間、どれほどぐっすり寝たのか、その日の子どもの活動内容や疲れ具合によって変わってきます。上述した子どもに必要な睡眠時間 が夜に取れていれば、無理にお昼寝させる必要はないでしょう。

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お昼寝をしなくなるのは何歳頃?

1歳になる頃に午前中のお昼寝がなくなる赤ちゃんもいます。一般的には3~4歳頃になると、お昼寝の回数が減り、お昼寝をしたがらなくなります。ただ、子どもによって個人差があり、お昼寝をしなくてもいいと言う月齢や年齢はありません。3歳 でお昼寝が必要でなくなる子どもがいれば、5歳になってもお昼寝をしたがる子どももいます。

何歳になったから、お昼寝は卒業と言うような決まりはありません。お昼寝をしたがっている子どもに、無理にお昼寝をやめさせることもありません。通常、5歳頃になると、お昼寝をしなくても1日を過ごせる体力がついてきます。

お昼寝の習慣が完全になくなるまでの期間、お昼寝をする日もあれば、お昼寝をしない日もある、と様々です。眠そうにしていれば、お昼寝させても問題ありません。成長とともに体力がついてくるので、お昼寝の時間は短くなり、就学前の時期には長い時間のお昼寝は必要ではなくなってきます。

双子の赤ちゃんがいるママは?

面白いことに、双子の赤ちゃん は早くからお昼寝をしなくなると言う報告があります。また、双子の1人はお昼寝をするのに、もう1人はお昼寝をしなくなると言うケースもあります。こうなると2人の睡眠サイクルがバラバラなので、一緒に寝かせることができないですね。ママは大変ですが、できる時に体を休めてくださいね。

赤ちゃんのお昼寝やお昼寝サイクル についても調べておきましょう。

まとめ

1歳になる頃には、午前中のお昼寝は必要なくなることも。2歳頃には、お昼寝は1日に1回程度です。3歳ではお昼寝をしなくなる子どもが増え、5歳になる頃には夜の睡眠だけで1日に必要な睡眠を取れるようになっています。

 

子どもがお昼寝をしたがらなくなったら?

子どもがお昼寝をしたがらなくなった。どうすればいいの?こんな時には、これまでお昼寝していた時間帯を静かに過ごせる時間にあてましょう。突然にお昼寝をやめるのではなく、徐々に段階を踏みながら、お昼寝の時間をなくしていくのがおススメです。絵本を読む、ぬり絵やパズル、ぬいぐるみと遊ぶなど、刺激が少なくて体を動かさなくていいような、室内遊び で静かな時間を過ごせる機会を考えてあげましょう。

子どもがお昼寝をしなくなったら、新しい生活リズムに慣れることができるよう、夜は少し早めに寝かせるようにしてあげてください。入眠儀式 の時間も忘れてはいけません。この時期、子どもは夜に10~12時間ほど眠っています。子どもの起床時間に合わせて、30分ぐらいは余分に夜の睡眠時間を作ってあげましょう。

夕方に子どもが眠そうにしている、機嫌が悪くてぐずっている、お昼寝をしたがっているような場合は、まだお昼寝が必要なサインです。お昼寝をさせてあげましょう。お昼寝をやめると決めたとしても、すぐに上手くいくわけではありません。少しずつお昼寝の時間を短くして、ゆっくりと新しい生活リズムに慣れさせましょう。お昼寝を卒業しても、眠そうにしていることもあります。子どもの様子を見ながら、再びお昼寝の習慣を戻しても問題ありません。

保育園でお昼寝をしたがらない子どももいます。生活リズムは子どもによって様々です。無理に寝かしつけようとせず、静かに布団の上に寝転がせて体を休ませる、他の子が起きてしまわないように別の部屋で静かに遊ばせるなど、保育園の先生と相談してみましょう。 まとめ

すぐにお昼寝をやめさせることはできません。まずは、これまでのお昼寝していた時間帯を静かに過ごすための時間にあててみましょう。お昼寝の習慣がなくなったら、疲れすぎてしまわないように、夜の就寝時間を30分ほど早めることもおススメです。お昼寝の時間が無くなった分、夜の睡眠時間を少し長くするのもいいですね。通常、1歳の子どもに必要な睡眠時間は11~14時間です。

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子どもの小学校入学が近づいてきたら、お昼寝はどうするの?

お昼寝にはたくさんの嬉しいメリットがあることをご紹介しました。でも、小学校には保育園のようにお昼寝の時間はありません。小学校への入学時期が近づいたら、小学校入学後の生活をシミュレーションしてみましょう。小学校の始業時間、自宅から学校までの通学にかかる時間、着替えや朝食の時間などを確認してみてください。5歳になってもまだ長くお昼寝をする子どもの場合、小学校になってからの生活リズムに向けて、お昼寝の時間を短くし、夜は早く眠るような環境を作っていきましょう。1月~3月にはお昼寝の時間を作らず、4月からの新しい生活リズムに慣れさせていきたいですね。入学までにはお昼寝をしなくてもいいように生活リズムを調整していきましょう。

よくある質問

一般的に、子どもは3~4歳頃になるとお昼寝をしたがらなくなります。でも、3歳でお昼寝が必要なくなる子どもがいれば、5歳でもお昼寝をしたがる子どももいます。何歳までにお昼寝をやめなければいけないというような決まりはありません。 月齢によって必要な睡眠時間は変わります。子どもの体調や生活リズム、その日の活動内容や前の日の睡眠時間に合わせて調整していきましょう。

おわりに

お昼寝は子どもの成長や心の発達に非常に大切ですが、夜の睡眠に影響を与えないよう、お昼寝の時間を長く取らないことも大切です。通常、お昼寝は3歳頃までさせるのが理想です。3~5歳になると、子どもはお昼寝を必要としなくなります。

子どもの成長とともにお昼寝の時間は短くなっていきますが、お昼寝をするかしないかは、子どもによって個人差があります。お昼寝をもうしなくてもいいと言う決まった月齢や年齢はありません。寝たがっているのに、無理にお昼寝を止めさせる必要もありません。前日、どれぐらいよく寝たのか、その日の活動内容やどれだけ疲れているかにもよるでしょう。子どもの体調や様子に合わせて、お昼寝の時間を作ってあげましょう。

ママパパの生活習慣に合わせてしまうと、夜更かし気味となり、睡眠サイクルが乱れる原因になります。テレビやスマホな どは早めに切り上げて、ママパパも早寝早起きを心がけたいですね。

日中にお昼寝をしたがらない、夜に眠れない、早く起きてしまうなど、お昼寝を必要としていないサインは幾つかあります。これらのサインを見つけたら、お昼寝の卒業のタイミング。子どもがいつも眠そうにしている、お昼寝について質問があれば、かかりつけの小児科の先生に聞いてみましょう。

お昼寝をしなくても日中を元気に過ごしていれば、お昼寝は卒業したと思って大丈夫です。生まれた頃はずっとお昼寝をしていた赤ちゃんが成長した証だと喜んであげましょう。

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