生後4ヵ月の赤ちゃんの成長 - 性格が現れてくる
生後4ヵ月の赤ちゃんは活発で好奇心がますます旺盛になってきます。赤ちゃんの個性が現れ始めるこの時期を楽しんでくださいね。この時期には座ったり、物を掴んだり、寝返りをうつ赤ちゃん も出てきますよ。
生後4ヵ月の赤ちゃんの成長の特徴
赤ちゃんが生後4ヵ月を迎えました。1日の生活リズムが出てきて、ママやパパの生活も少しは楽になってきたのではないでしょうか。とは言っても、赤ちゃんにはまだまだ注意をしてあげなくてはいけません。生後4~5ヵ月の赤ちゃんは運動能力をますます高めていきます。物を掴めるようになったり、寝返りをうったり、座ることができるようになる赤ちゃんもいます。赤ちゃんとの生活はこれからもっともっと楽しくなっていきますよ。生後4ヵ月の赤ちゃんの様子をまとめてみまました。
生後4ヵ月の赤ちゃんの成長と身体的発達: しっかりと強くなっていく
生後4ヵ月の赤ちゃんの体重は1ヵ月平均で450~560グラム、と増えていきます。 生後3ヵ月までは1か月に1,000gくらい体重が増えていくのですが、その後は体重の増加が緩やかになります。いずれにしても身長も体重も安定したスピードで増加を続けていくことが大切です。赤ちゃんの成長を判断するのに小児科のお医者さんがどのように赤ちゃんの成長曲線 をチェックしているか、関心がありますか? 生後4ヵ月の赤ちゃんは認識能力や身体能力をさらに発達させていきます。また、原因と結果の関連性を理解するようになるので、意志を伴う行動が見られるようになってきます。
生後赤ちゃんの知覚・感覚: 離れたところが見える!
遠くのものが見えてくるようになり、周りの世界がはっきりとしてきます。ちょっと離れていてもママ・パパなどのや家族の顔が判るようになるでしょう。右から左に動くものを簡単に目で追うようにもなります。また、認識できる色が増え赤や青などはっきりした色を好むのにも気がつくでしょう。赤ちゃんが見て喜ぶものはなんでしょう?それは赤ちゃん自身です!ありとあらゆる色や形と同じように自分の動きが写って見ることができるので、この時期の赤ちゃんにとって割れない鏡はいいおもちゃになるでしょう。
認識能力や聴覚の発達に伴い、視覚や言葉も発達してきます。ママやパパが話しかけるリズム、口調やパターンを真似することもできます。赤ちゃんが何を求めているかによって泣き方も変わってきますよ。泣き声は赤ちゃん言葉のように聞こえることがあるかもしれませんが、赤ちゃんはこうやって言葉の基礎練習をしているのです。
赤ちゃんの動き: 寝返りまでもうちょっと
生後4ヵ月の赤ちゃんの動きは、筋肉の発達と視覚と手の連動性に深い関係があります。赤ちゃんが手に取ったものをなんでも口に持っていって舐めようとしているのに気がつきましたか?これは、赤ちゃんの視力が発達してきている証拠で、上手にできるようになってきたしるしです。この時期、赤ちゃんの手が届く範囲に危険なものは置かないように気をつけてあげましょう。おもちゃやガラガラなどを掴んで振ることができる赤ちゃんも出てきます。もう少しすると、一方の手からもう一方の手に持ちかえることもできるようになりますよ。
生後4ヵ月の赤ちゃんは活発に動きますね。赤ちゃんは背中や胸の筋肉を鍛え、うつぶせ寝をしながら頭を持ち上げる練習で大忙しです。寝返りができる力がついてくるのはもうすぐです!
生後4ヵ月の赤ちゃんの成長の特徴
生後4ヵ月の赤ちゃんは以下のようなことができるようになっているでしょう。
首がしっかりしてすわってきます:うつぶせ寝で首を上げることもできます。
手を口に持っていきます。
支えてもらってお座りができるようになります。
興味のあるものに触れて掴むことができます。
赤ちゃんの性格: 赤ちゃんの性格を知っていきましょう
生後4ヵ月になると赤ちゃんの認識能力はさらに高まり、うつぶせの状態で床におなかをつけ前に進むずりばい ができる赤ちゃんも出てきます。赤ちゃんはますます自分の周りの世界に興味を示すようになりますよ。また、ママやパパの声の調子にさらに反応するようになります。柔らかくて優しいママやパパの声は赤ちゃんを落ち着かせ、安心させます。刺々しい声や怒った声を出すと、何かが悪いんだと不安になることでしょう。赤ちゃんは赤ちゃん言葉でママやパパの声の調子を真似しようとします。音や音節を真似るのは、普通の言葉を話し出す最初の段階と言われています。
赤ちゃんがのんきで好奇心旺盛でない時はどうすればいいの?そんなこともあるでしょう。もっと自分に愛情を注いでほしい、もっと自分にかまってほしいと言う欲求が原因で内気になる赤ちゃんがいるそうです。赤ちゃんが不安に感じていたり、刺激を受けすぎていたり、ちょっと引っ込み思案になったりしていないか、チェックしてみましょう。初めて会う人や初めての遊びをする場合は、赤ちゃんに慣れるための多くの時間を与えてあげましょう。
赤ちゃんの成長をサポートしましょう
小児科のお医者さんや他の両親から赤ちゃんの成長についてのアドバイスをもらうこともあるでしょう。生後4ヵ月の赤ちゃん向けの遊びには下のようなものもあります。
視力の発達をサポート:
ベビーベッドにカラフルな色の携帯電話のおもちゃをぶら下げてみましょう。赤ちゃんの手の届かない安全な所にあることを確認しておきましょう。
自分の姿や動きを鏡で見せて驚かせましょう。
視界に入ってなくても存在し続けると言う物の永続性を「いないいないばあ」遊びで学ぶことができます。「ばあ」と言って大好きな顔が見えると赤ちゃんはとても喜んでくれますよ。
動きや運動をサポートする:
うつぶせ運動をしましょう:うつぶせになって頭や胸を持ち上げることは、寝返りやお座りをするための筋肉を強くします。うつぶせ運動をする時はママは赤ちゃんの側にいてくださいね。
お座りの練習をしましょう: 支えながらお座りをさせると、より広い範囲で物を触ったり掴んだりすることができます。
たっちの練習をしましょう:赤ちゃんの脇の下に手を入れて、ゆっくりと支えながら立たせてあげましょう。赤ちゃんの足の筋肉を強くします。
言葉の発達をサポート:
赤ちゃんに本を読んで歌ってあげましょう。
赤ちゃんの声を真似してみましょう。
赤ちゃんがママやパパの真似をしたら、明るく反応してあげましょう。
生後4ヵ月の赤ちゃんの授乳の目安
授乳 で生後4ヵ月の赤ちゃんは必要な栄養分を母乳、粉ミルク、または母乳と粉ミルク混合の形態で摂取しています。赤ちゃんが、おなかが空いていると言う合図を出したら、授乳のタイミング。唇をなめたり、舌を出したり、ぐずったり、指をおしゃぶりしているのはおなかが空いている合図であることがあります。通常、生後4ヵ月の赤ちゃんの授乳は3~5時間おきで、120mL~180mlが目安です。おむつの濡れ具合やうんち の硬さや回数をチェックして、赤ちゃんが十分な栄養を取っているか、気をつけてあげてくださいね。小児科の先生も赤ちゃんの成長曲線を見て、赤ちゃんが十分な栄養を取っているかを確認してくれますよ。
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生後4ヵ月の赤ちゃんの睡眠時間は?
生後4ヵ月の赤ちゃんが1日に必要な睡眠時間は12~16時間と言われています。日中に2回で朝と午後にそれぞれ3~5時間ほどのお昼寝の後、夜はまとまって眠ってくれるようになります。
この時期の赤ちゃんの動きは一日中さらに活発になり、好奇心も旺盛になります。夜に赤ちゃんを落ち着かせるのは大変な重労働ですね…。でも、決まった時間に眠らせる習慣は守るようにしましょう。温かいお風呂に入れてあげたり、優しいベビーマッサージ、赤ちゃんを揺らしてあげたり授乳することで、赤ちゃんは気持ち良く眠りについてくれることでしょう。
睡眠退行と言う言葉を聞いたことがあるでしょうか?赤ちゃんは成長するにつれて、夜にまとめて眠るようになります。でも、これまでよく寝ていた赤ちゃんが突然に夜泣きをしたり、夜中に起きたりすることがあります。脳の発達などの変化のある成長の節目にこのような睡眠退行がよく起こると言われています。生後4ヵ月~1歳半より前に睡眠退行が現れやすいとされ、何度も繰り返し起こることもあります。でも、ママやパパは慌てないで。必ずしもすべての赤ちゃんに睡眠退行が現れるわけではありません。現れても、月齢が進むにつれて睡眠退行を起こすことは少なくなり、1歳半以降ではまれになります。
生後4ヵ月の赤ちゃんの1日のスケジュール
生後4ヵ月の赤ちゃんはおなかのすき方が規則的になって、授乳の間隔も3~4時間と徐々に定まってきます。この時期に生後4ヵ月の赤ちゃんの1日の生活リズムを作っていきましょう。また、昼と夜の区別がついてくるのもこの頃。お天気のいい日に30分ぐらいお散歩をしたり、一緒に遊ぶ時間を作ってあげましょう。
夕方になると激しく泣くコリック(たそがれ泣き)が始まる赤ちゃんもいます。夜は暗く静かにして眠りやすい環境をつくり、昼と夜の区別をつけるようにしてあげましょう
赤ちゃんの健康: よくある病気の症状
赤ちゃんが咳をしていたり、熱が出るなどの他の症状が見られますか?この時期の赤ちゃんがかかりやすいと言われている病気やどんな時にお医者さんに行けばいいのかを予め知っておくと、いざという時に慌てずにすみますね。
細気管支炎
冬から早春にかけて流行する病気に細気管支炎があります。2歳未満、特に6ヵ月未満の乳幼児ではRSウイルスなどにより、より細い気管支である細気管支に炎症が起こり、呼吸が苦しくなることがあります。症状としては、鼻水、くしゃみ、せきなどのかぜのような症状から始まります。細気管支炎では喘鳴(ぜんめい)がひどく、激しいせきや呼吸困難、多呼吸の症状が見られることも。特に生後6カ月未満の赤ちゃんは、免疫が未熟なため重症化しやすいと言われていますので、気をつけましょう。
熱が出ている
熱が出ている と言うことは何らかの病気が進行していることもあります。赤ちゃんの場合、直腸温での正常体温は38℃が目安ですが、これより熱が高いと熱がある状態なので、赤ちゃんが何らかの感染症にかかっていると言えるでしょう。熱がある時は風邪、耳の感染症、肺炎などの可能性があります。熱が出た時はお医者さんに診てもらい、しっかりと調べてもらうようにしましょう。
風邪をひいている
鼻やのどなどの呼吸器系の感染症として知られています。風邪は細菌やウィルスによって引き起こされます。風邪は赤ちゃんがよくかかる病気で、生後2年間ぐらいの間に8~10回は風邪をひくでしょう。人から人へ感染しますし、赤ちゃんは多くのものに触れるので、手を通してウイルスや細菌に感染しやすくなりますね。ベビーシッターさんが赤ちゃんのお世話をしている時や、赤ちゃんに学校に通うような年頃の兄弟がいたら、注意してあげるようにしましょう。鼻水、くしゃみ、微熱、食欲がない、のどの痛みなどの風邪の症状はママ・パパもよく知っていますね。でも、下のような症状が現れたら、小児科の先生に診てもらうようにしましょう。
唇や指先が青みがかっている
咳が1週間以上も続く
普段より眠そうでぐったりしている、ぐずっている。
38℃以上の熱が出ている。
親としての生活:家族の絆
赤ちゃんが産まれると多くの変化が家族の中に起こりますね。叔母さん・叔父さん、従弟からおじいちゃん・おばあちゃんまで、みんなが家族の新しいメンバーである赤ちゃんに関わりたい、接したいと感じていることでしょう。赤ちゃんのお世話にみんなを巻き込むいいタイミングです。赤ちゃんとのご飯の時間、お風呂 の時間や遊びの時間などに協力してもらいましょう。新米ママ・パパには実家の両親や義理の両親、親戚の人たちが洗濯や買い物をしてくれたり、上の子と遊んでくれたら本当に助かりますね。周りの人に手伝ってもらうことでママ・パパのストレスがたまらないし、周りの人々に自分は家族の一員なんだ、と再認識してもらういい機会ですね。
世話好きな親戚やお友達、または全く見知らぬ人から、驚くほどの育児アドバイスをもらうことでしょう。おせっかいな育児アドバイスでイラッとすることもありますよね。子育てにはこれが正しい方法、なんてものはありません。子供の様子を観察し、子供の性格やママ・パパの考えや環境を考慮して物事を進めていくようにしましょう。ママ・パパに不安や心配なことがあれば、小児科の先生に相談するようにしましょう。
生後4ヵ月のチェックリスト
赤ちゃんを3-4ヶ月健診に連れていきましょう。そして小児科の先生に予防接種のスケジュールを確認しましょう。これから先の予防接種のスケジュール も調べておきましょう。
さあ、これからどんなことが起こるのか? 生後5ヵ月の赤ちゃん を読んでくださいね!
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よくある質問
生後4ヵ月の赤ちゃんに基本的には離乳食は与えません。 赤ちゃんに離乳食を与え始める 時期は生後6ヵ月 ぐらいでしょう。それまでは、母乳やミルクで大丈夫です。この時期になると赤ちゃんが舌を出すのもなくなります。
本記事の内容について
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