子供は習慣が好き

小さな子どもは、「予期せぬ出来事」が大の苦手。いつもと違うスケジュールで1日を過ごすと、とたんに眠れなくなったりします。というのも、子どもは規則正しい生活をすることで安心し、周りの人の行動やその日の出来事をすんなり理解することができるからです。

１日のどこかに「いつもどおり」を

とはいえ、忙しい生活の中では、いつもいつも規則正しいスケジュールで動くことはできません。そんなときは、せめて1日のうち1つ、2つはいつもと同じようにすることを心がけてみましょう。たとえばお昼寝の時間や食事のあとの遊び、寝る前の読み聞かせなど。ほんの少しだけ習慣を大切にしてあげるだけで、お子さんは安心して眠れるようになるはずです。

イベントのときは

休日のお出かけやイベント、旅行など、日常と違うことがあるときは、お子さんに心の準備をさせてあげましょう。長期で出かけるときは、お子さんの食べなれているお菓子や、親しんでいるおもちゃなどを必ず持参。こんなささいなことでも、お子さんにとっては新しい環境の中での心の支えになるのです。 また、いつもと違う行事があるときは、前もってその内容を話してあげましょう。誰かの家を訪れるならそれはどういう人なのか、旅行に行くならどんなところなのか…などなど。そして、お子さんが眠れなくなったりご機嫌ななめになっても、無視したり叱ったりしないで、お子さんの不安に気づいてあげてください