赤ちゃん 果汁 いつから

赤ちゃんは、母乳やミルクを飲んで成長します。赤ちゃんにとって水分補給は大切なもの。でも、母乳やミルクだけで赤ちゃんは十分に栄養や水分が取れているのでしょうか?昔はジュースや果汁を赤ちゃんに与えていたと聞くけれど、母乳やミルクだけでなく、ジュースや果汁をあげてもいいの?疑問に思うママやパパも多いでしょう。赤ちゃんにジュースを飲ませていいのか、いつからジュースを飲ませていいのか、ジュースを与えるメリットやデメリットなどについてご紹介します。

赤ちゃんにジュースを飲ませてもいいの?

果汁やジュースにはほとんど栄養分が含まれていないことを知っていましたか?ジュースを飲ませることで、赤ちゃんが飲む母乳やミルクの量が減ってしまうと、栄養不足になってしまうことも。栄養の観点から、赤ちゃんの水分補給は、基本的に母乳やミルクで行うよう、厚生労働省の『授乳・離乳の支援ガイド』では示されています。

赤ちゃんにいつからジュースを飲ませていいの?

では、赤ちゃんにいつ頃からジュースを飲ませてもいいのでしょう?2017年に米国小児科学会が、生後1歳になるまでは果汁100%ジュースを赤ちゃんが飲むメリットはないとしています。日本の厚生労働省は、離乳の開始前に果汁やジュースを与えることについて、赤ちゃんが飲む母乳やミルクの量が減ってしまうこと、たんぱく質、脂質、ビタミン類や鉄、カルシウム、亜鉛などのミネラル類の摂取量が少くなる可能性があること、必要な栄養が十分に取れないことを挙げて、栄養の面からジュースを与える意義は認められていないとしています。

一般的には、離乳食を開始する 前に果汁やジュースなどを与える必要はないでしょう。離乳食前の赤ちゃんの栄養は、ママの母乳とミルクが基本です。離乳開始前に赤ちゃんに果汁やジュースを飲ませてしまうと、ジュースの甘味に慣れてしまい、甘くないものを飲みたがらなくなってしまうことも。そうなると、母乳やミルクの量が減ったり、離乳食を食べるのを嫌がったり、と必要なエネルギーや栄養が不足してしまうことも考えられますね。母乳やミルク以外の味に慣れるのは、離乳食開始後でいいでしょう。

これらを考慮すると、赤ちゃんにジュースを与えるのは1歳以降がおススメです。その時も私たちが普段飲むような普通のジュースではなく、赤ちゃん用の野菜ジュースや果汁100%ジュースをあげるようにしましょう。

ママやパパが水分補給として赤ちゃんに与える時には、まずはお茶や白湯を与えるようにしましょう。赤ちゃんがお茶や白湯を好まず、どうしてもジュースを与えたいのであれば、食後に一口、薄めたものを飲ませるようにしましょう。飲ませすぎないように気をつけてくださいね。

赤ちゃんにジュースを飲ませるメリットやデメリットは?

赤ちゃんにジュースを与えるメリットやデメリットを以下にまとめました。

メリット

  • 気分転換になる:いつもお茶や水だと、赤ちゃんが飽きてしまうかもしれません。ただ、ジュースだけにならないよう、お茶や水などと組み合わせましょう。ジュースしか飲まなくなると困るので、色々な種類の飲み物を与えて味を知ってもらいましょう。

  • エネルギーの元になる:甘いものにはリラックス効果があり、頭を働かせてくれる物質も含まれています。でも、糖分によって短時間に血糖値が上がって、その後も急に下がると、また甘いものが欲しくなると言う悪循環を引き起こすことも。だらだらと飲まないよう、おやつのひとつとしてあげるようにしましょう。

デメリット

  • 甘いものに慣れてしまう:甘さを覚えてしまい、味のついたものを好むようになります。甘くない離乳食を食べたがらなくなることもあります。

  • 栄養面でのデメリットが多い:赤ちゃんがジュースを飲むことで母乳やミルクの量が減り、たんぱく質、脂質、ビタミン類や鉄分、カルシウム、亜鉛などのミネラル類が不足することが考えられます。

  • 肥満につながる:ジュースは果汁だけでなく、糖分を多く含みます。

  • 虫歯になりやすくなる

  • 赤ちゃんがジュースを飲み過ぎて下痢 になることも:ジュース中の炭水化物(糖質)の吸収不良で、慢性的な下痢、お腹の張り、腹痛の原因になることがあります。

赤ちゃんへのジュースの飲ませ方は?

果汁やジュースは飲み物としてではなく、食事の一部としてスプーンで与えるようにしましょう。赤ちゃんは果汁やジュースなどの味を好みます。哺乳瓶などで与えると、ミルクやおっぱいの代わりにごくごく飲んでしまうことも。栄養の偏りや糖分の摂りすぎによる肥満になってしまうこともあるので、飲み物として果汁やジュースを与えないようにしましょう。

また、ジュースは糖分を多く含みます。赤ちゃんにあげる場合は、2~3倍に薄めてから、スプーンで少量与えましょう。

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赤ちゃんにジュースを飲ませる時に気をつけることは?

赤ちゃんにジュースを飲ませる時に気をつけたいポイントを以下にまとめました。

  • 飲ませすぎないように:赤ちゃんにあげる場合は、2~3倍に薄めてから、スプーンで少量与えましょう。糖分の摂り過ぎにならないよう、飲ませすぎないようにしましょう。

  • 赤ちゃん用のジュースを飲ませましょう:赤ちゃん用ジュースなどが販売されていますが、果汁100%と記載されていても、果汁と一緒に糖分が多く含まれています。飲ませすぎないように気をつけたいですね。

  • 市販のジュース、特にオレンジジュース は下痢をひどくすることもあります。なるべく避けましょう。

  • 成分表示をチェックしましょう:赤ちゃんの体に良くないものが使われていないか、保存料、着色料など、赤ちゃんにとって不必要な添加物が含まれていないか、成分表示を確認しましょう。

  • 冷やさないで、常温で与えましょう:冷たい飲み物は消化器官に負担を与えてしまいます。

  • 寝る前には飲ませないようにしましょう:寝つきが悪くなったり、おしっこの量が増えてしまうことも。

よくある質問

離乳食完了期頃、1歳以降にジュースを与えることをおススメします。

アレルギーを起こしやすいといわれる果物は、リンゴ、桃、パイナップル、メロン、バナナ、キウイ、梨、スイカ、オレンジなどです。ただし、赤ちゃんによって異なります。

おわりに

母乳やミルクから栄養を摂っている赤ちゃんにジュースを与える必要はないでしょう。食事中や普段の水分補給は、基本、白湯や麦茶を与えましょう。 離乳食完了期となる生後1歳~1歳半頃から、気分転換としてジュースを与えてみてもいいかもしれません。ただし、ジュースにはメリットだけではなくデメリットもあるので、与えすぎないようにママとパパがルールを決めてあげるようにしましょう。

本記事の内容について
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