トマトを離乳食にあげてもいいの?

トマトは栄養たっぷりの緑黄色野菜です。β-カロテンやビタミンC、リコピンを多く含みます。また、トマトは野菜の中で一番クエン酸の量が多い野菜でもあります。クエン酸には疲労回復効果があるので、赤ちゃんと一緒に食べれば、ママの疲れも軽くなりますよ。体を元気にする栄養素を多く含むトマトは、離乳食初期から赤ちゃんに与えることのできる嬉しい食材です。赤ちゃんが嫌がる可能性があるので、最初のうちは皮と種を取り除いて与えるようにしましょう。

トマトはいつから与えてもいいの?

トマトは離乳食初期(生後5~6ヵ月)から与えることができます。トマトは栄養たっぷりで見た目も鮮やか。赤ちゃんが食べられるようになれば、その後の離乳食メニューに大活躍してくれる素材です。離乳食を手作りする ママは、色々なレシピを調べておきましょう。

トマトを赤ちゃんに与える時に気をつけたいことは?

生のトマトを食べられるようになるのは1歳を過ぎてから。離乳食初期(生後5~6ヵ月)頃は、加熱してから与えましょう。また、皮と種は離乳食後期(9~11ヵ月)までは取り除きましょう。後期に入って皮を嫌がらないようであれば、そのまま与えても大丈夫。トマトはアレルギーを引き起こしやすい食材ではないですが、ヒスタミンという物質が含まれているため、それによって食物アレルギー 反応に似た症状が出る時があります。

離乳食時期ごとのトマトの固さや大きさを以下にまとめました。

離乳食時期トマトの量、処理方法(1歳までは加熱を!)
初期(5~6ヵ月種と皮を取って湯むきし、裏ごします。ペースト状につぶしたものを、ひとさじから徐々に増やしていきましょう。
中期(7~8ヵ月種と皮を取って粗く2~3ミリにみじん切りにしたものを、10~15グラム与えましょう。
後期(9~11ヵ月種と皮を取って5~7ミリ角に切ったものを、20~30グラム与えましょう。皮を嫌がらないならそのままでも大丈夫です。

完了期(1歳~1歳半頃

種を取って1センチ角か1/8に切ったものを、
30~40グラム与えましょう。そろそろ生食も試してみましょう。

 

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*赤ちゃんの最近の測定値を入力**: **出典:世界保健機関

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トマトを使った離乳食レシピのご紹介

  • 離乳食初期のレシピ

トマトペースト  トマトを湯向きして種を取り、裏ごしする。小分けにして冷凍保存しておくととても便利!

トマトスープ トマトペースト15グラムと野菜スープ大さじ1杯を混ぜる。野菜スープは離乳食初期から使えるキャベツや人参などの野菜を小さく刻んで、水と一緒に柔らかくなるまで煮込んだもの。ざるでこしてスープのみをトマトペーストと混ぜる。

  • 離乳食中期のレシピ

トマトソース(作りおきレシピ)

  1. トマト4個は湯向きして種を取り、玉ねぎ1/2個はみじん切りにする。

  2. トマトと玉ねぎを、玉ねぎがトロトロになるまで煮込み、パスタやごはん、パンとあえる。

  • 離乳食後期のレシピ

トマト蒸しパン

  1. ピーマン5グラムはへたと種を取ってゆで刻む。キャンディチーズは4等分に切る。

  2. ホットケーキミックス大さじ2とコーン10グラムをボールで混ぜ、そこに1も加え、トマトジュース大さじ1を入れてかき混ぜる。

  3. 耐熱カップに2でできた生地を入れ、ラップをせずに電子レンジで1~1分半加熱。

スパゲッティミートソース

  1. みじん切りにした玉ねぎ10グラムと豚ひき肉15グラムを、フライパンにサラダ油を熱し炒める。

  2. 玉ねぎが透き通ってきたら、小麦粉少々をふりかけさらに炒め、そこにトマト缶40グラム、野菜スープ大さじ2を加えて煮込む。

  3. 細かく折ったスパゲッティ30グラムをやわらかくゆで、4をかけて完成。 *10倍の量でママパパの分まで作ってもOK

  • 離乳食完了期

トマトと卵のパンプディング

  1. 食パン1/2枚を食べやすい大きさに切り、トマト缶のトマト1/2を1cm角に刻む。

  2. 全卵1/2個と牛乳大さじ2、トマトを混ぜる。

  3. 耐熱容器に食パンを並べ2をかけたら、ラップをふんわりとかけ電子レンジで1分半~2分加熱。

よくある質問

トマトは離乳食初期(5~6ヵ月)から与えることができます。完熟トマトを加熱してから与えましょう。

おわりに

トマトはビタミンやリコピンなどが豊富な栄養たっぷりの緑黄色野菜です。新鮮なトマトだけではなく、缶詰やピューレ、トマトジュースなどを使うことで簡単に離乳食に取り入れることができます。冷凍して保存もできるので、忙しいママは大助かりですね。栄養豊富なトマトをペーストやスープ、ソースなどにして、積極的に離乳食に取り入れていきましょう。

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さらに詳しく おすわり/はいはい期