生後1年目までの授乳スケジュール: 赤ちゃんの授乳間隔や量について教えて!

初めて育児をするママにとっても、すでに育児の経験があるママにとっても、悩みの1つは授乳です。赤ちゃんがなぜ泣いているのかを理解するのは、謎解きゲームのようなもの。でも、赤ちゃんの授乳スケジュールを知っておくと、空腹が理由で赤ちゃんがぐずるのを未然に防ぐことができます。そして、お腹が空いていないはずの赤ちゃんがぐずる理由が、おむつが濡れているせ?お腹が痛い?と、と判断がしやすくなります。赤ちゃんの月齢にあった授乳スケジュールを確認して、授乳の量や間隔を成長に合わせて調整していきましょう。赤ちゃんの授乳の量や回数、間隔に迷ったときにぜひ参考にしてみてください。

月齢別、赤ちゃんの授乳間隔や量は?

赤ちゃんの最初の微笑からハイハイまで、ママもパパも 赤ちゃんの成長の目安 を目にしてきました。でも、赤ちゃんの授乳回数や量を管理するのはちょっと難しそう? 大丈夫です。パンパースが月齢別の授乳回数や授乳の間隔、授乳の量の目安をまとめました。是非、参考にしてみてください。

赤ちゃんの月年齢何をあげる?どれだけあげる?授乳の回数?
生後1ヵ月まで母乳欲しがるだけ8-12回/1日
 ミルク3時間ごとに授乳欲しがるだけあげましょう
  授乳の間隔 
生後1~2ヵ月母乳1~1時間半ごと8-12回/1日
 ミルク140ml/1回6-8 回/1日
生後2~4ヵ月母乳3~4時間ごと8-12回/1日
 ミルク生後2~3ヵ月、140-160 ml/1回6 回/1日
  生後3~4ヵ月、180-220 ml/1回5 回/1日
生後5~6ヵ月母乳3~4時間ごと5 回/1日
 ミルク200-220ml/1回5 回/1日
 10倍がゆ1-2スプーン 
生後7~8ヵ月母乳3~4時間ごと5 回/1日
 ミルク200-220ml/1回2~5 回/1日
 離乳食2回食へ 
生後9~11ヵ月母乳3~4時間ごと5 回/1日
 ミルク200-220ml/1回2~5 回/1日
 離乳食3回食へ 

 

母乳育児の赤ちゃんの授乳スケジュールは?

生まれた瞬間から、赤ちゃんは驚く速さで成長していきます。母乳でもミルクでも赤ちゃんはすくすくと育っていきます。新生児の時は2~3時間おきの授乳を目安としましょう。 生後1週間目には、赤ちゃんの1回あたりのお昼寝の時間は長くなるので、授乳の間隔が長くなります。授乳の時間に赤ちゃんが寝ていたら、起こして飲ませてあげましょう。 母乳育児のママが気をつけたいこと: 授乳の間隔は、赤ちゃんが授乳を終えた時ではなく、赤ちゃんが飲み始めた時からカウントしましょう。 赤ちゃんは正しくおっぱいを含んでいますか?初めて育児をするママは、赤ちゃんが正しくおっぱいを含んでいるかは分からないかもしれません。そんな時には、ラクテーションコンサルタントに相談してみましょう。 赤ちゃんが成長するにつれて、飲むスピードが早くなります。授乳時には片方だけではなく、両方のおっぱいから飲ませましょう。ママは赤ちゃんが満腹になったと言うサインを知ってますか?赤ちゃんがおっぱいから離れたがったり、飲むスピードが遅くなったり、おっぱいに興味を示さなくなったりしたら、お腹いっぱいのサイン。満腹になったと思えば、授乳はストップしましょう。赤ちゃんにビタミンDを与えるよう、お医者さんから勧められることもあります。その時はお医者さんに与える量を確認しましょう。 お腹が空くたびに授乳したり、2~3時間おきに授乳なんて大変!そう思ったママは多いでしょう。その通りです。新生児の時期は、一度にたくさんおっぱいやミルクを飲むことができないので、頻繁に授乳をする必要があります。もう少ししたら、授乳やお昼寝 などの赤ちゃんの1日のスケジュールが定まってきます。 この頃には、ママの授乳スケジュールは楽になってきますよ。

ミルク育児の赤ちゃんの授乳スケジュールは?

ミルクの量はミルク缶に記載されている量を目安にしましょう。基本的には、欲しがるだけあげて大丈夫ですが、ミルク育児の新生児は、母乳と比べて多くのミルクを飲んでしまいます。ミルクは母乳よりもカロリーが高く、消化吸収が悪いので、決められた目安を外れすぎないように気をつけましょう。授乳の間隔は母乳より長めの3~4時間を目安としましょう。 生後1ヵ月 頃は、1回あたり120〜160ml、1日6回が目安です。赤ちゃんの授乳スケジュールが決まってくる時期です。成長に合わせて、ミルクの量を調整していきましょう。

ミルク育児の赤ちゃん

生後3ヵ月の赤ちゃんの授乳スケジュールは?

生後3ヵ月にもなると、授乳スケジュールが定まってきます。赤ちゃんも上手に母乳やミルクを飲めるようになり、消化器官も発達してきます。成長に合わせて、必要なミルクや母乳の量は変わってきますので、個人差はありますが、赤ちゃんの授乳スケジュールを成長に合わせて変えていきましょう。

母乳育児の赤ちゃん

生後3ヵ月の赤ちゃんはさらに活発に動くようになります。上手に母乳やミルクを飲めるようになり、消化器官も発達してきます。まとめて3時間くらい眠ることも多くなるので、授乳間隔も長くなってくるでしょう。新生児期に比べるとママも少しラクになってきます。 生後3ヵ月になると、授乳回数が安定してきます。母乳だと1日6~8回くらい、間隔は、3~4時間程度になります。 ママは毎日赤ちゃんの体重の増え具合を確認していますか?赤ちゃんの体重 が順調に増えているようであれば、赤ちゃんは十分に栄養を摂れていると思っていいでしょう。 おむつの濡れ具合でも、赤ちゃんが十分に母乳やミルクを飲んでいるかが分かります。1日に4~6回ぐらい、おむつがしっかりと濡れていれば、栄養は足りていると言えるでしょう。 母乳やミルクが足りていないかも、、と心配になったら、お医者さんに相談しましょう。

ミルク育児の赤ちゃん

赤ちゃんが成長するにつれて、1回あたりの飲む量が増えてきます。夜はまとめて眠るようになります。 生後3ヵ月の赤ちゃんの授乳スケジュールは次のように少し調整しましょう。

  • 1回あたりのミルクの量は160mlくらいに増やしましょう。

  • ミルクの回数は、1日に6~8回ぐらいとなるでしょう。

  • 生後3~4ヵ月頃は、飲める量が増えてきます。赤ちゃんが楽に飲めるよう、哺乳瓶のサイズやニップルのサイズアップが必要かもしれません。

生後6ヵ月の赤ちゃんの授乳スケジュールは?

生後6ヵ月を過ぎたら離乳食を始めましょう。母乳やミルクと離乳食、与えるタイミングやスケジュールをご紹介します。 最初の離乳食 はアレルギーの心配が少ない、10倍がゆを裏ごししたものを与えましょう。10倍がゆの裏ごしに慣れてきたら、10倍がゆ→7倍がゆ→5倍がゆ→軟飯と言うように進めていきましょう。 この時期の離乳食は、赤ちゃんに食べることに慣れてもらうものです。赤ちゃんの成長に必要な栄養のほとんどはまだまだ母乳やミルクからです。離乳食開始から1ヵ月間くらいは、離乳食の舌ざわりや食感に慣れ、上手に飲み込めるようになることが目標です。この時期の離乳食は1日1回で1さじずつ与えましょう。授乳の1回を離乳食にあてて、離乳食後は、母乳やミルクは欲しがるだけ与えましょう。 そろそろ、夜の授乳をやめようと思っているママもいるかもしれません。赤ちゃんには個人差があります。まずはお医者さんに、夜の授乳をやめても栄養が足りるのか、どうやってやめるのかなどを聞いてみましょう。

生後7~8ヵ月の赤ちゃんの授乳スケジュールは?

生後7~8ヵ月になると、食材の種類を増やして栄養のバランスをとりましょう。母乳やミルクは離乳食の後に与えます。母乳は欲しいだけ、ミルクは1日3回ほどを目安としましょう。 離乳食の回数は1日2回に増やします。1回目は今までどおりの時間と分量で、2回目は1回目より少ない分量ではじめ徐々に1回目と同じくらいまで増やしましょう。舌でつぶせる固さ(豆腐くらい)の肉や野菜、果物が生後7~8ヵ月の赤ちゃんに食べさせる食材です。新しい食材を1日に1種類、他の食材と混ぜましょう。食品の種類を増やして栄養のバランスを摂っていきましょう。 赤ちゃんは母乳やミルクだけからではなく、離乳食からも栄養を摂れるようになってきました。そろそろ、卒乳を考え始める ママもいるでしょう。特にこれと言った決まった卒乳の時期はないのですが、厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」では生後 12~ 18ヵ月頃を卒乳の目途としています。 離乳食に関する疑問などは、お医者さんに相談しましょう。

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生後9~11ヵ月の赤ちゃんの授乳スケジュールは?

生後9ヵ月目になったら、さらに新しい食材を取り入れましょう。歯ぐきで潰せる硬さ、バナナ程度の硬さが赤ちゃんに食べさせる目安です。この頃から1日2回食から3回食へ増やしていき、食欲に応じて、離乳食の量を増やしていきましょう。母乳やミルクは離乳食の後に与えます。ミルクは1日に2回程度、母乳は欲しがるだけ与えましょう。 また、手づかみ食べが始まる時期です。食べ物を手で触ったり、握ったりすることで、固さや触感を体験し、食べ物への関心につながります。手で掴みやすいよう、ごはんをごく小さなおにぎりに、野菜をゆでてスティック状にして、赤ちゃん用のお皿に乗せてあげましょう。繊維質のものやパサついた食材は、とろみづけをして、食べやすくしてあげましょう。 生後9ヵ月頃の赤ちゃんがいつも喜んで食べてくれるとは限りません。食べてくれる日もあれば、食べてくれない日もあるでしょう。無理に食べさせることはしないで、みんなで一緒に楽しく食事をしましょう。毎日、1日の食事で決められた量やバランスをとるのは難しいので、余裕を持って1週間単位くらいで、栄養のバランスを調整したらいいでしょう。レバーやほうれん草などの鉄分を多く含む食品を意識して取らせましょう。

生後1年の赤ちゃんの授乳スケジュールは?

おめでとうございます!赤ちゃんは1歳の誕生日 迎えました。この時期になると、授乳や食事のスケジュールも確立してきます。生後1歳~1歳半は離乳完了期と呼ばれ、卒乳する赤ちゃんも多く、離乳食から必要な栄養の約8 割程度を取ることができるようになります。 1日に3回の食事を決まった時間に取り、生活のリズムを整えていきましょう。必要に応じて、1~2回おやつをあげましょう。おやつは甘いものやお菓子などではなく、素材の味を活かした食品にしましょう。チョコレートやあめなどの甘いお菓子は、 次の食事に影響してしまうだけでなく、虫歯の原因にもなってしまいます。 生後1歳の赤ちゃんに食べさせる目安は、やわらかく煮てスティック状にし た野菜やおにぎり、おやきなど手づかみメニューがおススメです。前歯が生えそろい、奥歯も生えてきます。前歯でかじり、奥歯や 歯ぐきでつぶして食べるようになります。赤ちゃんが食べる時には、のどに詰まらせないように必ず側でご飯を食べるのを見守ってあげましょう。味付けは大人の半分ぐらいが目安です。 離乳食の後の母乳やミルクを徐々に減らし、牛乳に切り替えていきましょう。進め方としては、離乳食の材料に使用して、牛乳の味に慣れさせていくことがおススメ。そのまま飲む時には、まずは温めて コップで飲ませてあげましょう。 1 日あたりの目安量は 300~400ml。 少しずつ量を増やしていきましょう。 ヨーグルトや チーズでも必要なカルシウムを補えます。 この時期になるとそろそろ卒乳を考えるママもいるでしょう。必要な栄養の大部分を母乳やミルク以外の食事から取ることができるようになれば、卒乳を考えてもいいでしょう。特に決まった卒乳の時期と言うものはありませんが、生後1年~1年半の卒乳を厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」では推奨しています。卒乳の時期は赤ちゃんの発育に合わせて決めるもの。卒乳の時期について、お医者さんにも相談してみましょう。

よくある質問

赤ちゃんが食べ物を受け入れるサインが見られたら、離乳食を始めてみましょう。小さじ1杯分(5cc)から始めましょう。まずは1日に1回、10倍がゆのすりつぶしたものから。赤ちゃん用のスプーンだと、3~4口食べるかもしれません。機嫌のいい時に、いつも同じ時間にあげるようにしましょう。

おわりに

生れてからずっとママのおっぱいやミルクを飲んでいた赤ちゃん。成長に合わせて、授乳の回数や量は変わってきます。授乳ペースについて知っていれば、夜中に赤ちゃんがお腹が空いたことが原因で、起きることもないですね。新生児から生後1歳までの赤ちゃんの授乳や離乳食のペースや進め方について知り、元気な赤ちゃんの成長をサポートしましょう。 本記事の内容について 本記事に掲載されている情報は、信頼のおける医療機関や政府機関からの情報にもとづいたものです。 参考及び参照のリンクにつきましては、以下をご参照ください。また、掲載された内容につきましては十分な注意を致しておりますが、医療従事者などの専門的な意見に取って代わるものではありませんので、ご注意ください。 診断や治療法につきましては、必ず 医療従事者などの専門的な意見を聞いていただきますよう、お願い申し上げます。

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