新生児期の赤ちゃんについて知っておきたいこと

ママパパはとうとう親になりました!赤ちゃんが生まれた喜びとワクワクする気持ちがある一方で、色々な心配や疑問もあるでしょう。そんな時はパンパースがママパパの側で応援していることを忘れないで下さいね! 赤ちゃんは生まれてから周囲の世界に適応しながら、生きていくことを日々学んでいきます。新生児期の赤ちゃんの発達状況、授乳の頻度や睡眠時間、など新生児期の赤ちゃんについてご紹介します。

新生児と呼ばれる時期は?

いつからいつまでの赤ちゃんを新生児と呼ぶのでしょう?新生児期の赤ちゃんとは、 生まれたばかりの赤ちゃん~生後 28 日未満の赤ちゃんのことを言います。 生後 28 日~1歳未満は乳児と呼ばれます。新生児の時期はママのおなかから出てきた赤ちゃんが、新しい周囲の世界に適応するために、各機能を調整していく時期です。

新生児について知っておきたいこと

(1)体温

新陳代謝が活発なので、新生児の体温は36.8~37.5℃と大人よりもちょっと高めです。でも、体温調節機能は未熟なので、気温の変化には気をつけてあげましょう。通常、大人と同じか、大人よりも1枚多く着せてあげてください。手足が冷たければ寒いのではと心配してしまいますが、顔色が良ければ特に問題はありません。新生児の手足の血管網はまだ未熟なので、手足が冷たいのです。室温 は冬は20度前後、夏は28度を目安にし、時々家の中の換気をして、きれいな空気を取り込んでください。

(2)うんち

生まれたばかりの赤ちゃんのうんちを胎便と呼びます。ネバネバとした粘り気のある黒緑色です。その後、移行便という黒緑色のうんちに変わります。生後3~4日目になると母乳やミルクを飲むので、水っぽいつぶつぶ状の黄色いうんちになります。新生児のうんちの回数は1日 5~10 回が目安。授乳のたびにうんちをする子もいれば、1~2回しかしない赤ちゃんもいます。うんちの回数が少なくても、よくミルクや母乳を飲んで体重が増え、機嫌が良ければ心配はいらないでしょう。ただ、 赤ちゃんのうんちの色 が白い、血液や粘液が混じっている時は何らかの病気が原因のことも。お医者さんに診てもらいましょう。

(3)おしっこ

赤ちゃんのおしっこは 淡黄色ですが、生後間もない時期にレンガ色のものが混じることがあります。これは尿酸塩が析出した物で、全く心配のないものです。生まれたばかりの赤ちゃんは膀胱におしっこを溜めることができないので、1日に10~20回ほどおしっこをします。

(4)生理的黄疸

生後2~3日ごろから赤ちゃんは黄色みを帯びてきます。これは「新生児黄疸」と呼ばれ、ほとんどが胎内環境から胎外環境への適応過程の生理的現象です。生後4~5日くらいにピークを迎え、2週間くらいで消えていきます。基本的に治療はしませんが、生後2週間を過ぎて皮膚や目の黄疸がどんどん強くなる場合には、お医者さんに診てもらいましょう。

(5)生理的体重減少

生後数日間は、胃が小さいため、母乳を飲む量も少なく、生後2~3日目までは自然と体重が減っていきます。これを「生理的体重減少」と呼び個人差はあるものの、生まれた時より 10%くらい減ることがあります。生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ上手におっぱいを飲む ことができません。 飲む量よりもうんちやおしっこ、汗として出ていく水分量が多くなるので、一時的に体重が減ります。赤ちゃんの胃が大きくなり、ママの母乳の量が増えて、赤ちゃんが飲む量が増えることで、生後1 週間~10 日くらいで生まれた時の体重に戻ります。赤ちゃんの体重の増え方には個 人差がありますので、必要以上に心配しなくて大丈夫ですよ。

(6)おへそ

赤ちゃんのおへそはだいたい生後1週間ほどで取れ、取れた後のおへそは退院後1~2週間で乾燥します。おへそがしっかり乾燥するまでは、1日1回沐浴時にしっかり洗って、水分を拭き取った後に、消毒用アルコールで消毒をし、自然乾燥させましょう。おへそが取れた後に臭いがある、出血やジクジクしている時は消毒用アルコールで消毒しましょう。消毒をしても、臭いや出血、ジクジクが良くならない時にはお医者さんに診てもらいましょう。

(7)原始反射

生れながらに備わっている反射です。刺激に対して赤ちゃんが自分の意志とは関係なく、反射的に起こす動きをいいます。例えば、「吸啜反射」 。おっぱいやミルクを飲んでおなかがいっぱいでも、お口やほっぺたに触ると、おっぱいを探すしぐさをしたり、口を動かしたりします。大きな音にビクッとして両手を広げるモロー反射、ママの指などが手のひらに触れるとつかもうとする把握反射も原始反射です。また、寝ている赤ちゃんが笑顔のような表情をみせることがあります。これは新生児微笑(生理的微笑)と呼ばれるもので、残念ながら赤ちゃんが喜んで笑っているものではありません。通常、これらの原始反射は生後2ヵ月くらいで消えてしまいます。

(8)皮膚

全身の皮がポロポロとむけることもありますが、これは胎内で羊水に触れていた肌がむけているだけなので、心配いりません。むけた後にきれいな赤ちゃんの肌に変わります。また、赤ちゃんの顔やおでこに赤いブツブツができることがありますが、これは赤ちゃんの皮脂分泌が盛んなため。生後 3ヵ月ぐらいまでよく見られる症状です。髪の生え際やまゆ毛、頭の中にできるクリーム色のフケのようなものは脂漏性湿疹 で、こちらも生後3ヵ月頃までよくみられます。手のひらで石鹸を泡立てて、優しく洗ってあげましょう。症状が改善しない時には、皮膚科のお医者さんに診てもらいましょう。

(9)視力

新生児の視力は0.01~0.05とぼんやり見える程度。目の前の30cm先にあるものがぼんやり見える程度です。明るい、暗いぐらいしか判らないのですが、目は生まれてから発達していくもの。最初のうちは視線が定まらずにぼんやりと外界を見ていますが、見続けることで視覚が次第に発達します。人の顔はよく見えているようなので、顔を30cmくらいに近づけて話しかけてみましょう。生後1か月~1歳6ヵ月頃は特に視覚の発達が盛んな時期なので、この時期に両目でしっかりと見ることが大切です。

(10)聴覚

妊娠7ヵ月目 頃から、ママのお腹の中で耳が発達していきます。妊娠20週頃からママやパパの声、心臓の音が聞こえるようになります。

(11)頭の大泉門

頭のてっぺんにひし形のすき間があり、触ると柔らかくペコペコしています。これは「大泉門」と呼ばれ、すき間はこれからの成長に備えるためのものです。小泉門は生後2~3ヵ月までに、大泉門は通常1歳6ヵ月頃に自然に閉鎖します。ただ、大泉門の大きさや閉鎖する時期は赤ちゃんによって差があります。頭にこぶのようなものができていることがありますが、これは狭い産道を圧迫されて通ってきたときにできたもので、自然に消えるので心配ありません。

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*赤ちゃんの最近の測定値を入力**: **出典:世界保健機関

新生児の1日の過ごし方は?

新生児の1日は泣く、母乳やミルクを飲む、寝る、泣くの繰り返し。昼夜の区別もないので、ママはお世話で大変です。夜はパパに手伝ってもらい、一緒に協力して上手に乗り切っていきましょう。

授乳

おなかの中にいた赤ちゃんは、胎盤を通してママから酸素と栄養をもらっていました。これからは自分の力でこれらを体内に取り込まなくてはなりません。でも、大丈夫。生まれてすぐに自分の肺で呼吸を開始し、母乳やミルクを飲んで栄養を取り込んでいきます。生まれたばかりの新生児は、頻繁に母乳やミルクを欲しがります。欲しがる時に欲しがるだけあげましょう。まずは、片方のおっぱいをじっくり飲ませて、さらに欲しがったら反対のおっぱいで授乳しましょう。新生児の授乳回数は1日あたり8~12回以上、授乳間隔は数分~5時間程度、1回で飲む量は20~150gが目安です。ミルクの場合は3時間毎にあげるようにしましょう。赤ちゃんの消化器官がまだ未熟なので、ミルクを与えすぎると赤ちゃんに負担がかかってしまいます。

昼寝

生まれたばかりの赤ちゃんには朝起きて夜に寝るという昼夜の区別はありません。個人差があるものの、レム睡眠(ウトウト寝)を 5~30分の間隔で繰り返しています。母乳やミルクを飲む時以外、ほとんど眠っていますので、清潔で静かな場所で寝かせてあげましょう。また、医学的な理由でお医者さんからうつぶせ寝を勧められている時を除き、新生児はあお向けに寝かせるようにしてください。また、赤ちゃんをなるべく一人にしないようにしましょう。赤ちゃんが眠る時には、柔らかいまくらや重い毛布、ぬいぐるみなど呼吸を妨げるようなものは近くに置かないようにしてください。最初から置かないことが、乳幼児突然死症候群(SIDS) や窒息、誤飲、けがなどの事故を防ぐことにつながります。

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新生児期の赤ちゃん、こんなことに気をつけよう

赤ちゃんにとって最初の4週間は自分の力で生きていくことに慣れるための、サバイバル期間です。以下のことに注意しながら、赤ちゃんが新しい生活に慣れ、人生の第一歩を踏み出せるようにサポートしてあげましょう。

げっぷ

新生児は母乳やミルクをまだ上手く飲むことができないので、一緒に空気を飲み込んでしまいます。赤ちゃんのおなかに空気が溜まると、おなかが張って苦しいだけではなく、飲んだ母乳やミルクを吐き出してしまうこともあるので、げっぷをさせてあげましょう。もちろん、ほとんど空気を吸わない上手な赤ちゃんもいるので、必ず授乳のたびにげっぷをしなければならないわけではありません。特に母乳の場合、ミルクに比べて赤ちゃんの口との密着度が高く、空気を吸わずにげっぷが出ないこともあるので、あまり心配しなくても大丈夫です。おなかの状態をみながら、げっぷさせてあげましょう。げっぷさせる時は、赤ちゃんの胃を少し圧迫するような感じで、背中を撫でながら抱き上げましょう。また、縦抱っこの姿勢だと赤ちゃんのげっぷは出やすくなります。

しゃっくりくしゃみ

新生児の体の器官はまだ発達段階にあります。横隔膜も同様で、筋肉がまだ十分に発達していないので、食道や胃への刺激が横隔膜に伝わり、しゃっくりをします。授乳をした後にけいれんを起こしてしまうのはこのため。自然に止まるので、様子をみていて大丈夫です。くしゃみもよくします。温度が変わったり、分泌物などが刺激になって、くしゃみが出ることがほとんどです。

清潔で安全な環境づくりや衛生管理を

お世話をする前は必ず手を洗い、ベッドや衣類、おむつはいつも清潔に保ちましょう。沐浴は毎日が基本、新生児の皮膚を清潔に保ってあげましょう。免疫力や抵抗力が弱いので、新生児はすぐに病原菌に感染してしまいます。風邪などをひいた人は赤ちゃんに近づかず、抱っこしないなどの注意も大切です。

爪切り

自分の爪で顔などを引っ掻いたりしないよう、赤ちゃん用のハサミ型爪切りを使って爪切りをします。赤ちゃんの爪は非常に軟らかいので、注意が必要です。爪を切る際には、爪の長さを十分に確認できる明るさで行い、寝かせた状態で切りましょう。

めやに

新生児にめやにが出るのもよくあることです。めやにが出る場合には、ぬるま湯に浸したガーゼで優しく拭いてあげましょう。めやにがサラサラ状の薄い黄色で、白目が充血していなければ、涙がたまって乾燥しただけかもしれないので心配はありません。めやにが濃い黄色でねばねばしていたり、白目が充血していたりすれば結膜炎などの可能性もあります。めやにが続く場合は、お医者さんに診てもらいましょう。

よくある質問

新生児がいつから外出してもいいと言う医学的な根拠はないようです。生後3ヵ月 を過ぎたら、30分~1時間くらいのお散歩に出かけてみましょう。ただ、赤ちゃんの肌は薄く敏感です。紫外線を浴びすぎると、皮膚の細胞が傷付いてしまうので、日焼け対策をしっかりと

おわりに

待ちに待った赤ちゃんが生まれました。これからは赤ちゃん中心の生活が始まります。出産後のママは休みたいのに、赤ちゃんのお世話で大変ですね。これから自分の力で一生懸命に生きて行こうとする赤ちゃんを、ママパパは一緒にケアして応援してあげてくださいね。生まれたばかりの赤ちゃんは、1日中、寝て、飲んで、を繰り返します。赤ちゃんがうつらうつらしている時に、ママも目を閉じて静かに横になるようにしましょう。そうしているとママの体も徐々に回復し、元気を取り戻してきます。そして、多くの母乳が作られるようになるので、赤ちゃんはたくさんママのおっぱいを飲んで、満足してぐっすり眠ってくれますね。

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