正しく安全な赤ちゃんの抱き方

妊娠中、ママはずっと初めて赤ちゃんを抱く日のことを考えていたのではないでしょうか。赤ちゃんが生まれたら、正しくて安全な赤ちゃんの抱き方が気になりますね。 状況によって、赤ちゃんの抱き方は変わってきます。ベッドから抱き上げる時、授乳をする時、お風呂に入れる時、ゲップをさせる時、あやす時など、抱き方は状況によって色々と変わってきます。 正しくて安全な赤ちゃんの抱き方をご紹介します。

赤ちゃんの正しい抱き方

初めて赤ちゃんを抱くときは、誰でも緊張するもの。赤ちゃんを抱く時に気をつけたいことを、状況別にご紹介します。 生れたばかりの赤ちゃんは頭を自分で支えることができません。生後4ヵ月頃には首がすわる ようになるので、それまでは首や頭がぐらぐらしないように、全体を包み込むような感じで抱いてあげましょう。

ベッドから抱き上げる

赤ちゃんをベッドから抱き上げる前に、頭と首をしっかりと支えてあげましょう。大泉門にも気をつけてくださいね。 両手で頭を少し持ち上げ、片方の手で首の後ろをしっかりと支えましょう。もう一方の手を、お尻の下に入れて、後ろに倒れないように前かがみの姿勢で抱き上げましょう。 赤ちゃんをしっかりと支えたら、足を真っすぐにして持ち上げ、胸の方に抱き寄せましょう。 ほとんどのベビーベッドは高さを調整することができます。赤ちゃんを抱き上げやすいように、柵の高さを調整しましょう。つかまり立ちなどができるようになったら、赤ちゃんが柵を乗り越えてしまわないように高さを再調整しましょう。

横抱き

寝かせた姿勢で抱く場合は、片方の手の肘の内側あたりに赤ちゃんの頭を乗せて、胸に引き寄せます。赤ちゃんの頭を乗せたほうの手で頭を支え、もう1つの手でお尻を支えましょう。 横抱きの姿勢は、赤ちゃんに話しかけたり、笑いかける時にアイコンタクトができると言う利点があります。ママやパパの顔が見えるので、赤ちゃんは安心しますね。ママやパパとのスキンシップを楽しみ、絆がさらに深まります。

縦抱き

片方の手で赤ちゃんの頭と首を支え、胸や肩のあたりに引き寄せます。もう片方の手はお尻にあてて支えてあげましょう。

まとめ

横抱きや縦抱きでは、頭と首をしっかりと支えてあげることが大切なポイント。横抱きの場合は話しかける時にアイコンタクトができるので、絆が深まると言う利点があります。

肌と肌が触れ合うように抱っこ

肌と肌が触れ合う: 別名、カンガルーケア(母児早期皮膚接触)は産後すぐにでもできる、裸の赤ちゃんをママのおっぱいの間に密着させて抱っこする方法です。ママとの絆が深まると考えられています。 裸の赤ちゃんが寒く感じないよう、毛布やバスタオルで体を覆ってあげましょう。カンガルーケアはママと赤ちゃんの絆を強くするだけではなく、赤ちゃんの呼吸が規則的になり、体温調整にも利点があると考えられています。 カンガルーケアの利点として、ママとパパの赤ちゃんへの愛情が深まり、親としての実感が持てるようになることが挙げられます。母乳の分泌量が増えるとも考えられています。

まとめ

初めて赤ちゃんを抱くのがカンガルーケアと言うママもいるでしょう。裸の赤ちゃんが直接ママの胸に密着する肌と肌のふれあいで、親子の絆が強くなると考えられています。赤ちゃんの体温の安定を助けることを含めて、多くの利点があります。赤ちゃんがもう少し大きくなるまで、続けてもいいでしょう。

コリック(黄昏泣き)の赤ちゃんの効果的な抱き方は?

生後3~5ヵ月位の赤ちゃんが、夕方になると決まって泣きだすことがあります。ひどい時には1週間に3回以上、3時間以上も泣くこともあります。これをコリック(黄昏泣き)と呼んでいます。 コリックの場合には泣いている理由が判らず、時間だけが過ぎていきます。ママはどうしようもなく、疲れてしまうことでしょう。こんな時にはまず呼吸を落ち着けて、自分の体に密着させるような感じで赤ちゃんを抱いてあげると、赤ちゃんは落ち着いてくれるでしょう。 抱っこひもを使ったり、腕の中でユラユラとあやしてあげるのも効果的でしょう。コリック(黄昏泣き)の赤ちゃんの効果的な抱き方 を学びましょう。

まとめ

赤ちゃんがコリックで、何をやっても泣き止んでくれないことがあります。そんな時には呼吸を整えて、赤ちゃんを密着するように抱っこしてあげると、落ち着くようです。抱っこひもを使ったり、ユラユラとあやしてあげることもおススメです。

哺乳瓶でミルクを飲ませる時の抱き方は?

ミルク育児 でも、母乳育児でも、赤ちゃんの頭をひじの内側で支えながら、少し起こすような感じで赤ちゃんの頭の位置が足よりも高くなるように飲ませましょう。こうすることで、ミルクや母乳の逆流を防ぐだけではなく、もし赤ちゃんが吐き戻ししても、気管に詰まってしまうのを防ぐことができますね。 飲んだミルクやおっぱいが気管に詰まってしまうことがあります。真っ直ぐに寝かせた状態で授乳をするのは止めましょう。ミルク性中耳炎や虫歯の原因になるので、哺乳瓶でミルクを与えながら寝かせることは避けましょう。 哺乳瓶でミルクを飲ませる時には、椅子や授乳専用チェアに座ったり、クッションで腕を支えるようにすると、ぐっと楽になりますね。

まとめ

哺乳瓶を使ってミルクを飲ませる時は、赤ちゃんの頭を少し起こした状態で飲ませるようにしましょう。こうすることで、吐き戻しやミルクが耳管を通じて中耳に流れこんで炎症の原因となるリスクを下げることができます。椅子や授乳専用チェアを使って腕を支えることで、ママが楽な姿勢で授乳することができますね。

母乳をあげる時の抱き方は?

ママが赤ちゃんに母乳をあげる時の抱き方は幾つかあります。色々な方法を試してみて、ママと赤ちゃんにあった方法を見つけましょう。

  1. 横抱き: 一番よく知られている抱き方です。初めておっぱいをあげる時に横抱きを試すママは多いでしょう。ママの腕の内側を使って赤ちゃんの頭を支え、ママのおっぱいが目の前に来るよう、赤ちゃんの体をママに向けた状態で抱っこします。赤ちゃんの頭を支えるようにしてくださいね。

  2. 交差横抱き: 横抱きに似ていますが、おっぱいと反対側の腕で赤ちゃんを支えます。赤ちゃんの頭と首を支えるのを忘れずに。ママの腕の内側を使って赤ちゃんのお尻を支え、もう片方の手で赤ちゃんを下から、ママのおっぱい方向に向ける形で抱っこします。赤ちゃんが上手にママのおっぱいを口に含むことができない場合、この姿勢を試してみましょう。

  3. フットボール抱き: 赤ちゃんをラグビーのボールのようにママの腕の下で抱えて、おっぱいをあげる方法です。ママの腰のあたりで赤ちゃんを抱え、腕を使って赤ちゃんの背中を支えながら、頭をママのおっぱいに持って行きます。ママのおっぱいやお腹に赤ちゃんの体重がかからないので、帝王切開で出産したママや、おっぱいが大きなママ、双子の赤ちゃんに同時におっぱいをあげたいママにおススメの方法です。

  4. 添い寝: ママが横になり、その横に赤ちゃんを寝かせます。赤ちゃんがママのおっぱいを口に含みやすいように、おっぱいを少し持ち上げてみましょう。夜中の授乳や帝王切開で出産したママにおススメの方法です。

母乳をあげる時のコツ を参考にしてくださいね。

まとめ

横抱き、交差横抱き、フットボール抱き、添い寝と赤ちゃんにおっぱいをあげる時におススメの授乳姿勢4つをご紹介しました。色々な方法を試してみて、ママと赤ちゃんにあった方法を見つけましょう。

ゲップのさせ方は?

ゲップを出させる抱き方 には3つの方法があります。

  1. 赤ちゃんをママの胸のあたりで縦抱きにして、赤ちゃんのあごをママの肩に乗せましょう。ママの片方の手で赤ちゃんを支え、もう片方の手で赤ちゃんの背中をトントンとしてあげましょう。

  2. 赤ちゃんをママの膝の上に座らせましょう。ママの片方の手で赤ちゃんの頭、あごと胸を支え、もう片方の手で赤ちゃんの背中をトントンとしてあげましょう。

  3. ママの膝の上で赤ちゃんのお腹を下にした状態で、赤ちゃんの頭を支えましょう。赤ちゃんの頭が胸の位置より高くなるようにして、もう片方の手で背中をトントンとしてあげましょう。

まとめ

生後3~4ヵ月頃までの赤ちゃんの授乳後は、忘れずにゲップをさせましょう。赤ちゃんの上半身を起こす、赤ちゃんを座らせる、腹ばいにする3つのゲップをさせる方法をご紹介しました。赤ちゃんが簡単にゲップを出せる姿勢を探してあげましょう。

お風呂に入れる時の抱き方は?

赤ちゃんをお風呂に入れる 時には、片方の手で赤ちゃんの頭をしっかりと支え、もう片方の手で赤ちゃんをゆっくりとベビーバス に入れましょう。 赤ちゃんの上半身と顔の部分は水に浸からないようにして、常に赤ちゃんから手を離さないように気をつけましょう。お風呂に入れている時は、赤ちゃんから絶対に目を離さないように。もう片方の手を使い、温かいお湯で優しく洗ってあげましょう。

まとめ

赤ちゃんをベビーバスに入れる時には、赤ちゃんの頭と首をしっかりと支え、上半身が水の上に出ている状態で、もう片方の手で、優しく体を洗ってあげましょう。お風呂に入れている間は、決して目を離さないようにしましょう。

離乳食をあげる時の抱き方は?

離乳食をあげる 時は、赤ちゃんが背中を真っすぐにして座っていることを確認しましょう。真っ直ぐに座ることで体が安定し、食べ物がのどに詰まったりするリスクを下げることができますね。みんなが一緒のテーブルで食べる日はもうすぐですね。 ママの膝の上に座らせるか、ベビーシートに座らせましょう。腰がしっかりして、1人で座ることのできる赤ちゃんは、生後6ヵ月頃からハイローチェアに座らせてもいいでしょう。

まとめ

初めて赤ちゃんに離乳食を上げる時は、ママの膝の上に座らせて背中をしっかり支えましょう。こうすることで食べたものをのどに詰まらせるリスクを下げることができます。生後6ヵ月を過ぎて座れるようになった赤ちゃんは、ベビーシートやハイローチェアに座らせて、食べさせることもできます。

このような抱き方は止めましょう

赤ちゃんを抱く時には、赤ちゃんに集中するようにして、他のことをやったり、気をとられないようにしましょう。例えば、赤ちゃんを抱っこしながら、熱いものを持ち運んだり、料理をすることは止めましょう。転んだり、赤ちゃんを落としたりしたら大変なことになりますね。 また、赤ちゃんを揺さぶってはいけません。赤ちゃんが泣き止まずにイライラしたら、赤ちゃんをベビーベッドに入れて、少しの間、別の部屋に移動しましょう。ママが落ち着いたら、赤ちゃんの元に戻ってあげましょう。 お友だちや家族の人が赤ちゃんを抱きたいと言ったら、立ちながら赤ちゃんを渡すのは止めましょう。まずは座ってもらってから、腕の中に置いてあやしてもらいましょう。 その他に気をつけてもらいたいことをまとめました。

  • 赤ちゃんに触れる前に手を洗ってもらうか、消毒してもらいましょう。

  • 赤ちゃんを抱く時には、首と頭をしっかりと支えてもらうようにお願いしましょう。

  • 赤ちゃんを揺さぶったり、空中で振り回したりなどは絶対に止めてもらいましょう。

まとめ

赤ちゃんを抱く時には、転んだり、赤ちゃんを落としたりすることのないように十分に気をつけましょう。赤ちゃんを抱いている時には、熱いものを運んだり、料理をするなどの危険なことは止めましょう。家族やお友達が赤ちゃんを抱く時には、必ず頭と首をしっかりと支えてもらいましょう。赤ちゃんの生命にかかわることもあります。決して赤ちゃんを揺さぶったりしてはいけません。

赤ちゃんを安全に正しく抱くコツは?

ママもパパも正しく赤ちゃん抱っこしたり、おんぶをすることができるようになりました。でも、赤ちゃんを抱いている時に転倒したりしないよう、十分に気をつけましょう。赤ちゃんを抱いている時は、赤ちゃんの体重でいつもと体の重心が変わったり、足元が見えなくなって転倒してしまうことも。赤ちゃんがけがをしてしまうと大変ですね。 このような事故を避けるために、体に密着するように赤ちゃんを抱いてあげましょう。 また、赤ちゃんを抱く時に力が入り、筋肉痛や腰痛の症状が現れることもあります。 安定した体勢で赤ちゃんを抱くために以下のことに気をつけましょう。

  • 背骨は真っすぐに伸ばす

  • 肩や体を後ろにそらす

  • 下腹部の筋肉を使いましょう

赤ちゃんをベビーベッドやプレイマットなどから抱き上げる時には、以下のことに気をつけましょう。

  • 背中を痛めないようかがむときに膝を曲げる

  • 立つ時には足を真っすぐにして立つ

まとめ

赤ちゃんを低い場所から抱き上げる時には、背中や腰に負担がかからないように気をつけましょう。背中をいつも真っ直ぐにして、肩や体を後ろに反らすような感じで、腹筋を使うようにしましょう。低いところから赤ちゃんを抱き上げる場合、まずは膝を曲げて赤ちゃんに近づいてから、抱き上げましょう。なるべく赤ちゃんに密着するようにして、腰への負担を少なくしてみましょう。

よくある質問

赤ちゃんを真っすぐに抱いて、片方の手で赤ちゃんの頭と首をしっかりと支え、胸や肩のあたりでしっかりと抱きましょう。もう片方の手でお尻を支えましょう。

さいごに

赤ちゃんを抱くのは決して難しいことではありませんが、幾つか気をつけてほしいことがあります。赤ちゃんの首と頭をしっかりと支えること、赤ちゃんに集中していること、赤ちゃんを抱いている間は危険なことはしない、などです。 授乳やゲップをさせる時、カンガルーケアをする時には、ママと赤ちゃんが安心して気持ちよくいられるよう、上にまとめたことを思い出してください。 赤ちゃんを抱くと言うことは素晴らしいこと。親子の絆を深める、とっておきの時間です。さあ、赤ちゃんの抱っこ時間を楽しんでくださいね!

本記事の内容について
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