臨月、妊娠10ヵ月: 妊娠の症状と胎児の発達

ママの妊娠期間は最後の月、臨月になりました。赤ちゃんと会えるのはもうすぐです。安心して出産の日を迎えられるよう、ママパパはしっかり準備しておきたいですね。出産予定日を過ぎても陣痛が来ないと不安になってしまいますが、予定日はあくまでも目安です。実際に予定日に生まれてくることはほとんどありません。臨月、妊娠10ヵ月目に知っておきたいことをご紹介します。

臨月とは?臨月はいつから?

臨月、つまり妊娠10ヵ月目は妊娠36~39週目にあたり、「産み月」を指します。妊娠37週~41週は正産期で、この時期に出産することを正期産と呼びます。ママはあせらずに、リラックスして妊娠10ヵ月目を過ごしましょう。

妊娠10ヵ月目の一般的な症状

妊娠10ヵ月目になると子宮が下がってくるので、不快な症状は少なくなります。妊娠10ヵ月のママが経験する妊娠中の一般的な症状についてまとめました。

  • トイレが近くなる:妊娠初期の頃から頻尿の症状 を感じているママは多いです。妊娠10ヵ月には、赤ちゃんがさらに大きくなります。また、出産に備えて赤ちゃんはママの骨盤に降りてきます。ママの骨盤や膀胱が圧迫され、日中や夜中にさらにトイレが近くなります。笑ったり、咳やくしゃみをしたりした時に尿漏れになることもありますが、ナプキンや吸水パッドなどを使って尿漏れ対策を行うことができます。外出前や会議の前には必ずトイレに行っておきましょう。

  • 食欲の増加:胃への圧迫が無くなるので食欲がでてきます。急激な体重増加は妊娠高血圧症候群や難産のリスクとなることも。安心して出産できるよう、体重増加には最後まで気をつけましょう。

  • おしるし子宮口や膣が柔らかくなり子宮口が徐々に開いてきます。ママの体は出産の準備に入るので、おりものが増えます。出産が近くなるとおしるしと呼ばれる、おりものに血が混ざったようなものが出てきます。おしるしは、陣痛や出産が近いと言う合図です。

  • 骨盤への圧迫:出産への準備をしているのはママだけではありません。赤ちゃんもママと一緒に準備をしています。赤ちゃんがママの骨盤に降りてくるので、ママの骨盤や膀胱やお尻がさらに圧迫されます。 骨盤の中に下がってきた赤ちゃんの頭が恥骨を圧迫し、大きくなった子宮に足のつけ根の靭帯が引っ張られて、痛みを引き起こすこともあります。

  • 背中の痛み:妊娠10ヵ月目に背中の痛みを感じるママは多いです。赤ちゃんが大きくなり、ママの体の重心が移動し、おなかが大きくなり、突き出てきます。また、妊娠ホルモンの影響で、出産に備えて骨盤の関節部分が伸びてきます。どちらも妊娠中にママが背中の痛みを感じる原因です。マタニティヨガ で姿勢を改善する、フラットシューズを履く、腰に負担をかけないように物を持ち上げないなどが、背中の痛みに効果があると言われています。優しいマッサージ、冷湿布や温湿布もおススメです。

  • 母乳が出てくる:乳腺が発達しくるので、ママのおっぱいは大きくなります。母乳を作るためのプロラクチンというホルモンが分泌されるので、乳頭から乳汁がにじみ出てくることもあります。

  • 便秘の症状妊娠中によくある症状です。食物繊維を豊富に含む食材を食べ、水分補給をしっかりと補給しましょう。適度な運動は便秘の解消だけでなく、出産に必要な体力強化にも役立ちます。

妊娠10ヵ月目の赤ちゃんの変化

赤ちゃんの体の全ての臓器はほぼ完成し、いつ生まれても大丈夫な状態になりました。皮下脂肪がつき、ふっくらとしています。

妊娠10ヵ月目の赤ちゃんの大きさは?

妊娠10ヵ月目の赤ちゃんの身長は約50cm、体重は約3,000gです。

妊娠10ヵ月目の赤ちゃんの状態は?

妊娠10ヵ月目の赤ちゃんは下の図のような状態です。

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妊娠10ヵ月目: ママの体の変化

赤ちゃんが外に出る準備を始めるので、ママの子宮の位置は徐々に下がってきます。胃や心臓への圧迫感が少なくなりますが、腸や膀胱が圧迫されるので頻尿や便秘になります。骨盤の中に下がってきた赤ちゃんの頭が恥骨を圧迫するので、大きくなった子宮に足のつけ根の靭帯が引っ張られ、痛みが出てくることがあります。

妊娠10ヵ月目はどんな時期?

妊娠10ヵ月目は妊娠後期の最後の月です。妊娠36週目 から妊娠 40週目 にあたります。

妊娠10ヵ月目はどう過ごす?

赤ちゃんはいつ生まれてきてもいい時期になりました。と言っても、ママは家でじっと陣痛が来るのを待っている必要はありません。無理のない範囲で、いつも通りに過ごして大丈夫ですが、遠出はやめておきましょう。妊婦健診は36週から1週間に1回になります。貧血や妊娠高血圧症候群、早産が起こりやすい時期でもあります。定期健診を受けて、出産に備えた健康管理をしておきましょう。

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出産の準備はできていますか?

妊娠36週目以降は、いつ赤ちゃんが生まれてきてもおかしくありません。入院・出産バッグの準備 ができたら、すぐわかる場所に置いておきましょう。出産への準備が整ったら、あとはあせらずにリラックスして過ごすだけ。出産に備えて、呼吸法などを練習するのもいいアイデアですね。里帰り出産をするママは、なるべく35週までには里帰りを済ませておきましょう。

  • 書類や出産・入院バッグなどの準備と置き場所の確認:入院・出産バッグ、母子健康手帳、健康保険証、印鑑、診察券の準備は済みましたか?

  • 連絡先・連絡方法の確認:夜中や早朝に陣痛がきた時のために、病院やタクシー会社や実家の連絡先をすぐに判る所に貼っておきましょう。

  • 初産の場合は、陣痛が10分おき(経産では15分おき)になったら病院に連絡しましょう。

  • 破水、出血が多いなどの不安な症状があったら、病院に連絡しましょう。

妊娠10ヵ月目、やっていいこと、しないほうがいいこと

  • おなかが大きくなり、動くのが辛くなります。布団の上げ下ろしやお風呂の掃除はパパにお願いしましょう。

  • 姿勢を変えるだけで転ぶことがあります。高い所にある物などは取らないようにしましょう。

  • 立ちくらみを起こすこともあります。熱いお風呂はやめておきましょう。

  • 長時間の運転もやめましょう。

  • しっかりと睡眠をとっておきましょう。

  • 産休や育休の申請や保険の手続きなどは終わってますか?出生届、児童手当、健康保険など、必要な手続きを確認しておきましょう。

よくある質問

  • おしるし:子宮が頻繁に収縮するようになると、赤ちゃんを包む卵膜と子宮壁との間にズレが生じて少量の出血が起こります。おしるしがないまま陣痛が来ることもあります。
  • 前駆陣痛 :本陣痛の前に間隔が不規則な張りや痛みを感じることがあります。陣痛が規則的になったら、病院に連絡しましょう。
  • 前期破水:陣痛が起こる前に、卵膜が破れて羊水が流れ出ることです。破水かなと思ったら、お医者さんに連絡しましょう。
  • おりものが増える:分娩が近づくと、赤ちゃんが産道をスムーズに通れるように白くて、水っぽいおりものが増えていきます。

おわりに

妊娠36週目からは妊婦健診が毎週になります。赤ちゃんに会えるのはもうすぐですが、出産への喜びと不安で入り混じった気持ちのママも多いでしょう。予定日までまだ1ヵ月ある思っていても、あっという間に時間は過ぎていくものです。出産・入院バッグの準備はできているでしょうか?パンパースのすくすくギフトポイントプログラムの登録も?出産の準備をしっかりして、ママは妊娠最後の月をリラックスして迎えましょう。

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