妊娠32週目

この時期の赤ちゃんの大きさは

はくさい

妊娠32週目: 妊娠32週目の赤ちゃんの成長

おなかの中の赤ちゃんは、産まれた時に見られる新生児の赤ちゃんの形にますます近くなっています。例えば、まつ毛、眉毛や髪の毛などが生えてきます。赤ちゃんの体を覆う胎毛が抜け始め、この時期にはほとんどが抜け落ちますが、中には胎毛で覆われたまま産まれてくる赤ちゃんもいるのですよ。

赤ちゃんはこの頃からママのおなかの中で頭を下にしているでしょう。少なくとも出産予定日の2週間ほど前には、赤ちゃんは頭を下にした位置に落ち着いてきます。産まれる前に赤ちゃんがおなかの中で何度も姿勢を変えたとしても、驚かないでくださいね。赤ちゃんがおなかの中でくるりと回転しつつ、定位置に落ち着いたのを感じるでしょう。

赤ちゃんの皮下脂肪がどんどん増えて、ふっくらとしてきました。透明な色の赤ちゃんの皮膚には色がついていきます。でも、変化はこれだけではありません。足の指の爪が伸びてきたのが見えるようになりますよ。赤ちゃんの爪のお手入れ方法を読んでおきましょう。赤ちゃんの小さな爪を切るのはもうすぐです!

双子を妊娠している妊娠32週目のママは、多胎妊娠 について読んでおきましょう。

妊娠32週目の赤ちゃんの大きさは?

妊娠32週目の赤ちゃんの頭からお尻までの平均身長は28センチメートルほどです。32週目の赤ちゃんの平均体重は1,700グラムほどになっています。

この時期の赤ちゃんは 、白菜ぐらいの大きさになっています。可愛いですね! 妊娠32週目の赤ちゃんの位置を下の図で紹介します。

妊娠32週

妊娠32週目のママの体

妊娠中、口、歯や歯茎の不快な症状を経験するママもいます。妊娠中には以下の症状がよく現れます。

  • 歯茎が敏感になる:ママの歯茎が敏感になっていると感じたり、歯磨き時に腫れや出血に気がついたら、刺激の少ない柔らかい歯ブラシを使ったり、生理食塩水で口をゆすいだりしましょう。

  • 歯がグラグラする:妊娠中のホルモンの変化でママの靱帯が緩みます。このホルモンの変化はママの歯を固定する靱帯にもダメージを与えます。これらの靱帯が緩むことで、歯がグラグラしてくるのです。だからと言って歯が抜けることはないので、ママは安心してください。このような症状は通常、出産後に消えていきます。

  • 口の痛み:免疫システムがママの口からばい菌を排除しようとするために、痛みを感じることがあります。このような症状も通常、出産後に消えていきます。

1日に2回歯磨きをするなど、毎日の歯のケアはとても大切です。また、半年に1回は歯科検診に行くなど定期的な歯のケアも忘れないようにしましょう。妊娠中期に歯科検診を受けられなかったママは、妊娠後期の早いうちに受けておきましょう。妊娠中のママの体に負担がかかってしまうので、よほど緊急でない限り、治療は出産後にするように薦める歯医者さんもいます。

妊娠32週目のママの症状

妊娠32週目のママは以下の症状を経験することがあります。

  • 足のこむら返り:ふくらはぎに鋭い、痛みを伴うけいれんを感じたことがありますか?妊娠後期によくある症状で、多くの妊娠中のママが同じような経験をしています。残念ながら、こむら返りが現れる原因ははっきりとは判っていません。眠る前に足のストレッチ運動などをやってみましょう。ふくらはぎのけいれんを感じた時は、足を前に出してつま先を掴み、何回かすねのほうにゆっくりひいてみましょう。 症状が改善するはずです。

  • 下痢の症状:妊娠32週目や妊娠中のどんな時期にも下痢の症状が現れることがあります。このような症状が現れた時には、水分を多く取るように心がけましょう。下痢の症状は早期出産のサインであることもあります。また下痢のあるなしに関係なく腹部のけいれん、骨盤への圧迫、背中の下腹部の痛み、規則的な陣痛や破水などの症状に気がついたら、すぐにお医者さんに連絡しましょう。

  • “妊娠中の脳の変化”:妊娠中に物忘れがひどくなったり、集中力がなくなったなどと言う話を聞いたことがあるでしょうか? 妊娠中のホルモンの変化によるとも言われますが、はっきりしたことは判っていません。

妊娠32週目: ママにやってほしいこと・気をつけてほしいこと

  • 急激な体重の増加、持続的な頭痛、視力の変化、おなかの上あたりや肩の痛み、むくみや腫れの症状などに注意しましょう。これらは妊娠時に高血圧を発する妊娠高血圧症候群 の可能性もあります。妊娠32週目以降にこれらの症状に気がついたら、すぐにお医者さんに連絡しましょう。

  • 前駆陣痛のサイン について知っておきましょう。ママが前駆陣痛を疑ったら、すぐにお医者さんに連絡しましょう。お医者さんは早期産にならないよう、ベッドで横になって体を休めたり、水分をたくさん取ったりするように薦めるでしょう。また、陣痛を止める薬を出してくれることもあります。いずれにしても、病院で安静にするのが良いでしょう。

  • 妊娠32週目にはお医者さんが赤ちゃんの胎動に注意するように、とママに指導するかもしれません。胎動カウントの方法は先生が教えてくれますが、ママが胎動を10回感じるのにどれくらいの時間がかかったかをカウントするのが一般的です。ママがご飯を食べた後などの赤ちゃんが活発な時間帯を選んで、カウントするようにしましょう。

  • 妊娠32週目、ママは今、妊娠7~8ヵ月目にあたります。妊娠週と妊娠月の数え方にはずれがあるので、このような表現になります。正産期までにはまだ時間がありますが、妊娠期間最後の数週間にママはやることがたくさんあります。

妊娠32週目: お医者さんに聞いてみましょう

  • どんなおりものに気をつけるべき?お医者さんに連絡する時は?

  • おなかの中の赤ちゃんはいつ完全に成長をするの?

  • 妊娠32週目に前かがみになっても大丈夫?

  • 妊婦健診は今後、頻繁にあるの?どのくらいの間隔で妊婦健診を受けるの?

  • 過去にも妊娠の経験があり。過去に妊娠中の合併症を経験しているけど、この時期の再発の可能性は?

  • 無痛分娩の種類について詳しく教えてほしい。どの方法がお勧め?

妊娠32週目: チェックリスト

  • アメリカ発祥のベビーシャワーパーティー。出産前のママと産まれてくる赤ちゃんのための盛大なイベントです。ママのお友達やパパがベビーシャワーを計画していれば、お友達や家族からベビー用品をプレゼントしてもらうためのおねだりリスト「ベビーレジストリー」を準備するちょうどいい時期ですね。 パンパースがおススメする必要なベビー用品をチェックしておきましょう。

  • まだ購入していないベビーカーや赤ちゃんの部屋の必需品があれば、今のうちに購入しておきましょう。まだ赤ちゃんの部屋のレイアウトを考えていないママは、レイアウトや装飾を考えておきましょう。

  • 自宅から病院の行き方を確認し、家族が不在の場合に備えて、タクシーの連絡先を控えておきましょう。所要時間も知っておきたいですね。出産日に渋滞や道路工事などがあった場合に備えて、別のルートも考えておきたいですね。

  • 出産を予定する病院や助産院の見学が可能かを聞いてみましょう。また、病院の考えや立会い出産などの選択肢についても併せて聞いておきましょう。

  • 慌てなくてもいいように陣痛のサイン がどのようなものかを調べておきましょう。

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本記事の内容につきまして
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