妊娠の合併症に苦しむママ

注意したい妊娠中の症状

妊娠中にママが経験する症状のほとんどは、不快な症状を伴うものであったとしても心配するものではありません。これらの症状は妊娠したことによる生理現象です。それでも、不安になったり、本当に問題はないのか、どうやって問題がないと判るのかしらと疑問に思ってしまいますね。本当に危険な合併症が発生することはごくわずかですが、妊娠中はどのような症状に気をつけるのかを調べていきましょう。すぐにお医者さんに連絡を取った方がよい、妊娠中の危険な症状を紹介します。

妊娠中の危険な症状

妊娠中の不快な症状はごく普通のもので心配するものではありませんが、中には危険な状態であることを示す症状の場合もあるでしょう。以下の症状に気がついたら、すぐにお医者さんに連絡を取るようにしましょう。

  • 下腹部の痛みが続く:下腹部の痛みは妊娠中の一般的な症状なのかしら、と考えるのはごく普通のことです。例えば、円じん帯が引き伸ばされる不快な痛みはよくある症状ですが、熱や寒気を伴う下腹部の痛みは危険を伴うサインであることもあります。このような症状が現れたら、お医者さんに連絡を取りましょう。
  • 激しい頭痛: 妊娠中の頭痛には、ホルモンの変化、ストレス、疲れなどの多くの原因が考えられますが、激しい頭痛の症状を伴うのであれば高血圧や妊娠高血圧腎症(子癇前症)と呼ばれる高血圧障害のサインであることもあります。妊娠高血圧腎症は危険な状態であり、ママと赤ちゃんの健康を守るためにお医者さんの治療が必要になります。
  • 視力の変化: 一時的な視力の低下、目のかすみや光に敏感になるなどの妊娠中の視力の変化は、妊娠性高血圧や妊娠高血圧腎症が関連していると考えられています。
  • めまいや失神:めまいを感じるのは、妊娠初期に現れるごく普通の症状です。血の巡りの問題や血糖値レベルが原因で妊娠中にめまいを感じることもあります。ただ、めまいの症状が長く続いたり、ふらつきや失神の症状がある、目のかすみや膣からの出血、頭痛や腹痛を伴うようなめまいの症状が現れたら、お医者さんに原因を調べてもらって治療してもらうようにしましょう。
  • 過度の体重の増加やむくみ:食べすぎが原因ではない急激な体重の増加 は妊娠高血圧腎症が関係している可能性もあります。体重増加だけではなく顔や手のむくみ(浮腫)にも気がつくかもしれません。手や足のむくみは良く見られる症状ですが、気をつけて様子を見るようにしましょう。
  • 頻尿や排尿時の焼けつくような感覚: トイレに行く回数が増えたのに排尿時には数滴しか出なかったり、排尿時に焼けつくような感じがしたら、それは尿路感染の可能性があります。尿路感染の他の症状に発熱や悪寒、血尿などがあります。お医者さんに症状を診断してもらい合併症を避けるために細菌による感染症の治療をしてもらいましょう。妊娠初期や後期の頻尿 は大きくなる赤ちゃんが膀胱圧迫することが原因のごく普通の妊娠の症状です。
  • 激しい嘔吐や嘔吐を繰り返す:吐き気や嘔吐は妊娠初期のごく普通の症状でつわりとも呼ばれています。つわり の症状がひどくてめまいや血も混じるようであれば、妊娠悪阻(おそ)の可能性があり、適切に対処する必要があります。妊娠初期を過ぎた後にも嘔吐の症状が出るようであれば、大きな問題にならないようにお医者さんに診てもらうようにしましょう。
  • 胸の下や胃の上部の激しい痛み :目のかすみ、激しい頭痛や吐き気を伴うのであれば、高血圧症や妊娠高血圧腎症のサインであることもあります。妊婦健診の際にお医者さんがママの血圧をチェックしてくれますが、妊娠高血圧腎症の兆候に気がついたらすぐにお医者さんに相談しましょう。
  • 体全体の痒み:発疹を伴う激しい痒みの症状が現れたら、妊娠性肝内胆汁うっ滞症の可能性があります。この症状は妊娠中期と後期に良く見られる症状です。激しい痒みを感じたら、すぐお医者さんに連絡を取りましょう。妊娠中に肌が痒くなるのは全く普通の症状です。これは赤ちゃんが大きくなるにつれて、ママの皮膚が伸びていくためです。皮膚が伸びることで乾燥しやすくなり、お腹、胸や太ももが痒くなります。
  • 膣からの出血やおりものの様な出血:妊娠初期にはわずかに出血する着床出血 と呼ばれるごく普通の症状が現れることがあります。でも、出血は前置胎盤や子宮頸部感染症のサインであることもあります。妊娠中にわずかな出血や大量の出血に気づいたら、お医者さんに相談しましょう。
  • 早期陣痛 (妊娠37週目以前):前駆陣痛は全く普通の症状ですが、動いたり姿勢を変えても陣痛が収まらなかったり、痛みが増して陣痛が規則正しくなってきた時は早期陣痛の可能性もあります。 この場合はすぐにお医者さんに連絡しましょう。
  • 妊娠37週目以前に膣から粘液が出てくる:正産期に入る前に卵膜が破れて羊水が外に出てくることを前期破水と言います。前期破水には個人差があり、じわじわと少量だけ流れることもあれば、いきおいよく大量に流れてくることもあります。このような症状に気がついたら、すぐにお医者さんに連絡を取りましょう。ママの妊娠週に合わせてお医者さんが適切な処置をしてくれます。すでに正産期に入っていれば、破水は陣痛が始まるサインです。
  • 胎動を感じることが減った: 一般的に妊娠18~25週目の間にママは赤ちゃんが動いたり、足をばたつかせたり、回転する胎動を感じます。妊娠後期に入ると赤ちゃんの動きを確かめることができるようになります。毎日だいたい同じ時間に横になり、はっきりと感じる胎動を10回カウントしてみましょう。胎動を10回カウントするのにどれくらい時間がかかるかもメモしていきましょう。数分でカウントできるはずですが、胎動を感じることなく1時間ほどが過ぎてしまったら、ちょっと軽く食べてもう一度はじめからやってみましょう。これらをノートに記録していくのもいいですね。もし、赤ちゃんの胎動が感じられないとか、数日間いつもほど動かないと感じたら、先生に連絡をして問題がないか見てもらうようにしましょう。
  • 子宮外妊娠の症状:子宮外妊娠 の症状には妊娠初期に現れる症状と同じようなものがいくつかあります。妊娠初期に腹部や骨盤の痛み、極度の立ちくらみ、肩の痛みを伴う軽い出血に気がついた時には、すぐにお医者さんに連絡をしましょう。

ママがこれらの症状に気がついたら、すぐにお医者さんに連絡を取るようにしましょう。これらの症状は妊娠中に気をつけたい症状のいくつかを挙げたものです。心配に思ったり、気分が良くないときはお医者さんに相談することがベストです。ママも安心できますし、何か問題があったら先生にすぐに見てもらえますね。

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