妊娠初期: 0-15 週

赤ちゃんがどのように成長していくのか、ママの身体の変化や大切な時期に覚えておいてほしいことなど、妊娠初期に気をつけたいことなどの情報を簡単にまとめました。

妊娠初期はいつからいつまで?

一般的に、妊娠時期は「週数」で表され、最終月経の開始日を 0 週 0 日として数え、分娩予定日は 40 週 0 日になります。但し、これはあくまでも目安であって、1 週間程度の誤差は十分あることを覚えておきましょう。

妊娠初期は妊娠15週目までの時期を指しますが、妊娠する前の時期も妊娠期間に含まれます。出産予定日は妊娠40週0日となります。 予定日の3週間前から2週間後までの期間、妊娠37週から41週までの時期を「正期産」と呼びます。出産予定日はあくまでも目安なので、実際の出産が早かったり遅かったりするのはよくあることですこの間に産まれる場合は問題ありません。

出産予定日は妊娠40週目として計算されています。これから出産までの間、ママや赤ちゃんにどのような変化があるのでしょうか。妊娠初期にはママの体やおなかの中の赤ちゃんに色々な変化が起こります。パンパースは妊娠中のこれらの変化を妊娠週数ごと にご紹介していきます。

妊娠初期には、小さな細胞が大きなプラムぐらいの大きさの胎芽に急速に変わって行きます。妊娠初期にあたる週に赤ちゃんの心臓、肺、肝臓、脊髄、頭、小さな手足が形成されていきます。 この間にママの子宮は赤ちゃんにとって居心地のよい住みかになっていきます。妊娠初期の終わり 頃には赤ちゃんの基本的な器官や体の部位、胎盤やへその緒も形成され始めます。

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妊娠週0~3週

受精が成立して、受精卵が子宮へ運ばれます。妊娠3週目に受精卵が着床します。基礎体温の高い状態が約2週間ほど続きます。ママに妊娠の自覚症状はないですが、だるさ、微熱や吐き気を感じることも。妊娠3~4週目に着床出血が見られることもあります。

妊娠週4~7週

赤ちゃんの脊椎、脳や神経系、心臓などの基礎が完成し、心臓が動き出します。月経がストップして、ママにつわりの症状が現われます。ママが身体のだるさを感じることも。妊娠6週頃には、超音波検査でおなかの赤ちゃんを包む胎嚢(たいのう)と赤ちゃんの心拍を確認できるようになります。このころの赤ちゃんは魚のような形をしていて、エラや尾のようなものがあります。妊娠8週未満では、赤ちゃんのことは胎芽(たいが)とよびます。すでに脳や心臓、目や鼻などの大切な器官が作られ始めています。

妊娠週8~11週

妊娠8週目からは、胎児(たいじ)と呼ばれるようになります。おなかの中の赤ちゃんの内臓ができ始め、血液循環が始まります。より人間らしい顔つきになり、頭と胴体が分かれ、手足の指も識別できるようになります。ママのおっぱいが張ったり、おりものが増えることもあります。情緒不安定になることも。子宮が膀胱を圧迫するので、トイレが近くなったり、便秘になったりします。

妊娠週12~15週

おなかの中の赤ちゃんの内臓がほぼ完成して、全身運動がみられるようになります。手や指ができあがり、産毛が生え始めます。胎盤はほぼできあがります。ママのつわりの症状はほとんどなくなり、食欲が出てきます。

妊娠初期の赤ちゃんはどのように発達していくのでしょう。妊娠週ごとの赤ちゃんの成長を図で表しました。

妊娠初期の赤ちゃんの成長

妊娠初期 には小さな細胞が大きなプラムぐらいの大きさの胎芽に急速に変わって行きます。妊娠初期にあたる週 には赤ちゃんの心臓、肺、肝臓、脊髄、頭、小さな手足が形成されていきます。 この間にママの子宮は赤ちゃんにとって居心地のよい住みかになっていきます。妊娠初期の終わり頃には胎盤やへその緒も形成され始めます。

ママが赤ちゃんの胎動を感じるのは妊娠中期に入ってからのことですが、妊娠9週目 には赤ちゃんが自分から動き出したり、11週目 には赤ちゃんの心音が超音波健診で聞こえるくらい大きくなったり、妊娠初期にはワクワクすること

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妊娠初期にはどんなことが起こるの?

多くのママが経験する 妊娠初期の妊娠の症状 が現れてきましたか?それとも、まだ本当に妊娠しているかどうか確実ではないですか?こんな時には市販の妊娠検査薬が役に立ちます。疑わしいならお医者さんに診てもらいましょう。いつ、赤ちゃんがいつ産まれるのか、気になることでしょう。 そんな時にはパンパース出産予定日計算ツールで出産予定日を計算してみましょう。

多くのママが妊娠初期を非常に辛い時期だと考えているようです。妊娠中の気分のムラ や、おっぱいの張り、便秘 、こむら返り、トイレが近くなるなどの不快な妊娠初期の症状 が現れてきます。

妊娠初期に吐き気やつわりの症状が現れてきたら、妊娠しているという再通知だと考えてよいでしょう。また、つわりの症状を改善 するために幾つかの対策を講じてみましょう。 食べ物以外のものを食べたくなる妊娠による嗜好の変化 を経験するかもしれません。そんな馬鹿な!と思うかもしれませんが、一時的なことなので心配することはありません。

妊娠初期には毎週のように面白いことや新しいことが起こりますよ。パンパース 妊娠カレンダー は妊娠に関するワクワクする変化の最新情報を提供しています。あっという間に妊娠中期に入りますよ。妊娠初期の期間に必要な情報を下にまとめました。参考にしてくださいね。

  • 妊娠の判定の仕方は?: 妊娠初期症状のようなものが出ているけど、妊娠しているかどうかわからない。そんな時には市販の妊娠検査薬 で確認しましょう。それでも心配な場合は、産婦人科のお医者さんに相談しましょう。まだ、どの産婦人科にするか決めてないママは、産婦人科を選ぶ時のアドバイス を参考にしましょう。

  • 出産予定日の確認: 妊娠が判ったら、出産予定日が気になりますね。パンパース出産予定日計算ツール で出産予定日を計算してみましょう。最終月経の開始日を 0 週 0 日として数え、 40 週 0 日が出産予定日となります。ただ、この予定日はあくまでも目安であることを覚えておきましょう。お医者さんにも出産予定日を計算してもらいましょう。

  • パパへの報告:この喜びをどのように報告しますか?思い出に残るような方法で伝えてみましょう。サプライズで驚かす?それとも、ロマンティックに?奇想天外な方法で?いずれにしてもパパが喜ぶこと間違いなしです。

  • 周りの人への報告:親戚やお友だち、会社への妊娠の報告をいつするかは、人それぞれですね。妊娠初期を過ぎてから、妊娠中期に報告をする人が多いようです。会社にいつ報告するかは、お医者さんと相談してきましょう。

  • 感情や気分のムラ 妊娠初期に心身ともに大変な思いをするママもいます。出産に関わる妊娠ホルモン のバランスが変化することが感情や気分のムラの原因です。でも、ホルモンの変化による気分のムラは妊娠中のママが経験する自然なことです。不安なことがあれば、お医者さんに相談したり、パパや家族の協力を得るようにしましょう。妊娠中の心や体について不安や疑問に思うことがあれば、かかりつけの産婦人科医に相談しましょう。次の章で、感情や気分のムラの対処法をご紹介します。

  • 妊娠初期の不快な症状:妊娠初期に不快な症状を経験するママもいます。 でも、いいニュースもあります。それは、これらの症状はママのおなかの中に新しい命が宿っていることの証です。これから出産までの毎週、ママは色々な新しいことを経験しますが、ずっと永遠に続くわけではありません。実際、これらの妊娠初期の不快な症状は妊娠中期 には自然に消えていきます。ママの負担が少なくなり、少し元気が出てくる時期です。

  • 初めての妊婦健診:妊娠が確実になったら、最初の妊婦健診を受けましょう。お母さんの健康状態、赤ちゃんの発育を把握するためにとても重要な健診です。これから出産まで、健やかな妊娠と出産のために妊婦健診を受けていきましょう。最初の妊婦健診では、お医者さんかママの過去の病歴を聞いたり、問診や診察をしたり、出産予定日を計算してくれたりします。また、今後の妊婦健診のスケジュールについても、詳しく教えてくれるでしょう。これかの変化に上手に対応できるよう、質問や不安なことがあれば書き出しておいて、アドバイスを受けれるようにしておきましょう。また、何かあった時の緊急時の連絡先なども書き出しておきましょう。

  • 各種検査や超音波検査: 妊娠初期に血液検査や超音波検査をします。超音波検査でより確実な出産予定日や妊娠何週目かを知ることができます。 厚生労働省は、妊娠初期から妊娠23週目まで4週間に1回、妊娠24週目から35週目までは2週間に1回、妊娠36週目から出産まで週に1回の妊婦健診を勧めています。

  • 双子を妊娠してるの?: 超音波検査で思っていなかったことが判明することもあります。通常、妊娠12週目までには双子や三つ子を妊娠していることが判ります。もしママが双子を妊娠しているのであれば、双子についてよくある質問 にを参考にしてくださいね。.

  • 情報を集めましょう:ママにとっては最初の妊娠ですか?初めてのことばかりで不安もあるでしょう。妊娠、出産、おなかの中の赤ちゃんの発達などの情報を集めておけば、何が起こるかが判っているので、安心できますね。情報を集めるだけでなく、子どものいる近所のママなどからも貴重な体験談やアドバイスをもらうことができますね。パンパースは妊娠から生後3年間までの赤ちゃんの成長と発育について情報を提供しています。注意したい妊娠中の症状 を参考にしてみてくださいね。パンパース妊娠ガイド はママのこれからの妊娠生活に役立つはずです。

  • 2回目の妊娠はちょっと違う?:ママは2人目を妊娠中ですか? 2人目の妊娠は1人目と少し違うかもしれません。2人目の妊娠 についてご紹介します。

  • 妊娠中の健康的な生活を目指しましょう。:妊娠中はママとおなかの赤ちゃんの健康がとても大切です。今までよりもさらに健康的な生活を心がけたいですね。つわりが収まって食べれるようになったら、消化の良い物を食べたり、バランスの取れた食事を取りながら、体重管理を行っていきましょう。妊娠中に必要な栄養 や妊娠中のビタミンを取る必要があるかについてお医者さんに相談してみましょう。妊娠中の喫煙や飲酒でおなかの中の赤ちゃんに奇形や脳障害が起きる可能性があります。ママの体と赤ちゃんのために妊娠中は飲酒や喫煙は慎むようにしたいですね。カフェインの多量摂取で血管が収縮してしまいます。1日あたり飲み過ぎないことが大切です。英国食品基準庁(FSA)は妊娠した女性に対して一日当たりのカフェイン摂取量を200 mg(コーヒーをマグカップで2杯程度)、に制限するよう求めています。うから。妊娠中にできるママの体に負担をかけない運動 について、お医者さんに聞いてみましょう。

  • 休める時にゆっくりと休みましょう:新しい生活に慣れるのは大変で、体力を必要としますね。妊娠期間は妊娠中期と後期でまだまだ続きます。 今のうちに休める時に休んでおきましょう。

妊娠初期に知っておきたいこと

当然のことですが、ママの食べるものは成長する赤ちゃんに影響を与えます。妊娠中は健康的で栄養のある食事 を取るように心がけましょう。葉酸や妊娠中に必要なビタミンについてはお医者さんに相談してみてください。また、食べて安全なものとそうでないものについても知っておきましょう。例えば、調理されていない貝類や低温殺菌されていないチーズなどは避けたほうがよいでしょう。妊娠中のアルコール、タバコやドラッグ類は赤ちゃんに悪影響を及ぼすので控えましょう。コーヒーやチョコレートは1日あたりおよそ200ミリグラム程度の摂取であれば赤ちゃんに悪影響は与えないと言われています。

ぐったりしていませんか?この時期はリラックスして十分に休息を取りましょう。新しい生活を築くにはエネルギーがたくさんいります。赤ちゃんに出会うまでにはまだ妊娠中期と後期が待ち受けているのです。

妊娠初期のチェックリスト

  • かかりつけの産婦人科医を見つけましょう。 病院の雰囲気やお医者さんや看護師との相性、ママの望む出産スタイル、病院の設備など選ぶ基準はたくさんあります。出産までママと赤ちゃんをサポートをしてくれるお医者さんです。よく考えて選びましょう。妊娠が判ったら、早いうちに診てもらいましょう。

  • かかりつけのお医者さんが決まれば、妊婦健診のスケジュールや内容について確認しましょう。妊婦健診の内容はママやおなかの中の赤ちゃんの健康状態によって変わってきます。

  • 新型出生前診断を受けようか考えているママもいるでしょう。出生前診断は、全てのママが受けることを義務づけ られている訳ではありません。出生前診断を受けるかどうかについては、パパと話し合って決めましょう。 また、出生前診断を受けるかどうかだけでなく、おなかの中の赤ちゃんに異常が見つかった場合についても、事前に考えておきたいですね。

  • 葉酸 や妊娠中のビタミンの摂取について、お医者さんと相談しましょう。

  • 妊娠中に飲む薬は、病気の状態や薬の種類、妊娠の時期などに応じて考えることが大切です。分からないことがあれば、必ず医師 や薬剤師などの専門家に相談しましょう。

  • 稀にですが、子宮外妊娠 のこともあります。参考にしてくださいね。

  • どのような育児休暇やパパの育児休暇 があるのかを確認しましょう。

  • 妊娠中は、食生活や口腔ケアの問題からむし歯や歯肉炎にかかりやすくなります。普段以上に歯の状態に気をつけましょう。歯医者さんの予約をしましょう。

  • 妊娠中は胸が大きくなります。ブラジャーのサイズはあっていますか?

  • 初めてのエコー写真から赤ちゃんの成長の状態や出産までを記録したアルバムを作りましょう。生まれてきた子どもが大きくなったら、一緒に見返して説明してあげましょう。

  • 赤ちゃんの名前を考え始めましょう。

  • パンパースへ登録をしましょう。さらにお役に立つ情報やニュースレターをお送りします。

よくある質問

カフェインがおなかの中の赤ちゃんに与える影響はまだはっきりと知られていません。ですが、ママの体と赤ちゃんのために妊娠中は飲酒や喫煙は慎むようにしたいですね。カフェインを多量摂取すると血管が収縮してしまうことが報告されています。

本記事の内容について

本記事に掲載されている情報は、信頼のおける医療機関や政府機関からの情報にもとづいたものです。 参考及び参照のリンクにつきましては、以下をご参照ください。また、掲載された内容につきましては十分な注意を致しておりますが、医療従事者などの専門的な意見に取って代わるものではありませんので、ご注意ください。 診断や治療法につきましては、必ず 医療従事者などの専門的な意見を聞いていただきますよう、お願い申し上げます。