妊娠6週

妊娠6週目: 妊娠6週目の赤ちゃんの成長

さあ、妊娠6週目に入りました。お腹の中の赤ちゃんは新たに著しい成長を見せています。この週の赤ちゃんの最も重要な変化は、赤ちゃんの神経管が閉じられて脊髄になっていくことです。

そして、変化はまだまだあります! この週になると、目や耳となっていく部分が突出し、手や足となる小さな芽が形成されていきます。

妊娠6週目には、1分間に105回ほどの赤ちゃんの小さな心拍を超音波検診で聞くことができます。また、脳と神経組織が急速に発達をはじめ、鼻、口、外耳や中耳や肺が形成されていきます。数週間後には、赤ちゃんが産まれて初めて空気を吸うための呼吸管が喉と肺の間に形成され始めます。早く赤ちゃんに会いたくなってきましたね。パンパースの出産予定日計算ツール で出産予定日を計算してみましょう!

妊婦さんにおすすめのコンテンツ

妊娠6週目の赤ちゃんの大きさは?

妊娠6週目の胎芽の大きさは、平均して0.2~ 0.5センチメートルで、ザクロの種ほどの大きさです。

妊娠6週

妊娠6週目のママの体

妊娠6週目になると妊娠症状で血液の量が増えるので、ママのおっぱいが張ったり痛みを感じたりすることがあります。これは、ママの体が授乳 への準備をしていると言う証拠。サポートブラを利用して、不快感を和らげるのもいいですね。プロゲステロンの増加が腸の働きを抑制するので、便秘になってしまう妊娠中のママもいます。妊娠中の適度な運動 や繊維を多く含む食品、十分な水分補給で便秘対策をしていきましょう。

お昼ご飯を食べられなかったことが最近ありましたか?ママだけではありませんよ!妊娠中のママの85%が妊娠初期につわりを経験しています。つわり、吐き気やムカムカ感は、妊娠すると分泌されるホルモンの1つであるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)ホルモンの急激な分泌に関係していると言われています。 つわりの症状を完全になくすことはできませんが、つわりの症状は通常、妊娠初期を過ぎると次第に治まっていきます。

妊娠6週目: ママの症状

  • 出血:妊娠6週目の出血はよくある症状ですが、ここでいう症状は軽い出血であり、おりものシートが血に染まってしまうような量の症状ではありません。これは着床出血と呼ばれるものですが、出血量が多い、出血が2日以上続くなどの場合は、お医者さんにすぐに連絡をするようにしましょう。

  • こむら返り:妊娠6週目によくある症状に軽いこむら返りがあります。これはママの子宮や周りの組織が赤ちゃんの成長に併せて広がっていると言うサインです。通常のこむら返りよりも痛みがひどかったり、熱や下痢などの症状が出てきたら、すぐにお医者さんに連絡を取りましょう。

  • つわり:つわりをまだ経験していない妊娠中のママは、この週あたりにつわりの症状が出てくるかもしれません。つわりの症状が出てくる時間帯は朝であったり夜であったり、とママによって個人差があります。ある動きや匂いに反応して症状が出ることもあれば、空腹時や何もしていないのに突然に症状が現れることもあります。クラッカーやでんぷん質を含む食品などがつわり対策に良いと言われています。すぐにつまむことのできる軽い食べ物をいつでも手元に用意しておきましょう。

  • 極度の疲労:妊娠中の疲れ を経験するママも多いでしょうが、妊娠中によくある症状です。妊娠ホルモンであるプロゲステロンが増加することで、妊娠中のママは眠くなったり疲れやすくなったりします。こんな時にはお昼寝をしたり、お菓子を食べたり、軽い運動を試してみましょう。また、鉄分をしっかり摂っているか、もチェックしてみましょう。鉄分が不足していると、疲れやすく貧血にもなりやすいと言われています。

  • 頻尿 : トイレが近くなるのは多くの妊娠中のママが経験することです。妊娠によって腎機能が高まることで、尿が排出されやすくなっています。

  • 気分の浮き沈み:妊娠期間中に気分の浮き沈みを経験する妊娠中のママもいます。妊娠初期に症状が現れてその多くは妊娠中期には治まるのですが、妊娠後期に再び症状が現れることもあります。しっかりとご飯を食べて、お友達とおしゃべりを楽しみ、昼寝や軽い運動をして気分転換をしましょう。

  • 妊娠の症状が現れない: 妊娠6週目なのに妊娠の症状が現れないママもいるでしょう。妊娠中の症状はママによって違います。例えば、つわりを全く経験しないママもいるのです。妊娠の症状が出てこなくても心配せず、ラッキーだと思って妊娠期間を過ごしていきましょう!

妊娠6週目: ママのやること・気をつけること

  • 妊娠中のママが気づく妊娠初期症状の1つは、おっぱいが大きくなること。これ以外に妊娠ホルモンの増加によって皮脂の分泌が多くなるなどのお肌の変化があります。また、色素沈着の影響で、ママの乳首の色が黒ずむ症状が出てくることもあります。

  • これからの妊娠期間に備えて、ゆったりとした伸縮性の良い服や部屋着があるかを探してみましょう。妊娠中のママの体はこれからどんどん変化していきます。マタニティウェアを着るほどではなくても、ゆったりとしたお腹を締め付けないような服があればいいですね。フィットする下着をはきたくなければ、コットンインナー(綿下着)などを着けてもいいでしょう。おっぱいのサイズも大きくなるので、ブラジャーのサイズにも気を付けたいですね。

  • 妊娠期間中、たくさんの心配や不安なことがあったり、気が滅入ったりすることは多くの妊娠中のママが経験することです。色んなことが頭の中を駆け巡っているのであれば、妊娠中に思いついたことや考えを書き留める日記のようなものを書いてみませんか?少しは気が楽になるかもしれません。また、次の妊婦検診でお医者さんに会った時に聞くべきことを忘れないよう、疑問が出てきたらその都度、質問リストに書き留めていきましょう。

  • 妊娠6週目にママの妊娠をお祝いするために、エコー写真やママのコメント、写真などを載せた妊娠期間中のアルバムを作るのもいいですね。数年後、産まれた赤ちゃんと一緒にこの素敵なアルバムを眺めるのもいいですね。

  • 妊娠と出産に備えた保険を見直してみましょう。通常、妊娠や出産は病気扱いではないので、妊婦検診 費用や出産やその後の入院費用がかかります。産科医療補償制度加入病院を利用した場合、健康保険から出産一時金が支給されますので、実際に自己負担しなければならない費用はそれほど多くはないでしょう。帝王切開を受けた場合、健康保険が適用される部分とされない部分があるので、前もって調べておきましょう。妊娠中でも加入できるタイプの医療保険もありますので、一度、調べてみましょう。

妊娠6週目: お医者さんに聞いてみましょう

  • 妊娠中にできるママの負担にならない運動について聞いてみましょう。

  • 出産に対応してくれる施設や出産の流れについて聞いてみましょう。

  • 妊娠中のママに糖尿病や高血圧などの慢性疾患があって薬を定期的に飲んでいるようであれば、薬の胎児への影響やママの慢性疾患のコントロールの方法などについて聞いておきましょう。

本記事の内容について
本記事に掲載されている情報は、信頼のおける医療機関や政府機関からの情報にもとづいたものです。 参考及び参照のリンクにつきましては、以下をご参照ください。また、掲載された内容につきましては十分な注意を致しておりますが、医療従事者などの専門的な意見に取って代わるものではありませんので、ご注意ください。 診断や治療法につきましては、必ず 医療従事者などの専門的な意見を聞いていただきますよう、お願い申し上げます。