妊娠 2ヵ月: 妊娠の症状と胎児の発達

妊娠ヶ月

ママが妊娠2ヵ月目に入ると、どうしていいのか判らなくなったり、ワクワクしたり、心配したり、幸せな気持ちになったり、と色々な感情が入り混じることがあります。このような感情の波は妊娠中にはよくあることです。妊娠2ヵ月目のママは多くのことを経験します。妊娠2ヵ月目によく見られる症状、妊娠2ヵ月の胎芽の様子、妊娠2ヵ月目の時期に知っておきたいことや気をつけたいことなどをまとめています。

妊娠2ヵ月目の一般的な症状

妊娠2ヵ月目のママに見られる一般的な症状には、以下のようなものがあります。

  • つわり:ママの妊娠が判って4週間~9週間目に現れる始める、最も一般的な妊娠初期の症状です。つわりの症状が出るのは朝や午前中だけではありません。1日中つわりに悩まされる妊娠中のママもいれば、つわりを全く経験しないママもいます。また、実際に吐いてしまうこともあります。脂肪分の多い食事や香辛料が多く含まれるものは避け、バランスの取れた食事 を目指しましょう。朝、目が覚めたら、妊娠中のママの血糖値レベルを安定させるために、起き上がる前に何か軽いものを食べるようにすると楽になることも。おなかが空いたときに症状が強くなると言われているので、日中は食事を何回かに分けて食べるようにしましょう。通常、つわりは妊娠中のママの 50~80%が経験します。妊娠 4~5 週頃から始まり、妊娠 12~16 週頃の妊娠中期 に自然に無くなっていきます。つわりの症状がほとんどない人もいれば、妊娠後期まで続く人もいて、ママによって違います。つわりの症状がひどいと食事が摂れなくなることもあるかもしれません。普段よりも意識してこまめに水分を取るようにしたり、おなかの調子を整えるためにジンジャーティーを飲んだり、マルチビタミンなどのサプリメントも上手に活用して、栄養補給を心がけましょう。あまりにもひどい症状の場合、妊娠悪阻(にんしんおそ)のこともあります。トイレの回数が減った、おしっこの量が少ない、体重が急激に減少した、などの症状が現れたら、お医者さんに相談しましょう。

  • 気分のムラ:妊娠すると気分の変化が激しくなります。ホルモンのレベルが急激に変化して、感情の波が激しくなり、普段よりも情緒が不安定になることが原因です。喜んだりワクワクしたり、不安になったり混乱したり、妊娠中に気持ちがコロコロ変化することや、つわりなどの妊娠中の症状が現れるのは自然なことですね。気分が落ち込んだら大切なパパに、ママの感情を伝えましょう。しっかりと話を聞いてもらえば、気分が落ち着くかもしれませんよ。妊娠に関して心配なことは、お医者さんに聞いてみましょう。

  • 嗜好の変化:妊娠初期の症状に味覚、匂いや食欲の変化を経験するママもいます。これまで好きだったものが突然嫌いになったり、食べ物の匂いで吐き気を感じたりすることも。でも、妊娠中期に嗜好は元に戻りますので、心配し過ぎないようにしましょう。食べられなくなったものがたくさんあるなら、健康的な食生活を維持するために、お医者さんに伝えましょう。妊娠中に取りたい栄養ガイド をダウンロードして、参考にしてくださいね。

  • 胸やけや消化不良:妊娠中のホルモン の影響で胃と食道をつなぐ食道括約筋という筋肉が緩みやすくなり、胃酸が食道に逆流して非常に不快な症状を引き起こします。胸やけにならないために、刺激の強いものや油っぽいものは避けましょう。

  • 便秘便が出にくくなるママもいますが、妊娠初期によく見られる症状です。妊娠すると黄体ホルモンが作られ、消化の働きが遅くなり、便秘の原因になると考えられています。鉄分を多く含む妊娠ビタミンも便秘の原因の1つと考えられています。繊維を多く含む食品を食べて、水分補給を心がけましょう。ウォーキングのような軽い運動もおススメです。 便秘がどうしても改善しない時には、安全な便秘薬もあるので、お医者さんに相談しましょう。

  • おなかの張り:月経前症候群のような、おなかが膨らんでいるような感じに似ている、妊娠初期によくみられる症状です。分泌される妊娠ホルモンの働きで、腸の動きが抑制され消化の動きが遅くなり、おなかが張り、ジーンズのサイズが合わなくなることも。繊維を多く含む食品を食べて、水分補給を心がけましょう。ウォーキングのような軽い運動もおススメです。

  • 妊娠中の疲れ:.妊娠中は基礎代謝が上がっている状態なので、眠くなったり、普段より疲れやすくなったりすることがあります。健康的な食生活を心がけて、体力を整えましょう。妊娠ホルモンのプロゲステロンが原因だと考えられています。妊娠中のママの体は赤ちゃんを育てるために頑張っています。十分に休んでリラックスをするように心がけましょう。 妊娠中期になるとママはまた体力が戻ってきます。

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妊娠2ヵ月目: 赤ちゃんの身体の変化

赤ちゃんの成長: 妊娠2ヵ月目に入ると、胎児と呼ばれる赤ちゃんの口、舌、耳や鼻などの顔の特徴が形成されていきます。まぶたも形成され始めますが、これから妊娠中期までの数ヵ月間、まぶたは閉じられたままです。耳のふくらみは目立ってきて耳の形になってきます。手や足の指には爪も生えてきます。赤ちゃんは小さな動きを見せるようになりますが、ママはまだそれを感じることはありません。

また、妊娠2ヵ月目頃には、重要な器官が発達してきます。例えば、肺が作られ始めます。心臓も発達が進み、右心房、右心室、左心房、左心室という4つの部屋ができ始めます。1分間に105回ほど、心臓が鼓動するようになりますよ。胎盤も作られ始め、羊水も増えていきます。出産の日まで赤ちゃんを守り、栄養を届けます。妊娠8週目 の終わりもしくは妊娠2ヵ月目の終わりまでに、さらにワクワクする節目がありますよ。妊娠9週以降は、医学的には「胎芽」から胎児と呼ばれようになります。

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妊娠2ヵ月目: ママの身体の変化

妊娠2ヵ月目のママの身体に大きな変化は見られません。妊娠していると判るほど、おなかも大きくはありません。ママが妊娠していると判る時、を読んで、参考にしてくださいね。妊娠2ヵ月目のママが気が付く変化は、おっぱいが重くなって張ったりする、敏感になるぐらいでしょう。妊娠前のママのBMI(Body Mass Index)の値はいくつでしたか?18.5以上25.0未満の普通の区分であれば、7~12kgが妊娠全期間中の望ましい体重増加の目安となります。

妊娠初期の頃は、500g~2.3kgほど体重は増加します。パンパースの妊娠体重計算ツール を使って、妊娠期間中の体重を管理していきましょう。妊娠中の体重増加や取りたい栄養について相談するのは、やはりお医者さん。妊娠期間中は、おなかの中の赤ちゃんの発達のために普段よりも多くのカロリーが必要となります。妊娠初期(16週未満)で+50kcal、 中期(16~28 週 未満)で+250kcal、 後期 (28週以降)で+500kcalを目安としましょう。ママの健康状態によって、これらの値は変わってくることを覚えておきましょう。

妊娠2ヵ月目とは?

妊娠2ヵ月目は、妊娠初期 に当たります。 妊娠初期は、妊娠0~15週目 ですが、妊娠2ヵ月目は何週目にあたるの?と疑問に思うママもいるでしょう。妊娠週と妊娠月数は合致しないのですが、ママは今、妊娠2ヵ月目の始めか終わり頃でしょう。妊娠2ヵ月目は、妊娠4週目7週目 だと覚えておきましょう。

よくある質問

最初に感じるおなかの中の赤ちゃんの動きを胎動と呼びます。早いママだと妊娠16週くらい、多くのママは妊娠18週~20週頃から胎動を感じ始めます。胎動を感じるのはもうすぐです!

妊娠2ヵ月目のチェックリスト

  • ママが赤ちゃんに会えるのはいつでしょう?最初の妊婦健診でお医者さんが出産予定日を調べてくれます。パンパースの妊娠カレンダー のツールで調べてみましょう。

  • ママと赤ちゃんの健康状態を定期的に確認するために、出産までの全ての妊婦健診のスケジュールを確認しておきましょう。

  • 健康的なバランスの取れた食生活を心がけ、お医者さんと相談しながら、妊娠中に必要なビタミンを取りましょう。

  • 全てのママがつわりを経験するわけではありませんが、多くのママが経験します。 つわりの始まりと終わり を読んで、対処法を知っておきましょう。

  • 妊娠中に気をつけたい症状 は幾つかあります。診察時間外に心配な症状が現れたら誰に連絡をすればいいの?調べておきましょう。

  • ママのおなかのふくらみの変化をチェックしておきましょう。

  • 住まいの近くにある出産準備クラスをチェックしましょう。事前登録が必要なことも。早いうちに調べておきましょう。

  • パンパースの妊娠初期についてのガイドをダウンロードして、妊娠初期を乗り切りましょう。

  • 妊娠週ごとに知っておきたい情報をお送りします。こちら にご登録ください。

おわりに

妊娠2ヵ月目は妊娠中の不快な初期症状が現れるので、ママは大変かもしれません。辛い時には無理をせずに、休むようにしましょう。また、妊娠初期は流産しやすい時期でもあります。無理はせず、体を使う作業はパパにやってもらいましょう。

本記事の内容について
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